先日どんぐり問題がやっぱりすごいと自分で感じる事ができた日、同じ日に長女からどんぐり辞めたいと言われました。

 

その日の記事

 

 

長くなりますが習い事の話から・・・

長女は以前からピアノを習いたいと言っていて、現在の唯一の習い事のバレエよりピアノがいいと言うので、バレエを辞めてピアノにしようかと検討した時がありました。主人が習い事を簡単に辞めさせることには反対で、長女も発表会の後やっぱりバレエにすると言ったので、バレエを続けてピアノは見送っていました。

 

しかし子供の習い事に抵抗のない主人はピアノやればいいのに(あと水泳と空手も)と日々の会話の中で出してきます。

主人が好きなジャズピアニストの演奏のYouTubeを長女に見せて、習ったらこんな曲も弾けるようになるよと言います。

 

私はスルーしていましたが、先日私の友人の演奏会に呼ばれて(オーケストラの演奏会なのでピアノは出ていないのですが)その帰りにピアノ習いたいんだよと本人から言われ、もうごまかせないかとかと観念し、ピアノお教室の体験に行くことにしました。

 

私がどんぐり問題ってやっぱりすごいと思ったのと、長女にどんぐり辞めたいと言われたのはピアノ教室の体験の日でした。

 

体験に行く数日前からおもちゃのピアノできらきらぼしを弾いたり、でたらめピアノを楽しんだり、ピアノに意識が向いていました。ピアノはバレエと違って、家で毎日練習しないといけないんだよと私も主人も言うので、毎日練習できる!と一生懸命でした。

 

ピアノの体験に行く前もいった後も、この日はピアノピアノで、お風呂の中で私は長女に話しました。

 

「最近は宿題もやって、ピアノもいっぱいやってお家での空いた時間が少なくなってしまっているけど、ママはどんぐり辞めるつもりはないんだよ。」

 

すると長女がちょっと申し訳なさそうに言いにくそうにいいました。

 

「どんぐりねえ・・、めんどくさいしピアノやりたいし辞めたい・・・。」

 

それに自分がどう返したのか覚えていないのですが、お風呂を出てから寝る前に私がその日感じたどんぐり問題でなければ試行錯誤して自分で答えにたどり着く経験が出来ないのだという思いの熱弁をふるいました。感じたての感覚なので、私もついつい熱くなりました。

 

「すぐに分からなかった時にどういうこと?と思って自分が描いた絵を見ているうちに、じゃあこう描いてみよう!と思いつく事が考えていることなんだよ。頭の中に新しいことが浮かんだから描けるんだよ。すぐに思いつかなくても、10分でも20分でも自分の絵を眺めていると頭の中でカクカク音がしてひらめいたりするんだよ。他のお家ではそうやってゆっくり時間をかけて問題に取り組んでいるんだよ。

うちはいつもお父さんが寝ている間にパパッとやるけど、本当はそのやり方ではダメなんだ。お菓子もどうしようかのんびり考えているときに食べるためのものなんだよ。」

 

長女は「カクカク音がするの聞いてみたい」とそこだけ興味を持ってくれましたが、自分がパパッとやっている書きなぐりの様子をジェスチャーしたり、お菓子のくだりではそうだったのと笑いがおきたりして、私のどんぐり話は終わりました。

 

この後1回だけどんぐりをやったのですが、無理強いした感が有り正解でもなく、今後のどんぐりをどう進めていくか悩ましいです。

 

ピアノ熱が落ち着いて本人がその気になるまで封印した方がいいのか、どんぐりだけは頭の体操だからやりますと貫いていいのか、もっとやんわり導く方法があるのか、まだ解決策が見えません。

 

習い事を増やして忙しくなる事が目に見えていたり、宿題やるようになったり、子供に辞めたいと言われたり・・・どんぐりかあさん道を逆走している自分が不甲斐ないです。