母がベッドから落ちました(>_<)
幸い、ケガもなくて良かったのですが、落ちた理由がね……(>_<)
ベッドサイドに置いてある小物入れのチェストの引き出しから、入院費の請求書を取り出そうと
した様なのです。
「請求書をここに入れときますね」という看護師さんの言葉を聞き、見ようと思ったみたい。
なんとかせねばと思ったのかな。
入院費というとまとまったお金と思うんだろうね、母の世代は。
父は公務員でした。今でいう「かんぽ生命」の前身に勤めてました。
まあ、安月給でした。リタイアしてからの年金は多い方ですが、現役時代は安月給というのが
その頃の公務員でした。
どれくらい安いかと言うと、父と同じ所で30年勤めていた叔母のボーナスと証券会社時代の
私のボーナスが同じでした。(当時の證券会社は相場よりは多かったけどね)
叔母ちゃん、ぼやいてたっけ。
小学生位の頃から、「高校は公立落ちたら、丁稚奉公やで。うちは私立には行かせられんから」
と言われて育ちました(笑)
19歳の時、専門学校で、一ヶ月の海外ステイの募集があり、その費用が100万円でした。
「アッサリとうちは無理よ」と切り捨てられました。
昭和30年代生まれの家庭は、ほぼほぼこんな感じで、海外旅行のような贅沢はなかったけど、
普通に貧することなく育ててもらった気がします。
その裏には、スーパーのチラシを見て、卵が安ければ、遠いスーパーにも自転車で行く、
というような節約を積み重ねてた母の努力が大きかったと思います。
「お母さん、入院費なんて心配しなくても大丈夫やで」と言いながら、切なくなりました。
先日、基幹郵便局から、「簡易保険」の確認が来ました。
例の問題の「かんぽの簡易保険」、不正や客の不利益はなかったかを一軒、一軒確認して
回ってるらしいです。
母の簡易保険は、自分の葬式代で子供たちに世話をかけたくないから入ったとずっと前に
母が言ってました。偉いなあ、昔の人は。
お母さん、貴女の入院費や葬式代くらい、私たち持ってるよ。
しんみりとした話の後は、懲りないハルのワンプロでお楽しみ下さいな。