
イブ「いくでがんす!」

イブ「ふんがぁ!」

イブ「てててててててて♪」

イブ「てててててててて♪」

イブ「てててててててて♪」

イブ「あんまり♪」

イブ「そわそわ♪」

イブ「しないで~♪」

イブ「あなたは♪」

イブ「いつでも♪」

イブ「きょろきょろ~♪」

イブ「よそみを♪」
すぐる「それは入学式からしばらく後のある日のことだった…」

すぐる「担任のタニシこと谷島が俺とイブちゃんの住所が同じと言うことが気になったので生徒指導室まで来いとなったのだ、何勘違いしてんだこの行き遅れサカリティーチャーとコンプラもへったくれもない悪口を思い付きつつ放課後生徒指導室へ向かった、ちなみにタニシは現在と髪型違うのであしからず←」

谷島「さて、あなたたちにはちょっと聞きたいことがあるわけだけど…」

谷島「あなたたち苗字違うけど住所同じなんだよね…どういう関係?親戚とか?」

すぐる「ああ、それなら彼女がデッカイドウからこっちの高校通うので親同士が知り合いだからと下宿に」
イブ「許嫁だっちゃ」

すぐる「ちゅどーん!」

谷島「許嫁?…らんまやカッコウじゃあるまいし冗談も大概になさいよ、私にいてほしいくらい都市伝説的な存在なんだから」

イブ「本当だっちゃ、なんならこの学校受けたのもそのための親の進めだっちゃ」
すぐる「ちゅどーん!」

ガタッ
谷島「いい加減になさいよ!さっきから漫画みたいなことをペラペラと…」

すぐる「タニシ!黙って聞いてりゃてめえ!いい加減にしろよ!令和の先公がテメーの価値観だけで生徒に偉っそうに講釈垂れてんじゃねえ!」
イブ「すぐるさん!?相手は先生だっちゃ!パパさんママさんじゃないっちゃ!」

谷島「むっ、言葉使いはむちゃくちゃ腹立つとこあるけど言い分は確かに正論ね…わかった、じゃ許嫁ということで納得しましょう」

谷島「で、まさか相部屋とか言わないでしょうね」

すぐる「そんな誘導尋問にかかるとでも?間違えばプライバシーに」
イブ「すぐるさんの部屋のスペース間借りしてるっちゃ」

すぐる「ちゅどーん!」

谷島「ちゅどーん!」

ガタッ
谷島「あ、相部屋!?ま、まさか、あんたたち、ふ、不純異性交遊なんて羨ま、いや、高校生にあるまじきことはないでしょうね!?」

すぐる「会って数日も経ってねえのにそこまでがっつける度胸なんかあるかボケェー!」
イブ「すぐるさんまた言葉遣いが親子喧嘩のときになってるっちゃ( ̄▽ ̄;)」

イブ「でもこれはほんとだっちゃ、初日に一緒に布団で寝てもいいっちゃって言ったけどすぐるさんは初日からずーっと寝袋にこもってるっちゃ←」
すぐる「ちゅどーん!」

谷島「なんだ、森次君は据え膳食わずか…なら校則上は問題ないわね、私としては物足りなくて拍子抜けだけど←」

すぐる・イブ「ちゅどーん!」

谷島「だってそうでしょ、男の子の部屋に労せずして女の子が居候するわけでしょ、私が森次君なら即ごっつぁんですだよ」

すぐる「こんの恐怖クリスマス過ぎのクリスマスケーキ女…もう頭来た!」

ガタッ
すぐる「あのかの局地的に有名なネットミームを現実で使うとは思わなかったぜ…タニシ許すまじ!」

谷島「なんかどっかで聞いたことある嫌な予感ワードキタから逃げる!」

すぐる「待てやぁー!先公が生徒から逃げるなぁー!」
谷島「途中から先生としての会話は放棄してるから今の私は先生ではないわ!」

すぐる「そもそも冷静に考えたら最初から「あんたたち、やることやってんの?」が聞きたかったから呼び出したんだろがこのSTT(サカリティーチャータニシマ)!」

谷島「んなリアルカッコウの許嫁みたいな美味しい話あったら職権乱用してでも聞きたくなっちゃうもんでしょ!」

ズコッ!
すぐる「いてっ!」

すぐる「だいたい毎朝ホームルームでいらねーマッチングアプリの成果報告すんな!」
谷島「あれはこんなオトナにならないようにって体を張った反面教師指導!」
すぐる「嘘つけ!入学式後のHRで私より先に嫁いだり嫁もらったりした奴はシバきに行くつってただろあんた!」

イブ「変な誤解は解けたみたいだけどそれ以外はだめだこりゃだっちゃ←」
たーららーららーららーらたーららーら♪
すぐる「今日はどのコーヒーに…」

ラム「コーヒーと言えばジョージアだっちゃ!」

すぐる「ん?」

すぐる「え…?」
ラム「ジョージアじゃないと…」

ラム「お仕置きだっちゃー!」

すみぺ「バリバリバリバリ!」
すぐる「何でぇ~っ!?」

ラム「今、ジョージアであたるっちゃ!」

ラム「一途な人が好きだっちゃ!」

たーららーららーららーらたーららーら♪

すぐる「担任のタニシからの誤解も解け(たどころがむしろもっとガンガン行けといらんこと言われ)て俺も安堵したのかイブちゃんと一緒に登校するのもすっかり馴れてきた頃…」

イブ「あ、仲元さんだっちゃ」
すぐる「てことは今日は風紀委員持ち回りの抜き打ち服装チェックか…」

すぐる「仲元うさぎ(なかもと・うさぎ)、どっからどう見ても昔のスケバンっぽいいでたちだがうちのクラスから出された風紀委員だ、噂では西のほうの伝説のスケバンの親戚らしいが…」

うさぎ「おう来よったな、タニシ公認バカップル←」
イブ「バは余計だっちゃwww」
すぐる「なんとでもいわせとけ、担任が問題なしっつってくれたから不純異性交遊にはひっかからんからな、むしろタニシは俺に「問題がないのが男として問題」といらんこと言ってたぞ←」

うさぎ「そのタニシはんの公認やから不安やねん←」
すぐる「あいつ生活指導かつおたくら風紀委員の顧問のはずだが扱いwww」
うさぎ「森次はんもあいつとか大概な扱いしてますやん( ̄▽ ̄;)」

うさぎ「てなわけでまずは森次はんからチェックいくで!」
すぐる「悪いが俺は顔と口と性格以外引っ掛かる要素はないはずだ←」
イブ「ドスケベが抜けてるっちゃ←」

うさぎ「確かに服装に引っ掛かる要素はあらへん、社会の窓くらい開けといてもらわんとなーんも言いようがないわ、つまらん男やほんま←」

すぐる「社会の窓わざと開けてたらただのHENTAIだろ!できるかアホ!」
イブ「すぐるさんがトイレ帰りに半ドアになってることは校内でもしばしばあるっちゃ←」
すぐる「それはできるだけ速やかに教えて下さい( ̄▽ ̄;)」

うさぎ「次は秋元さんや!ぜかましやあるまいしずーっとお腹丸出しなのはこの学校のDT男子共の目の保よ…毒やで!」
イブ「これは採寸のときと制服届くまでの間でうちのサイズが変わっちゃってどうやってもこうなっちゃう(※)っちゃ←」
※実際イブちゃん素体、ピコニーモセーラー服ではやっとギリギリ収まるくらいのムチムチなのでポージングさせる都度マジックテープ外れてびんぼっちゃま状態になります←

すぐる「いやそれ言ったらうさこもさっきから腹丸出しぃー!」
イブ「ツッコミが粗品みたいだっちゃ←」

うさぎ「それは言わんといてぇー!」

うさぎ「この制服姉貴からの入学祝やねんけどわざとワンサイズちっちゃいの発注しよったんや…いらんことすなアホと(´Д`)」

すぐる「成長期にそれはきついわな…俺は中3で背止まっちゃった(※)から関係ねえけど←」
※俺の実話です←

イブ「すぐるさん、どさくさに仲元さんのパンツガン見してるっちゃね( ̄▽ ̄;)」
すぐる「バレたか←」
イブ「あれでバレてないつもりかっちゃ←」

ガスッ!

うさぎ「ジョノカ隣におんのにしょーもないことすな!社会の窓の件と言うとること逆やないかい!」
イブ「お見事だっちゃwww」
うさぎ「いや、これくらいあんたがやらな!」

ムクッ
すぐる「あ、それからさっきバンザイ状態になったときにガッツリ下乳見えてたぞ、今日つけ忘れたろ←」

うさぎ「何でわかるんやー!あいつの視力どないなっとんねん!」
イブ「たぶん、うちには全然使ってくれないけどすぐるさんのスケベアイの視力は若い頃のサンコンさんの視力なみだっちゃ←」
うさぎ「いや、ジョノカに使わんでどないすんねんその能力!」

まこと「朝から何やっとるかー!」
ゴーン!
すぐる「写真で一言!」
イブ「釘打ちだっちゃ←」
うさぎ「いや、見えへんこともないけど無理矢理やで←」

イブ「へん~と~へんをあ~つ~めて~♪」

イブ「も~っと~へんにし~ま~しょ~♪」

イブ「へ~んな~へんなう~ちゅ~うは~♪」

イブ「た~い~へ~ん~♪」
イブ「だ~♪」
イブ「だ~♪」
イブ「だ~♪」