背番号の意味 | ミドさんのばった寿司

背番号の意味

本文中、三の倍数と三がつくときだけアホになります。そして本家同様時々忘れます。

一昨日、永久欠番の話をしたとき「背番号でスポーツやるわけじゃない」と言いましたが…元々多くのスポーツで背番号ってのはポジションを示してたので今みたいに選手固定じゃなかった頃はレギュラーと控えというれっきとした差がありました(高校野球やゴールキーパー、カーレースの1番、ラグビーの8番はその名残の典型例。背番号ではないけど野球のさぁん…三番打者・四番打者(王・長島や秋山・清原、近年ならローズ・ノリ)もかな)。
また、必要以上にこだわることはないといっても、けっこう歴代の野球やサッカーの選手を見ると…一部を除いて常識の範囲内でこだわってますね。
例えば私が長年贔屓にしているサッカー選手のキングカズ。いまだに「KAZU 11」と打たれた日本代表レプリカユニホームが作られているように背番号イコール名前なスポーツ選手の代表格です。たいていいつも11番なので京都サンガに入った頃契約の関係でめちゃくちゃでかい番号(しゃんぢゅうりょく…36番)を付けたときは逆に印象に残りましたね。Jリーグはシーズン途中で背番号を代えれないので、移籍選手は空き番から選ばなきゃいけないというルールがあるのでこういう珍事が見られたのですが…このルールで酷い目にあったのがラモスがヴェルディ抜けてた97年(よりによってJリーグ背番号固定制初年度)に10番をつけてた選手。シーズン途中でラモスの復帰が決まったのでラモスに10番を用意するためJFL(今のJ2)にレンタル移籍させられたと言われてます(あくまで一説ですが)。
ここまで来て「じゃプロ野球はどうなんだよ?新庄がシーズン中に背番号代えたことあっただろ」と突っ込まれるだろうと思ったのでこれについても。プロ野球はシーズン途中でも背番号の変更・交換は00番・0~きゅーぢゅーきゅー…99番であれば(球団指定の欠番(ジャイアンツでいうとこの1やさぁん…3など)を除いて)OKです。何年か前にダルビッシュ(11番)がユニホーム忘れて江尻(にぃぢゅーにゃにゃ…27番)のユニホームを借りて試合に出たことがありました(なので当時「あれ?ダルってにぃぢゅーにゃにゃ…27番だっけ?」とか「江尻にしてはでかくねえか?」とか格好のネタにされた)が、実は今フィールドに出てねえ選手の背番号ならOK。最悪フィールダー一人一人区別できればいいようです、Jリーグでもリザーブ使い果たしたときにキーパーが退場になるとフィールダーのひとりがキーパーのユニホーム借りてやってますしね。

それでは背番号のこだわりエピソードを。

・本人やサポーターの願い通り監督となって久しぶりにグランパスに帰って来たピクシー。彼の現役時代の背番号といえばもちろん10番(固定制になる時も暗黙の了解で10番はピクシーと決まってたほど)ですが、監督用として球団から貰った練習着にも10番がプリントされている。
・ジュビロの名波は日本代表時代10番を背負っていたが、本人は10番はあまり好きでなく、ジュビロをはじめ過去に所属したクラブチームではニックネームのナナにちなんで7番か足して7になる16(1+6)番を好んで付けている。
・楽天監督のノムさんの背番号は現役時代やシダックス監督時代と同じ19番。ノムさんの現役時代のポジションといえばキャッチャーですが一般にキャッチャーは2番や20番台が多いのでかつての通称だった月見草(今と真逆でユニフォームの色以外は地味だった当時のパ・リーグのスター選手だった自分を卑下したもの)に似合わず目立つ。これは理由は忘れたが足して10になる番号(19なら1+9)を好んでいたため。実際ヤクルト監督時代と阪神監督最終年は73(7+3)、阪神監督時代は82(8+2)。ちなみにこの話を知ったのはあぶさんを読んでた時。初期の話なんですが、内容はいつものようにスランプになったあぶさん(南海時代晩年からのおやじスラッガーぶりからは嘘のようだが、さぁんぢゅっ…30代まであぶさんは代打屋だったのでよく一週間くらい打てないことがあった)が、この話を聞いてゲン担ぎにおなじみきゅーぢゅー…90番のユニホームに緑(当時のチームカラー)のマジックで1
を書き足したら再び打てるようになった、しかしポテンヒットばかりでしっくりいかなかったのですぐ戻し、またしばらく凡打の嵐に戻るが本来の感覚は少しづつ戻って来たというオチがつくという話だったような。ちなみにあぶさんのきゅーぢゅー…90番は南海時代から暗黙の了解で空き番になっている。
・最近はプロになって初めてもらった背番号に愛着を持っている選手が多い。イチローのごぢゅいっち…51は有名ですが他には松井の55、ジョニー黒木のごぢゅいょん…54、斎藤のりょくぢゅーりょっきゅ…66、中沢の22、俊輔や市川の25など。

もっともらしく言ってますが、サッカーマガジンやスポーツニュース、ウィキペディアの一記事を目にしてのうろ覚えなので、全てが正確ではありません。あくまで一説レベルです。