伯父が亡くなった。通夜、葬儀に参列した。会うことが全くと言っていいほどなくなった、いとこたちと再会する機会が与えられる。
「離れていたものを和する」という死の持つポジティブな面を改めて感ずる。天寿を全うした死は、必ずしも悲しいことばかりではない。
伯父の死よりも、KANさんの死の方が、ボクには衝撃だった。KANさんの曲に、ボクは大学生の時にはまった。KANさんの作り出す曲には何だか親和性を感じていた。こんな曲、自分も作れたらいいなあ、と思っていた。
61歳、若いよなあ… まだまだ作品を作れただろうし、これからもっともっと熟した作品を作れただろうに…
伯父の葬儀の際に、お寺様が「死は人間誰もが背負っていることであって、自分とは無関係と思ってはならない。自分だって、いつ死が訪れるかはわからない。死を意識することで、生をも意識することができ、生をどのようにしていくか、をも明確になる」という趣旨の話をされていた。
死は仕方のないことなのだろう。
KANさんの曲の中でボクが最も好きな曲、「けやき通りがいろづく頃」。
ご冥福をお祈りして。
じゃあねえ!