スペシャルティコーヒーのハンドピック(Hand sorting)
(スペシャルティコーヒーにおける、除去すべきDefect欠点豆とは)
2、焙煎後に取り除くべき豆について(焙煎豆Roasted Coffeeの外面的評価・各論)
焙煎前に取り除くべき異物や豆については、前回までで終了しました。
今回と、最終回の次回は、焙煎前に取り除くべき異物や豆について述べます。
今回は、未熟豆/死豆Quaker/Quakery(色づかない豆)についてです。
2-1未熟豆/死豆Quaker/Quakery(色づかない豆)
強度な未熟豆(正常に結実しなかった豆)です。
焙煎しても着色が悪いため、見た目から商品価値を著しく損ないます。
風味そのものが希薄で、なおかつ、発酵したフェノール(石炭酸)臭、青臭さがあります。
焙煎前より、焙煎後のほうが見分けやすいので、焙煎後の段階で、ハンドピック(Hand sorting)します。
SCAの基準では、100グラムの検体で判定します。
スペシャルティと格付けされるための条件は、100グラムあたりのQuakerの等価が0点となります。(なお、等価算出の際、小数点は切り捨てて算出します。)
※参考文献は、2020年時点の、SCAが発行した「The Washed Arabica Green Coffee Defect Guide」です。
それを中心に、私の私見、経験を織り交ぜ補足しています。
また、文中の解釈については、私見とさせていただきます。解釈誤りがあれば何卒ご容赦ください。ご指導をお待ちしています。
次回、第20回は、最終回です。
「2 焙煎後に取り除くべき豆について」
焙煎豆Roasted Coffeeの外面的評価・各論
2-2正常豆に比べて焦げすぎた豆、2-3センターカット中のシルバースキンが焦げた豆です
最終回も、お楽しみに。