【スペシャルティコーヒーのハンドピック(Hand sorting)】その19 | 桃太郎珈琲焙煎所のブログ

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岡山県総社市にあるスペシャルティコーヒー専門店

テーマ:

スペシャルティコーヒーのハンドピック(Hand sorting)

(スペシャルティコーヒーにおける、除去すべきDefect欠点豆とは)  

 

 2、焙煎に取り除くべき豆について焙煎Roasted Coffeeの外面的評価・各論

 

 焙煎前に取り除くべき異物や豆については、前回までで終了しました。

 今回と、最終回の次回は、焙煎前に取り除くべき異物や豆について述べます。 

 今回は、未熟豆/死豆Quaker/Quakery(色づかない豆)についてです。

 

2-1未熟豆/死豆Quaker/Quakery(色づかない豆)

 強度な未熟豆(正常に結実しなかった豆)です。

 

  焙煎しても着色が悪いため、見た目から商品価値を著しく損ないます。

 

 風味そのものが希薄で、なおかつ、発酵したフェノール(石炭酸)臭、青臭さがあります。

 

 焙煎前より、焙煎後のほうが見分けやすいので、焙煎後の段階で、ハンドピック(Hand sorting)します。

 

 SCAの基準では、100グラムの検体で判定します。

 スペシャルティと格付けされるための条件は、100グラムあたりのQuakerの等価が0点となります。(なお、等価算出の際、小数点は切り捨てて算出します。)


 

※参考文献は、2020年時点の、SCAが発行した「The Washed Arabica Green Coffee Defect Guide」です。

それを中心に、私の私見、経験を織り交ぜ補足しています。

また、文中の解釈については、私見とさせていただきます。解釈誤りがあれば何卒ご容赦ください。ご指導をお待ちしています。

 

次回、第20回は、最終回です。

「2 焙煎後に取り除くべき豆について」

焙煎豆Roasted Coffeeの外面的評価・各論

2-2正常豆に比べて焦げすぎた豆、2-3センターカット中のシルバースキンが焦げた豆です

最終回も、お楽しみに。