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「台湾人生」から学んだ事


ももたろうのブログ


ポレポレ劇場にて

 「台湾人生」と言う映画を鑑賞した。

 台湾と言うキーワードはもうずいぶんと昔から私の中に存在してたいと思う。そして今、再び台湾が自分の中で沸々と巻き起こってきた。26年前に一度台北に居た。
 なぜ、今「台湾」なのだろう?その意味はわからないが、この映画で学んだ事はとても大きいと感じる。

 台湾と日本の関係がどのようなものだったのか知るよしも無かった。今まで生きてきて知らなかった事に驚き、悲しみ、そして希望を感じた。少なくとも教科書は教えてくれなかった。

 日本の統治の歴史の中で、日本人の心を持ち、日本人として参戦し、多くの犠牲がその代償となったこと。

 彼らの命と引き替えに得たものはいったい何だったのだろう。少なくとも私たち日本人は台湾統治の歴史を正確に知る事が必要と思う。その上で考えを持ちたいと思う。

 強いてひとつあげるとしたら、今、私たち日本人が平和に暮らして行ける事。台湾だけに限定した話では毛頭ないが、平和な日本は彼らのおかげでもある。台湾人のその後の人生のなんと皮肉な惨い人生だったのだろう。

 日本と言う国家に人格があるのだろうか?それとも無いのだろうか?わからない。

 人格が無いのなら、このような悲しい歴史は存在しないし、人格が有るのなら、少しは救いの導きがあっても良さそうな気がする。

 私たちは台湾の人達にどうのように償って生きていけば良いのだろう。少し考えて見よう。

 そんな気づきを頂いたこの映画に感謝。