小学校の映画教室で見た映画を
紹介しました
引っ越しの時に置き去りにされた犬が
引っ越し先の少年の家まで後を追って
ついにたどり着くという話でした
大人になってこの話を振り返ったとき
これはやはりお話の世界の出来事だろうと
思い始めていました
しかし 世界は広いのですね
同じような事例がたくさん報告されていることを知り
犬の能力の不可思議をあらためて感じています
1 コリーミックス「ボビー」(アメリカ 生後6か月)
1923年トラックから飛び出し行方不明となる
6か月後飼い主のいるレストランに帰着
移動距離4800キロ
1926年 犬の足跡を記録した本が出版される
![ミックスコリー](https://stat.ameba.jp/user_images/20150313/11/momotaro-sun44/12/41/j/t02200132_0566034013243313583.jpg?caw=800)
2 ビーグルの「レーザー」 (カナダ 生後3歳)
80キロ離れたウィニペッグ海岸で花火に驚き逃げ出し行方不明に
迷子チラシを配布し目撃情報を収集
目撃情報はだんだん自宅に近づいていることに気づく
最終的に自宅近くで保護
![ビーグル](https://stat.ameba.jp/user_images/20150313/11/momotaro-sun44/73/2a/j/t02200126_0578033113243313582.jpg?caw=800)
3 シベリアンハスキーの「ムーン」 (アメリカ 生後2歳)
ドライブに連れて行った先で突然森の中へ逃走
探しても見つからずそのまま帰路
1週間後 ムーンは帰ってきた
移動距離 砂漠 川 山を含む124キロ
![ハスキー](https://stat.ameba.jp/user_images/20150313/11/momotaro-sun44/e8/62/j/t02200217_0622061313243313584.jpg?caw=800)
これ以外にも事例はもちろんありますが
3つだけの紹介にとどめます
どうして犬は自宅に帰り着くことができたのでしょうか?
さまざまな人たちがその謎に迫っていますが
いまだこれといった決定的な理由は分ってないものの
仮説はいくらかあるようです
1 感覚地図説
視覚 聴覚 嗅覚を頼りにある種の地図を頭の中に描く説
2 地磁気説
地磁気を感じることができるので 地磁気の微妙な変化を基に地図を描く説
3 方向細胞説
犬にはある特定の方向に反応する方向細胞があり それを使って現在地や進行方向を
特定できるという説
4 複合情報説
たった一つの力ではなく 間隔情報 地磁気情報などの情報を総合的に
分析して方向をさぐるという説
方向感覚や距離感に卓越しているのは犬だけではありませんよね
渡り鳥やある種のチョウ 回遊魚(シャケやうなぎなど)蜂(8の字ダンスが有名)
自然界の動物が持っている能力にはすごいものがあります
オオカミから派生してきた犬にも
それらの能力に近いものがあると考えることに
無理はない気がしますが いかがでしょう?
ただ 実験では迷子になってしまう犬もいたようで
すべての犬に同じ能力が備わっているわけではないようなところが
少々もの悲しいです
しかーし
それがないからといって
ワンちゃんの可愛さには全く変わりありませんよね