美容皮膚科の定番治療薬であるハイドロキノンですが、近年は随分改良された製品が各社から登場して、使い易くなりました。
表皮内に存在するメラニン色素の過剰な蓄積を無色化していく事が目的となりますので、当院では肝斑や炎症後色素沈着に対して処方しています。
頻度の最も多い日光黒子(日光色素斑)に対しては、前述の肝斑が合併していれば薄くなる可能性があります。
ただ、日光黒子は角化細胞の異常が本質なので、ハイドロキノンだけでは除去出来ません。機器の治療が必要になってきます。
優れた外用剤ですが、全く必要の無い方もシミ治療も実際は多いです。適応をよく知って使いこなして頂ければと思います。
福田