昨日の続きです。
今回のデモンストレーションで確認したかったのは、外用麻酔剤だけで十分な治療が可能かどうかでした。
事前に実施施設の前処置をお伺いしていたのですが、少数のクリニックが筋肉注射による鎮静を行っていました。この薬剤は内視鏡検査や手術の前投薬に使用しますが、我々の施設ではそこまでの管理が出来ません。
よって、多くの施設で行っている外用麻酔剤だけでの治療を検証しました。(冷却については賛否あるのですが、私は過度な冷却は熱効果を減弱させる可能性があると考えているので、併用しませんでした。)
治療は全顔と顎下と首全面と、治療可能な部位全てに照射してもらいました。
実際の痛みですが、噂通り、外用麻酔剤をしっかり行っても正直痛い治療でした。部位によっては全く大丈夫だったのですが、過敏な部位は皮膚を一瞬強くねじられるような不快な感覚が生じます。
この不快感はタイタンやボルニューマーの熱い感覚とも、ひげ脱毛のびりっとくる感覚とも異なります。これは照射パターンがそれらとは異なるからでしょう。
不快な治療ではありましたが、照射直後のリフティング効果は、誰が見ても一目瞭然なほど明らかでした。おそらく現在稼働している治療器の中で最強の部類だと思います。
これだけの治療効果が出るのであれば、多少の痛みを我慢して良かったと思えるデモンストレーションでした。これから2〜3ヶ月後の仕上がりが楽しみです。
福田