ももスキンケアクリニック院長ブログ:一期一会

ももスキンケアクリニック院長ブログ:一期一会

 ももスキンケアクリニックは、岡山県岡山市の美容皮膚科クリニックです。
 このブログを通じて、院長自身の言葉で、美容皮膚科の現在をお伝えしていきたいと思います。

 鼻の毛穴は、顔の中で気になる部位の1つとしてご相談に来られる方が多い対象です。そして、この部位を単独治療するケースにおいて、総じて治療満足度が低くなり易い部位でもあります。

 

 理由として、他部位に比較して皮膚の性質が違い過ぎるケースがある事が挙げられます。

 

 皮脂分泌が強く、頻繁な角栓形成や皮膚の肥厚、長期的な毛穴の拡張等、美容医療が課題としてきた様々な現象が起こってきます。

 

 この内、皮脂分泌に関しては今年国内販売が始まったレーザー治療:アビクリアが新たな選択肢の1つとして期待されています。ただし、まだまだエビデンスが乏しいので、長期的な報告を待ちたいと思います。

 

 福田

 当院では診療の性質上、巻き爪や水虫といった爪トラブルには対応していませんが、日常生活の中で爪が変形するといったご相談にはアドバイスしています。

 

 1番多いのが日常での頻回な手洗いや洗剤等の刺激によって、爪がストレス反応から割れたり、ひびが入り易くなったと訴えられるケースです。

 

 このような場合は、クリームや軟膏等で爪を適切に保護すると、元の爪に戻る助けとなります。

 

 あと、昨今はネイルサロンで様々な処置を受けられている方も多いです。その処置によって爪がトラブルになる事もありますので、ご注意下さい。

 

 福田

 本日の外来では、ソフウェーブと血小板療法を組み合わせたコンビネーション治療を行いました。

 

 ソフウェーブは現時点では瞼への照射が出来ませんので(下眼瞼は一部照射可能な場合もあります)、この部位を血小板療法で対処させて頂きました。

 

 ソフウェーブはダウンタイムが実質ゼロなので、その利点を最大限活かした種々の組み合わせをご提案しています。

 

 治療に慣れたご常連の方であれば、同日に複数の組み合わせを行うようになりました。

 

 福田

 保険診療における公定価格を決める、今年の診療報酬改定が大詰めを迎えています。

 

 報道では約3%の改定と言われていますが、どうなるでしょうか。

 

 昨日のブログでレーザーのメンテナンスについてお伝えしましたが、我々がメーカーに支払う代金の上昇率は、とても3%では済みません。(保険診療に使っている機器についての話です。)

 

 純粋にほぼ保険診療だけの大規模病院において、問題となっている巨額の赤字解消に結びつくのでしょうか。心配になってしまいます。

 

 福田

 

 

 本日の外来中に、Qスイッチルビーレーザーのメンテナンスとソフウェーブの動作チェックを行ってもらいました。

 

 前者は開業した2008年より稼働している当院最古参の機器の1つです。(あともう1台、ライムライトやジェネシスレーザーの治療器ゼオが最古参です。)

 

 この1年も不具合なく、ホクロやアザの治療に活躍してくれました。

 

 ソフウェーブは昨年導入した新参ですが、1度も不具合無く点検となりました。

 

 どちらも当院には不可欠な機器ですから、来年も引き続き大切に使っていきたいと思います。

 

 福田

 本日の外来ではタイトルの方の診察を行いました。当院では今年2例目の診断になります。

 

 年初に拝見した際は症状が軽微な為、診断には至りませんでしたが、本日は症状が悪化されていたので、問診と拡大鏡所見により診断に至りました。(本人は年齢から肝斑の類と思われていましたし、私も当初は疑っていました)

 

 髪染めとしては古くから使われている成分ですし、こういった副作用を診た事がある医師の中では知見として集積されています。

 

 しかし、私の印象では、一般的に広く認知されているとは言い難い状況が続いています。

 

 ヘナを髪染めとして使われている方や、提供している美容師の方におかれましては、顔や首に黒色調の色素沈着が生じていないか十分に監視しながらご使用なさって下さい。

 

 福田

 

 

 シワに対する外用剤としてレチノールとトレチノインの2剤を長らくご提案しています。

 

 一般的には治療効果はレチノール<トレチノインですが、副作用の軽さはレチノール>トレチノインとなります。

 

 化粧品のような”普段使い”として捉えるのであればレチノールが使い易い製剤となります。

 

 どちらを選択するかは、それぞれの方の考え方や副作用の許容範囲によって変わります。どちらの製品にしろ、長期的な肌ケアのアイテムとして自身に合った物を選んで頂ければと思います。

 

 ちなみに私は両者を使い分ける派です。

 

 福田

 暮れも押し迫って参りました。当院の年末年始の休診日をお知らせ致します。

 

 12月29日(月)までは通常診療です。今年は29日が最終診療日となります。

 

 12月30日(火)〜1月4日(日)が休診となります。

 

 1月5日(月)から2026年の診療開始となります。

 

 

 保険診療等で必要な薬剤の処方は、当日のご予約でも年末まで可能な限り対応させて頂きます。

 

 以上、よろしくお願い申し上げます。

 

 福田

 ここ数日の外来では、数年ぶりに受診された方のシミ治療を担当しました。

 

 これは仕方ない事ではあるのですが、同じ年齢層の方で、紫外線ケアを常識レベルでしっかり行っていらっしゃっても、ある方は進行した状態で、ある方は維持された状態で受診されます。

 

 このような違いがどうして生じるのか、我々医師側としては原因を知りたいところではあるのですが、個々人の体質的メカニズムは複雑なので、まだまだ十分に解明されていません。

 

 シミとは何なのか、探究は続きます。

 

 福田

 本日の外来では、タイトルの相談をお受けしました。

 

 女性ホルモンの影響なのでしょうか、妊娠〜出産を経てソバカスの色調が増強するケースは日焼け止めを使用していても起こりえます。

 

 

 本日の方は妊娠前に当院の受診歴があり、写真による比較が出来ましたが、確かにご訴え通りでした。

 

 年齢や治療歴等を加味して、この方はピコレーザーによるカサブタレベルの治療法を選択して頂きました。

 

 福田