2ヶ月間の高野山での密教の修行を無事に終え、ヨガのクラスに復帰しました。

今回は高野山という密教の聖地において、東京でもインドでもできない修行をさせていただき、帰ってきた今でもまだ胸がいっぱいです。




自分の練習、クラス、クラス、クラス…と、朝から晩までヨガ三昧の生活から少し離れてみることによって、アシュタンガヨガの素晴らしさも再認識しました。密教もさる事ながら、アシュタンガヨガもコレまた、やはり完成されたすんごいメゾットなのです。クラスに戻れた事にも、また、感謝と感動でいっぱいです。

不在中代講を担当してくださったインストラクターの諸先生方、練習に来てくださったみなさん、IYCをはじめ各スタジオのクラスマネージメント担当者のみなさん、それから我が師匠のケン ハラクマ先生と密教の師僧である静先生に心から感謝を申し上げます。

高野山でいただいた想像していたよりもずっとずっと沢山の抱えきれないほどの修行の恩恵と、二ヵ月の間に起こった瞑想体験を含む全ての経験が、私の大切な宝物になりました。

成満できるかどうか心配をしていた一日300回以上の五体投地も、6000回の真言念誦も、長時間の正座や読経も、ひとたび始めてみれば心穏やかな幸せなひと時でした。




そして、今回の修行の核となる、マントラとムドラーと観想を使った三密瑜伽の瞑想では、心の奥底に沈んでいた(自分でも知覚し得なかった)様々な想いや経験、意識を浄化するよき機会となりました。

かの空海さまも言う通り、まさに「真言は不思議なり」

これからは修行で得たことを、ヨガのクラスに来てくださるみなさんに還元できますよう、益々精進いたします。

修行を受け入れてくださった高野山の櫻池院では、伝授阿闍梨の近藤堯寛先生とお寺の奥様の尚子さま、加行監督をお引き受けくださった石井さん 松藤さんと役僧のみなさん、スタッフのみなさんに支えていただき、みなさんの力を借りてなんとか無事に元気に修行を終える事ができました。




密教の修行のレポートなどは、自分の忘備録の意味も込めて、追い追いこれからブログなどで書いて行こうと思います。

とりあえずは、ざっくりと。
(真言宗のお坊さん以外の方は読んでも分からないかもしれません。)

今回修法したこと。
・理趣経加行
・護身法加行
・十八道念誦法
・金剛界念誦法

読誦した経典
・般若心経
・般若理趣経
・観音経
・梵網経
・九条錫杖
・金剛界礼讃
・胎蔵界礼讃
・開経偈
・懺悔文
・舎利礼
・立義分
・三陀羅尼
・前讃
・後讃




伝授していただいた印(ムドラー)と真言(マントラ)は数知れず。おそらく50か60かそれ以上かと。



今は少しずつ、山での生活と都会の生活を擦り合わせ、いろいろな事を元に戻しているところです。

明日は、いつも通りに午後から市川の川宗園で、明後日の日曜日もIYC荻窪の早朝マイソールクラスから通常通りのクラスを担当します。

連休中はヨガ三昧のみなさま、ぜひ足をお運びくださいませ。

動画は今朝のIYC荻窪フルプライマリーレッドクラスです。一つ前の私の投稿と比べると、同じ曜日の同じ時間に撮影しているのですが季節が移り変わったのがよくわかります。