これは日本の三大怨霊の一人、
崇徳上皇のホロスコープ。

表向き父親は鳥羽上皇だが
本当の父親は崇徳上皇の
曾祖父にあたる白河法皇。
父親に嫌われ、騙され、
実権を握れず、
退位してからは
院政を敷くでもなく
宙ぶらりんな立場に置かれ、
終いには弟と争い、
負けて島流しに。

讃岐に流された後は仏教に帰依し、
3年かけ写経した大乗経を
奉納してもらおうと
後白河上皇に頼むも拒否され
そのまま送り返される始末。

崇徳上皇はそれに激怒し👺
大乗経に血で呪いの言葉を書き
海に投げ込む。

崇徳上皇の死後、
社会が不安定に。
崇徳上皇の祟りと恐れられる。

ざっとこんな生涯です。

崇徳上皇の人生の大きな出来事が
起きたときのトランジットを元に
蟹座ラグナに設定。

1119年7月7日 5時 京都府で作成
※これから出てくる年月日は
新暦で書いてあります。


まずラグナ(1ハウス)の
支配星の月は12ハウス在住。
12ハウスは裏舞台=影の存在。

1ハウス在住の金星は
4(王座)ー11(獲得)ハウス支配、
太陽は2ハウス(家族、仕事)支配。
2ハウスには8ハウス(相続)土星、
5(幸運)ー10(社会的地位)の火星が
アスペクト。

1ハウスには
6(下っ端)ー9(父親、幸運)ハウスの
木星がアスペクト。

これをひっくるめると
家業を継いで王座に就く、
だけど自分は影の存在…となる。

即位したのは1123年2月。
ラーフー木星期。
ラーフは5ハウス在住。
支配星の火星は5ー10ハウス支配で
8ハウス(突然、相続)在住。
白河法皇は鳥羽上皇を譲位させる。
白河法皇に可愛がられていた
崇徳上皇は思いがけず天皇に。

サブダシャー木星は
6ー9ハウス支配。
高い地位にいるけど形だけ。
白河法皇、
白河法皇亡き後は鳥羽上皇の院政。
実権はなし。

マハーダシャー木星期は
父との仲がさらに悪くなる。
木星は
父(9ハウス)と争い(6ハウス)を支配。

退位は1142年1月。
木星ー水星期。
木星をラグナにすると
木星は3ー12ハウス支配。
3ハウスは4ハウスの12ハウス目で
王座の損失、
12ハウスも損失、引退で
退位の意味になる。
水星は12ハウス支配、在住。
退位の象意がいくつも重なる。

鳥羽上皇は自分の息子
(崇徳天皇の弟)を
崇徳天皇の養子にとそそのかす。
退位後は自分の息子
(本当の息子もいる)を天皇にして
院政をするぞ!と思うも、
実際は養子にはなっておらず弟のまま。
弟の近衛天皇が即位する。
鳥羽上皇が実権を握り続けることに。

結局政治は行えず。

近衛天皇が若くして崩御。
今度こそ自分の本当の息子を天皇に…
しかし弟の後白河天皇が即位。

宙ぶらりん。

木星期の次が土星期。
負のカルマの精算が多い時期。
保元の乱は土星ー水星期。
土星は蟹座ラグナにとって大凶星。
7ー8ハウス支配で12ハウス在住で
争いから逃れられない配置。
水星は3ハウス(弟)も支配。
12ハウスには
ラグナロードの月も在住し、
自分と弟(後白河天皇)との戦いとなる。
12ハウスには左遷の意味もあるから
島流しともなる。

1164年9月14日崩御。
土星ー月期。
2ハウスと7ハウスの支配星は
死をもたらすとされるため、
7ハウスの支配星である
土星期に亡くなる。

次にやって来る水星期。
12ハウス支配、在住。
1177年頃から
社会が不安定になるなど
崇徳上皇の祟りがささやかれ始める。
12ハウスの意味はあの世。
怨霊騒ぎはこのせい?
崇徳院の院号を贈り鎮魂する。


菅原道真のホロスコープの研究が
難航しているので、
同じ怨霊の崇徳上皇が
ヒントになるかと思って
読んでみました。
 ※もう一人の怨霊の
平将門は誕生日が不明なので
ホロスコープは作れません。