●どんな風に練習すればいいの?
こんにちは!板橋真桜です。
今日は普段のおうちでの、練習の話です。
私個人の考えとして、「未就学児さんや小学生が、一人で練習をするのは、難しいもの」という考えがありました。
私自身も、4歳5歳の頃は、ピアノの練習を自分からすることはあまりなかった気がします。
ところが、うちのお教室の生徒さん達は、いつも自ら練習をしてくれる子が多いみたいで、もうそれだけで充分に素晴らしいことです。
いつも頑張ってくれて、本当にありがとう。
今日は、「ぴあのどりーむ」を練習する際の注意点について、改めて確認してみます。
①指番号が正確か
ぴあのどりーむ1巻では、基本的な指番号を身につけることが大きな課題です。
楽譜に示されている指番号と、演奏しているお子さんの指が同じかどうかを、確認してあげて下さい。
②左手のポジショニング
3曲目『みぎてとひだりて』以降の、全ての曲の課題と言って良いでしょう。
弾いていない時も、左手がしっかり鍵盤の上に乗っているようにします。
しっかり左手が準備できていると、入りのタイミングにきちんと合わせられることができます。
演奏の前の段階で、右手と左手の両方が、鍵盤の近くに準備できているよう、声をかけてあげましょう。
③階名、リズム
階名というのは、音の名前のことです。
階名をしっかり理解しながら弾いているか、確認のため、時々ドレミで歌わせてあげて下さい。
手を出して、リズム打ちをしっかり行うことも大切です。
特に二分音符(白くて長くのばす音符)、四分休符(お休みの音符)の2つは、慣れるまで少し時間がかかるお子さんも、多いです。
是非おうちでも、チェックして頂ければと思います。
上記の3点は、ぴあのどりーむ①だけでなく、今後ピアノを続けていくにあたって、最も基本的な、大切な要素です。
お子さんが弾いているのを聞いて、「あれ?」と思った時は、上記3点で引っかかっていることがほとんどだと思いますので、是非手助けしてあげて下さい。
それでも思うように弾けない時は、
①毎日練習をできているか
②使用楽器
を見直して頂ければと思います。
ピアノは、「1日練習し忘れると、3日分上達が遅れる」なんていう言葉もあるくらい、とにかく毎日5分でもいいので、触れることが大切な楽器です。
指を使って演奏するのは、とても繊細な感覚を使うことであり、それだけとても難しいです。
「飲酒運転」という言葉があります。
お酒を飲んで、車を運転することはできますが(もちろん良くないことですが)、お酒を飲んでしまうと、ピアノを弾くことは、できなくなってしまいます。
どうしても指が動かず、頭が回らないのです。
ピアノを弾くのは、見ているよりもずっと高度な作業です。上達しようとなると、毎日の練習の積み重ねが、とてつもなく大切です。
②使用楽器についてですが、なるべく早い段階で、電子ピアノ、可能であればアップライトなどのアコースティックな楽器を用意して下さい。
もちろん、始めてすぐの頃は「本当に続くのかな?」と様子を見たい気持ちもあるかと思います。だいたい3ヶ月〜4ヶ月で、電子ピアノ、アップライトピアノのいずれかをご用意下さい。
ちなみに、キーボードは、ピアノと似ていますが全く違うものです。
キーボードは、少し触っただけで音が出ます。このことから4歳以前の手が小さく弱いお子さんにはキーボードでの練習を勧めるのですが、ある程度手ができてきたら、しっかりピアノを弾ける手を作っていくため、必ず電子ピアノか、アコースティックなピアノのご用意をお願いします。
上記のピアノで、毎日練習をすると、上達の速度がグッと変わってきます!
指がしっかりと出来てきて、鍵盤の感覚を、頭と身体の両方で、しっかりと理解することができます。
指で鍵盤を押した刺激が、しっかりと脳に伝わり、楽譜を覚えるのも、早くなります。
最後に、もう一つ、練習方法についてです。
例えば、お子さんが楽譜の読み方を急に忘れてしまった場合。
そんな時は、「るんるんリトミック①」の、10ページ、11ページを開いて、一緒に歌ってあげて下さい。
小学生のお子さんにも、ほとんどの生徒さんに、コピー譜を渡してあるかと思います。
こちらの本では、色音符や、音符のイメージに合ったイラストを使って、分かりやすく、楽しく音符を覚えていきます。
歌ったあとは、巻末付録のカード④で、色音符を一緒に読んで遊びます。
裏の黒い音符は、一番最後にめくって、一緒に読んでみましょう。
たくさん書きましたが、お子さんが自分からピアノに向かっていたら、それだけでもう充分に褒めてあげて下さい。
「自分から練習したい!」という気持ちほど、素晴らしいものはないです。
お子さんが助けを求めてきた時、演奏を聞いていてどうしても声をかけたくなった時、チェックポイントとして、上記をお使い下さい。
「先生が、こんな風に書いてたよ!」と言ってもらっても、構いません。
少しピアノを弾けるようになってきたお子さんは、楽しくなってくるので、まず全部を自分でやりたがるかもしれません。
2歳のイヤイヤ期と、少し似ています。
人間には「学びたい」という本能があります。「やれそうだ」「できそうだ」と感じたことは、習得のため、他人の力を借りず、自分自身の力だけで達成したいのです。
自分でやりたがる時は、しばらく自由にさせておいて、「もう無理!」「分かんない!」と言い始めたら、そこで保護者の方の出番です。
お子さんが充分に自分の力で考えたことを褒めつつ、必要な箇所を助けて頂ければと思います。
練習のことで、何か困ったこと、分からないことがありましたら、いつでもご相談下さいね。