中国ドラマ キミに恋々! | 明日は明日の風が吹く  ~多発性筋炎の毎日~

中国ドラマ キミに恋々!

 

 

2023 全26話

原題「恋恋紅塵」

シュー・カイチョン(徐開騁)

グーリーナーザー(古力娜扎)

フー・シンボー(付辛博)

ジャオ・ヤオコー(趙尭珂)

 

 

恋に奥手で恋愛経験0のレスキュー隊隊長と30歳を目前に

自分らしく生きると決めた女性が織り成すラブコメディ。

親の期待通りの人生を歩んできたソン・シンチェンは、

30歳を目前に自分らしく生きると決意し、医師としての

キャリアを捨て、親友と女性用グッズ店の経営を始める。

そんなある日、嫌々行ったお見合いで“恋愛経験0”の

スー・チンチョーと出会う。

 

口論になり印象は最悪だったが、なぜかその後、何度も

チンチョーと遭遇するシンチェン。

 

さらに夢だった医療ボランティアに参加したところ、

そこでも救助隊の隊⻑である彼と再会し、2人の距離は急接近する。

 

しかしキスまでこぎつけるも奥手なチンチョーは告白のタイミング

を逃し、微妙な関係が続くことに。

 

そんな中、シンチェンの元カレが現れる。

 

 

シュー・カイチョンのひそかなファンである私としては、

日本に入ってきて、ガッツポーズ!(笑) 

ラブストーリーの王道展開が盛りだくさんなところが

かえって新しくて面白かったです。

現地で観ていた視聴者の82%が女性で、その中でも年齢層が

やや高めな女性が多かったそうなんです。

だから30歳以上の大人の女性が観るドラマとしてウケていたようです。

 

 

シュー・カイチョンとグーリーナーザーって2人ともダンス

経験者なので、ラブシーンがダンスのペアみたいで

めちゃくちゃ画になるのも見どころ。

 

シュー・カイチョン演じるスー・チンチョーは頼れる

レスキュー隊隊長ですが、一方で恋愛経験0の奥手な男性

というキャラクターです。

劇中では彼の遅咲きの初恋が描かれます。

 

 

聖人君子じゃなくて、素敵な彼氏とダメンズの間を行ったり

来たりするような、ちょっと揺らぎもあるキャラクターが

すごく似合っていました。

まさに、そこがシュー・カイチョンらしいですよね。

最初のお見合いシーンで、あんなひどい態度のヒロインを

見たらわざと自分に嫌われようとしているって察してもいいと

思うんですが、それがわからず怒り出す。

そこが、イケメンだけど恋愛経験0の原因だなと思って。

かっこいいけどなんだかダメなところがスー・チンチョーの

かわいい部分で、母性本能をくすぐるんだと思います。

 

隙のあるところが魅力的です。

 

 

訓練合宿中にもレスキュー現場では爪が長いとダメだからって

ヒロインの爪を断りもなく切り始めるじゃないですか。

イケメンですごいモテるのに、そういうとこだぞ!と(笑)。

でもちょっとこじらせてる部分が、女性としては世話を

焼きたくなるし、ヒロインもまんまと彼の魅力にハマっていってしまう。

 

 

奥手な主人公を演じるシュー・カイチョンが困ったりやきもちを

焼いたり、ドギマギしたり、一人相撲をする姿が見られる。

ヒロインが別の男性とデートしていると勘違いするとか、

王道シチュエーションもいっぱいある。

 

 

 

護身術の練習中に急接近したり、ヒロインがアーチェリーの

練習をするシーンでは、「来るぞ、来るぞ」と思っていると、

やっぱりシュー・カイチョンが後ろにいた(笑)。

 

時代劇と同様に、現代劇でも見せてくれます。

 

 

 

女性が恋も仕事もどちらも実現している姿は観ていて爽快だし、

憧れます。

女性の強さがポジティブに描かれているのも魅力的な部分。

グーリーナーザー演じるソン・シンチェンは常にキリッとしていて

、周りから何を言われようと気にせず自分の信念を貫いて

やりたいことを実現させていくので、中国ドラマらしいヒロイン像

だなと思います。

自分を持っているところがソン・シンチェンの素敵なところだと

思うんですが、最初は少し自己中心的。

そんな彼女が主人公の優しさやまっすぐなところに触れて、

相手を思いやれる、本当の意味で自立した素敵な女性になっていく

成長過程もこのドラマの魅力。

 

観ていて元気になれるドラマでした。