中国ドラマ 斛珠(コクジュ)夫人~真珠の涙~ | 明日は明日の風が吹く  ~多発性筋炎の毎日~

中国ドラマ 斛珠(コクジュ)夫人~真珠の涙~

 

原題 斛珠夫人(英題:Novoland: Pearl Eclipse)

 

制作年 2021年

 

話数 全48話

 

キャスト ヤン・ミー、ウィリアム・チャン、シュー・カイチェン、

     チェン・シャオユン、ワン・セン、ユエン・ユーシュエン

 

 

 

私はヤンミーがあまり好きではない。

その理由は声。

このドラマでも、浜崎あゆみみたいな鼻にぬけるような

声が苦手でした。

 

師匠と何回も言う役柄なので、最初はイラッとしました。

 

結果、最後まで視聴してみて、めちゃくちゃ号泣する

素敵なドラマでした。

 

 

2回目、見直して見ても結末知ってるから初めから

泣けてきてしまった。

 

 

 

 

タイトルからして、人魚が出てくる話かと思いきや、人魚は

最初と最後しか出てこない。

 

 

 

最初は鮫人の存在がファンタジーすぎて、

宮廷陰謀時代劇には合わない気がしました。

でも中盤(終盤?)で師匠・方鑑明の体の毒を消す役割が斛珠

(鮫人の涙)にあるという設定が明らかになり、

鮫人の存在意義が出てきて、やっと私は鮫人の存在に馴染めました。

 

 

柏奚(はくけい)という術も他のドラマにはない個性がありましたね。

まさか師匠の一族が代々陛下の身代わりに傷や病を受け入れる

ことをしていたなんて…。

なので、師匠は生涯婚姻せず、陛下・旭帝を守ることを誓って

いたなんて、辛い運命すぎます。

 

 

 

師匠と海市の碁の対峙のとき

【半歩の距離を保ってくれないと自分は遠方に行く】

とか海市が言って、師匠が自分の気持ちを抑えたエピソードは

ドキドキしました。

ストイックな師匠がとても良かったです。

 

 

 

お互い想っているのに、気持ちを抑え合っている師匠と海市の

恋愛の行方にハラハラでした。

終盤、師匠は陛下との柏奚を解くことができて、

海市と幸せになれてホッとしました。

でもそれも束の間…緹蘭の弟がいきなり謀反を起こすとは。

 

 

 

この弟の存在は急な印象だったし、ラストの争い相手

にしては小者に感じました。

陛下や緹蘭が亡くなり、残された生まれたばかり

の皇子のために再度柏奚を行う師匠。

運命は終わらないんですね。切なくなりました。

 

でも陛下の忘れ形見だし、納得の行動でした。

 

最後、てっきり身代わりに亡くなってしまったと思ったんですが、

海市と成長した皇子が話していた【先生】は師匠・方鑑明のことだと分かり…

 

良かった…と胸を撫でおろしました。

 

エンディングも羽が海市と皇子のところから、師匠の所に飛んでいき

 

羽を手でつかみ、仮面をつけてちょっとだけ振り返る・・・

 

 

これだけで号泣でした。