中国ドラマ 女医明妃伝~雪の日の誓い~ | 明日は明日の風が吹く  ~多発性筋炎の毎日~

中国ドラマ 女医明妃伝~雪の日の誓い~

 

中国ドラマ

【女医明妃伝】

原題 : 女医·明妃传

2016年

 

◆キャスト
・允賢:リウ・シーシー
・祁鎮:ウォレス・フォ
・祁鈺:ホアン・シュアン
・銭皇后:リー・チョンユアン
・汪美麟:ジン・チェン

 

 

 

 

ヒロインの譚允賢と、

 

ウォレス・フォさん演じる明の皇帝祁鎮(正統帝)

 

 

との信頼関係というか、心のつながりというか…

短絡的に恋愛関係に発展させず、

大人で立場ある二人だからこそお互いに距離を保ちながら、

それでも深く思い合っている、という、

そういう部分が細やかに描かれています。

 

最後まで是非観てほしい作品です。

 

 

 

リウ・シーシーさん演じる譚允賢(タン・ユンシェン)は、

明王朝時代に実在したとされる女医さんだそうです。

 

女性の地位が低かった時代に、女であるにも関わらず、

周りの理解ある人に恵まれ、その能力を生かして

女医として生きた女性のお話です。

 

 

「宮廷女官チャングムの誓い」の中国版みたいな感じで、

ヒロインが色んな困難に直面しながらも、努力とこれまで

培ってきた医術、そして持ち前の機転と人望
を武器にちょっとずつ医者としての人生の階段を上っていくと

いう女医に重点をおいたサクセスストーリーだったりします。

 

 

リウ・シーシー扮するヒロインの允賢は、祖父の代まで代々医者の

家系だったんですが、允賢の子供の頃のある事件がきっかけで、

廃業させられちゃいます。
でも、允賢は医術の勉強が好きで、祖母からコッソリ医術に

関することを教えてもらっていました。

 

 

 

ある時、ある貴族の家で開かれた宴に父親の代理で贈り物を

届けにいった允賢は、偶然毒に侵された男(祁鈺)

 

 

 

に出会い、助けます。後日、允賢が困っている
ところに偶然祁鈺(ホアン・シュアン)が居合わせ、

二度目の出会いをします。

 

 

 

 

 

また、一方である寺院に出かけた允賢は、

そこで祁鎮(ウォレス・フォ)とも出会います。

粗暴な祁鎮とストレートな物言いをする允賢、二人はお互い
悪い印象を持ちます。

 

 

ここで通常のラブストーリーでは、第一印象のよくなかった

祁鎮と允賢が恋仲になり、同じくヒロインに恋した

優しいだけの祁鈺みたいな男性は噛ませ犬
として片想いでフラれちゃったりする訳ですが、

このドラマでは、先に出会った祁鈺の方とヒロインとが

恋仲になっちゃいます。

 

 


祁鎮が恋心を伝えようとした時にはもう手遅れ。

まぁ、そもそも、祁鎮てば実は皇帝で、祁鈺はその義弟、

そして祁鎮にはそこそこ家庭円満な王妃もいたり
しますし・・・。

 

祁鈺に允賢を紹介されて驚く祁鎮ですが、

しかたなく義弟と允賢を見守ることに。

祁鎮と允賢も何度も出会いを重ね、距離は近づいていくんですが、

残念ながら早々に奥さんがいることがバレている祁鎮は允賢に

とって完全に恋愛対象外なのでした。

そして、祁鈺は允賢に婚姻を申し込み、

允賢も戸惑いながらも受け入れます。

 

 

 

允賢の家族にもなんとか許しを貰いますが、

祁鈺の母親は大反対。
自分が皇帝の母親になりたい欲求がめちゃめちゃ強い祁鈺の母親は、

祁鈺を皇位に付けようと何度も裏で画策しますが、

義兄を慕う祁鈺にとって、面倒で禍でしかない。けれど、

息子が自分の思い通りにならないと、すぐに仮病を使って祁鈺を苦しめます。
祁鈺を帝位に付けるために有利な美麟と結婚させたい母親や、

美麟の父親、そして皇太后たちの陰謀により、

允賢の家族は危険に見舞われます。それを助けるために祁鈺は、

美麟の結婚を願い出てしまいます。

 

 

自分と愛を誓った祁鈺が、他の女と結婚することを知った

允賢はショックを受けますが、話はそれだけで終わらず、

自分と結婚することになってもなお、祁鈺の心には允賢

しかいないことを知った美麟は、允賢の家族や皇后(祁鎮の妻)たち

の安全と引き換えに自決することを迫られます。

 

毒蛇に噛まれて仮死状態になった允賢は、

皇后や師匠たちの助力があり、無事助け出されます。

ただ、美麟を騙すためには祁鈺にも本当のことは告げられず、
允賢が亡くなったとショックを受けた祁鈺は、倒れて意識を失います。

 

一方で、皇太后やら大臣たちやらの嫌がらせもあって、

外交に失敗した祁鎮は、自らオイラト討伐へと出征します。

 

 

また、允賢は、允賢を助けた師匠である太医より、

これも修行だと言われ、男装して行軍に軍医として同行します。

 

 

行軍途中に兵士たちの間で風邪が流行り、薬を配れない事情から、

允賢の機転で生姜湯を作ってみんなに配ることで乗り切ります。

兵士の見回りをしていた祁鎮は、人だかりを見つけて見に来ると、

そこに允賢を見つけ、喜びます。

 

そうしてオイラトに向かう一行ですが、一緒に同行していた

悪役の重鎮の人のせいもあって、討伐どころかオイラトの

捕虜になってしまいます。

 

 


そこで、オイラトの皇族と結婚させられそうになったり、

殺されそうになったり、色々あるわけですが、

なんとか逃走して逃げ延びます。


祁鎮と允賢も途中、盛り上がりそうになりますが、

でもやっぱり心の中には祁鈺がいる允賢。

結局祁鎮とは何もなく、王都へと帰ります。

 

 

一方、祁鎮がオイラトで捕虜になったことで、

周りからなんやかんや言われて、あくまでも臨時だと自分に言い聞かせて、

新帝として即位してしまう祁鈺。

 

 

翌日に出征をすることになり、色々な不安を抱えながらも

、月を見ながら允賢を想う祁鈺。
しかし、そこに美麟が現れ、明日からの不安などを吐露し、

祁鈺を誘惑。情にほだされた祁鈺は、

とうとう美麟と床を共にしてしまいます。(ここがけっこう
見ていてツライところです。)

 

 

そして、ちょっとずつ美麟に洗脳されるように変わっていってしまう祁鈺。

 

 

 

全体的に、優しく純粋だった祁鈺がだんだんクズ男に

変わっていくのが辛いことの一つなんですが、

改めて振返ってみると、純粋な男だったからこそ、
色んな人にダマされ、洗脳されるように持ち上げられて、

なんか一番振り回されて可哀そうな人な気がします。

 

このドラマ、ツッコミどころが色々あるんですが、

まず一番「えっ!?」って思ったのが、

衝撃的な出来事があると、すぐ血を吐いて倒れるっていう・・・。

 

 

 

ただ、もうちょい何のしがらみもなく允賢のとって

ラブラブな時期があって欲しかったなーと思います。