終・親野智可等さん講演会メモ | ひとりごちる

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気が向いたら書いたり消したりするのです。

本日は超久しぶりの夫も子供もいない、予定もないひとりだけの休日です!
やっぱりひとりの時間って大事よね…。

午後は読書をして過ごそうと思っていますが、その前に「親野智可等さんシリーズ」
最終回です!
今回はメモ書きをそのまま書きます!(笑)

●方法の工夫と言葉の工夫

前回「工夫が大事」と書きましたが、前回は「方法」でした。
今回は言葉も工夫が必要だよ、というお話。

◎相手を責めない(否定しない)、責めずに伝える

×「なんで△△△なの!!」
〇「こうしたらいいよ」

ex:兄弟げんかを止めさせたい

×「なんであんた達は仲が悪いの!!」
    ↓
 「仲が悪い」と宣言することになり、本当に仲が悪くなっていく。

〇「あなた達は仲がいいね(o^―^o)ニコ」(普段仲が良い時に)
    ↓
  仲が良くなる

当たり前(普段)の事は、当たり前では無い!
 だからこそ褒めておく。=『日常』に感謝する。

ex:書取りの字が汚い

×「字が汚い!」…全体を貶している
〇「この字はイイね!」…部分を褒める

…褒めてから「これだけ直そうか(o^―^o)ニコ」

◎無条件に褒めるのも大事

・生まれてきてくれてありがとう
・大好きだよ
・君を誇りに思うよ

…面と向かって言うのが恥ずかしければ、メッセージやLINEなどを
使うのがおススメ!

◎『共感』が大事

・【正論】では伝わらない…本人が一番解っていて、心がモヤモヤしている状態。
・とにかく【共感】する…思いを吐き出させる=満足する→正論を受け入れられる状態へ。
・『(親に)理解してもらえる!』→信頼関係が生まれる、育まれる。

◎ただし『同調』ではない

・「Yes、Yes、But」
 「和して同せず」

  「和」は、主体性を持ちながら、他人と親しく交わり助け合うこと。
  「同」は、自分の考えもないままに、ただ他人の言動に同調すること。
   孔子が君子の協調のしかたについて、「お互いに助け合いながらも、
   むやみに同調して従ったりはしないものだ」と述べた言葉から。

※この「同調(子供の言いなりになるわけではない)」という話の時に
 何かを買ってほしいと言われた時に買ってあげるのは「夢は叶う」という事を
 学ぶので、買ってあげてもいいのでは?ともおっしゃってました。
 程度にもよるとは思いますが…。

●子供と意見が違うとき

①まずは共感して聞いてあげる。
②その後、こちらの考えを伝える。(民主的に話し合う)

・意見を言う権利は「お互いに」ある。
・子供を「対等」に扱う。→精神的に成長する。


●『イジメ』について

・親子関係が良いと、イジメを止める子になる。
 (イジメに加担したり傍観者にならない)

・イジメ対策として「席替え」「クラス替え」「担任交替」を頻繁にやる。
 (学校カーストが出来るのを防ぐ)

「人間が複数いればイジメは必ず発生する」

●『虐待』について

・「地獄の絵本」「鬼からの電話」これらは虐待

・躾と称して恐怖で抑えつける攻撃的な性格になる

・食事の虐待「一口だけ食べてごらん」(食べず嫌いもあるので一概にダメとは言えないが…)  

・宿題…一律に出すのは虐待

 -わからない子にはわからない

 -宿題によって「学習習慣をつける」「学力を上げる」というエビデンスは無い!
 -学校(授業)でやりきるべき
 -【遊ぶ権利】を奪っている…子供の権利を奪ってはいけない

●最後に
 フィンランドの学校について教えてくださいました。
 フィンランドは1クラス25名に対し、
  担任
  副担任
  アシスタント×2人
 の計4人体制なんだそうです!手厚い!
 これに養護教諭や看護師、心理カウンセラーも常駐だとか。。。
 めっちゃ子ども大事にしてるやん!いや子供だけじゃない、
 先生も大事にされてる感…!!
 
 「あっちは税金高いから…」って思ってたけど、実際の負担率は
 日本とさほど変わらないらしい。
 なんであっちには出来て、この国は出来ないんだ…?

 でもちょっとわかる。人権を軽んじられて大人になった人たちが
 この国を動かしてるから…そんな人達が、子供たちの人権を尊重
 するわけないよね…尊重できないから、少子化対策はなされず、
 やったと思ったら愚策しかなく。

 ・・・子育てや教育って、ホントに大事やな。