早朝、夜間ともにかなり冷え込んできました(~ヘ~;)
体脂肪率1桁のため、寒過ぎる冬になるかなと思いましたが、熱生産機関の筋質量増加のおかげで、黒のトレーニングシャツにグレーのカーディガンというスタイルで動き回っています(笑)服センスないのはご愛嬌m(__)m


さて、本題。
糖尿病の運動療法として、たいてい勧められるのが…
『歩きなさい、1日1万歩位を万歩計で計りながら歩きなさい』

まあ、悪くはないんですよ。歩くことは、動作に必要な筋収縮もゆっくりなので、持久性の高い遅筋繊維が働きますから、(心肺機能も関与しますが)おのずと長時間続けられます。
結果として、食後のグルコースを筋肉へ取り込むための筋収縮時間が長いため、血糖値が顕著にさがるわけですが。

しかし、ここで一つ問題が(~ヘ~;)
ウォーキング等の持久性運動は、有酸素代謝の運動であり、筋繊維としては遅筋繊維が優位に収縮するため、高エネルギー体として脂肪細胞に取り込んだ中性脂肪を活動用のエネルギーにします。
そのため、ウォーキングで筋へ取り込んだグルコースは『いつか来るであろう急激な活動(速筋繊維の収縮)に備えて』使われにくく、どんどん貯蓄する方向に傾きます。
そして、『筋肉のグルコース貯蔵は一定である』ため、これ以上グルコースを貯蓄できないところまでいくと、ウォーキングで筋収縮を起こしても、筋肉は『お腹いっぱい』状態となっているため、グルコースの取り込みを行えなくなります。
ウォーキング等の有酸素運動でも、遅筋繊維だけでなく協動的に速筋繊維も収縮しますから、ある程度の筋内グリコーゲンの消費もありますが、微々たるものと思われます。
結果として、『歩いたのに思ってる以上に血糖値が下がりにくい』となるわけです。
そうなると、『運動』に対してもモチベーションは下がりますよね(~ヘ~;)

また、有酸素運動単独では、加齢に伴う速筋繊維は維持しづらく、さらに速筋繊維が遅筋繊維に置き変わる現象も起こり、ますます糖質の取り込みスペースは『狭く』なってしまいます。(ちなみに遅筋繊維が速筋繊維に変わることはないという説もあります。筋トレによって、速筋(白筋)と遅筋(赤筋)の性質を持ち合わせた中間筋(ピンク筋)にはなるといわれていますが…)

そこで、ある程度の『筋トレ(無酸素運動)』で、速筋繊維を優先的に収縮させて、筋内グリコーゲンを消費しておくことで、筋肉にスペースを作り、そのスペースへ有酸素運動で糖質を取り込むことが大切と思います。(発案者shoさんのクロストレーニング音符)

また、筋トレの筋肥大効果で速筋が肥大し、糖質の取り込み先のスペースが大きくなるので、有酸素運動で取り込める糖質量も増量できます゚+。(*′∇`)。+゚

こうすることで、はじめて『1日1万歩』が意味を持ってきます。


『食』と『運動』は2つで1つ、
であるように、
『筋トレ』と『有酸素運動』もまた2つで1つです。

トレーニングは『スポーツ選手』だけのものでなく、『一般人』の健康管理にも『必須』です。
まして私たち『糖尿人』にとっての『武器』にもなります(^-^)

スポーツの秋。
みなさん、できる範囲からはじめましょう(^-^)