穴だらけの妄想仮説も4回目になりました\(^_^ )( ^_^)/


さて、本題。

『脂肪』摂取により、十二指腸のK細胞から分泌される消化管ホルモン『グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド GIP』

巷で話題になった『インクレチン』の一種であり、血中半減期が短いながらも、栄養素の消化&吸収をゆるやかにし、初期のインスリン分泌促進(調べてるとインスリン機能強化みたいで、インスリンの効きを強くするみたいです)等の作用があることを述べました。

しかしながら、元来、グルコースだけでなく『脂肪』摂取に対して反応するホルモンなわけで、それによって分泌促進された初期のインスリンは、『脂肪細胞にグルコースを取り込み、中性脂肪に再合成する代謝に強く作用する』という側面も見えてきたわけで。

まあ、グルコースを取り込んで 血糖をすみやかに下げてくれるなら、それが筋肉細胞だろうが脂肪細胞だろうが、『どっちでも良い』のですが(笑)

ただ、この記事を御覧になっている方ならお分りだと思いますが、

『脂肪細胞へのグルコース取り込みによる中性脂肪再合成』は、結果として、『脂肪細胞の肥大』つまりは、
『肥大した脂肪細胞は、心筋梗塞を引き起こすTNFαなどのサイトカインホルモンの分泌開始、レジスチン等の肝臓や骨格筋や脂肪細胞自身にインスリン抵抗性を引き起こすホルモンの分泌』

に行き着くわけでありまして、それはそれで

『膵臓β細胞の仕事増大&血糖コントロールの難度UP&合併症の危険』

という負のスパイラルへの入り口になるわけです。

ここで終わると、

『脂肪による糖質吸収遅延手段は、短期的には血糖値のピークは抑え血管への高血糖ダメージは軽減するが、脂肪細胞の肥大を招く可能性もなきにしもあらずで、長期的には、肥満による血糖コントロールの困難さの出現も否めない』

という仮説持論に至りました。


では、結局どうしたらいいん?ってことなんですが…………














結局、私もここに到達しちゃいました(shoさんへ(笑))



『運動』です!!!(笑)

脂肪細胞の肥大を招きやすそうな『脂質による糖質吸収遅延手段』
肥大してしまうならば、『運動』で減らしちゃえば良いんです(≧ω≦)

まあ、『減らす』というより、『脂肪細胞が肥大しにくい身体』にするってほうが分かりやすいのかな(・・?)

つまり、『筋肉の質量を増やす!!』ということです。

筋肉の質量が増えれば、それだけ貯蓄された中性脂肪を分解しエネルギーにしやすくなるわけで、

脂肪による糖質吸収遅延手段を使って脂肪細胞が肥大しても、すぐに中性脂肪を使いきって脂肪細胞を正常サイズに戻してしまう体づくり!!

というわけで、ここいらで仮説持論のまとめとして


1脂肪摂取により、消化管活動は『消化管ホルモン』によって抑制され、後発摂取の糖質の消化吸収もゆるやかになる。

2『消化管ホルモン』は、血中半減期は短いが、インスリンの初期分泌促進(機能強化)もあり、糖質の吸収にも働きやすくなる。
(12の結果としてカーボ量に見合わず血糖上昇を抑える可能性もありそう。)

3ただし、同時にリポタンパクリパーゼ活性を高めるため、エネルギー(脂肪&糖質)の取り込み先として、脂肪細胞への代謝を促進してしまう。

4代謝先が脂肪細胞のため、長期的には肥満を招きやすい方法である。

5対策として、運動『筋トレ』による筋肥大で、脂肪細胞の肥大を防ぐ体づくりをしておく。


って感じかな?
まあ、『脂肪細胞を小さくするなら、最初から糖質を制限しておけばいい話しでしょ?』
なのは、ごもっともなのです汗
が、今回の話しは『糖質摂取が前提にあるため』、その『予測に反して血糖上昇が少なくてすんだ脂肪摂取が糖質吸収に与える過程』と、その『行き着く先を考えて、対策を持論の範囲で述べさせていただいた』『仮説』なので、温かく見守っていただけると幸いですm(__)m

筋を増やすことは、血糖値をコントロールする以外にも、さまざまな好循環を体に与えてくれます(≧ω≦)
筋トレ=筋の肥大。グルット4を増やす。成長ホルモンなどの分泌促進。中性脂肪の分解。基礎代謝UP。

有酸素運動=増えたグルット4のインスリン感受性を高めてくれる。分解された中性脂肪を筋肉へ取り込んで使ってくれる。食後の血糖取り込みをインスリン非依存で促す。


みなさんも、思い立ったが吉日!やれることからでもよいので、少し運動に目を向けてみてくださいね(^O^)



って、結局『運動』の話しやん!(笑)