さて、今回の話は長くなりそうなので数回に分けて書いてみます。


さまざまな糖質制限&管理食を実践されている先人の方達のブログを見ていると、『脂質によるカーボ吸収遅延効果』という記事を拝見することがあります。

2型糖尿人でインスリン分泌はあるが、分泌タイミングが遅延するという特性を逆手に取り、脂質同時or先行摂取することで糖質の吸収を遅らせて、『遅れるインスリン分泌に糖質の方からタイミングを合わせてしまへΨ(`∀´#)』的な感じのことができるということですが、

実際、自分も脂質と糖質を同時に摂取できる食物で試すと、カーボ量に見合わず、一時間値がやけに低いパターンがあります。そういう時は2時間値も高くはないが下がりが遅いという感を受けますが(~ヘ~;)以前実験した牛丼がそういう感じでした。

あくまで、上記の遅延戦術は『インスリン分泌量に個体差がある』ため、2型糖尿人全員に同様の結果が当てはまるわけではないので悪しからず。

話が逸れました。

で、まあ、
『なんで脂質を先に取ると、糖質の吸収がゆっくりになるんだろう?』という思いに至ったため、私的な仮説を踏まえながら調べてみようってことになったわけです。

単なる好奇心ですが(笑)栄養学は専門外ですが、たまには運動以外も書いてみます。


では、本題。
糖質、脂質は共に栄養素でして、これらを摂食するとさまざまな『消化管ホルモン』により、吸収しやすい形に分解されて体内の各細胞に活動用のエネルギーとして貯蓄されていきます。

糖質なら、アミラーゼ等により、ブドウ糖から単糖類へ
脂質なら、リポタンパクリパーゼ等の酵素で、脂肪酸とグリセロールへ

そして最終的には骨格筋中、脂肪細胞中等の各細胞中に貯蓄されていくわけですが、


ここで先行摂取する『脂質』の消化、吸収に着目してみます~。

脂質が胃や腸等の消化器官を通過して分解されて、小腸から吸収されますが、この時『十二指腸』から『消化管抑制ポリペプチド』というホルモンが分泌されます。

特徴は、『胃酸の分泌を抑制する作用があり、消化活動を減速させることで、(調べた範囲での仮説ですが)高エネルギー源となる脂質から余分にエネルギーを吸収しないような働きをしている』んじゃないかなというものでして。(カロリー比でいくと、脂質は糖質の2倍のエネルギーがありますからね~)

で、この『消化管抑制ポリペプチド』ホルモンの作用で、後発摂取の糖質が消化管を通過する頃には、消化器官の消化活動が低下していて、糖質の消化器官による分解&吸収もチビチビとなり、遅延してくるのではないかと。

で、ここで調べてると、この『消化管抑制ポリペプチド』という御人。なかなか役立つような、でもちょっと待って(~ヘ~;)と叫びたくなる働きを持っていることに行き着きまして、、、

と、ここで続きは次回へ~(~ヘ~;)

こんがらがる内容ですいませんm(__)m