ドン・グリーンさん著作「本番に強くなる!演奏者の必勝メンタルトレーニング」 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.5.13おはよう御座います💐
1年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2023.5.13こんにちは😃
ドン・グリーンさん著作、辻秀一さん監訳、岩本貴子さん訳の「本番に強くなる!演奏者の必勝メンタルトレーニング」ヤマハミュージックメディア1600円+税を読み終えました📚🎹
2023年読書記録72冊目。
以下本書から一部引用します。
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本書は、ドン・グリーン博士の音楽家向けのメンタルトレーニングの画期的書籍です。
グリーン博士と私の共通点があります。
一つは、スポーツ心理学がベースにあり、心とパフォーマンスと結果という関係がわかりやすいスポーツを土台にした仕事から音楽に幅を広げているという点です。
スポーツは心の存在と価値がわかりやすい人間活動ですが、音楽も同じです。
もう一つの共通点は、「ピークパフォーマンス」を追及するのではなく「オプティマルパフォーマンス」を自ら創り出す事の重要性を強調されている点です。
私の言葉で言えば「ゾーン」ではなくその前の「フロー」な状態を、自らの脳の習慣で自ら導くトレーニングです。
「ゾーン状態」による究極の「ピークパフォーマンス」は、簡単に実現出来ません。私やグリーン博士が大切にしているのは、自らのトレーニングによって導く事の出来る「その手前の状態」です。彼はそれを「オプティマルパフォーマンス」と呼び、私は心の状態として「フロー」と呼称しています。最高より最適な感じです。自然体であるがままの自分を創り出し、それにより導かれるパフォーマンスのイメージです。それを実現している人に、「ゾーン」や「ピークパフォーマンス」が運良くやって来るのです。
最後に、本書の中で、グリーン博士が強調されている点。メンタルトレーニングは、宝くじでも魔法でもなく、地道に練習する事によってのみもたらされるものだという考えも、私と共通しています。
メンタルトレーニングは、スポーツや音楽の技術と同じようにメンタルを整える為の技術、すなわちスキルなのです。したがって、とにもかくにも練習あるのみです。
ところが多くの方が心の為にどのように練習したらいいのかを知らないので、私やグリーン博士のようなメンタルトレーナーが多くの方にコーチをしているのです。
音楽のスキルをアップするように、マインドマネジメントのスキルも練習して、自分のものにしていきましょう。
本書は極めてわかりやすく音楽家に特化した内容で、練習方法が記載されています。
皆さんが本書を通じて成長して、パフォーマンスのレベルもそれにともなって成長するよう心から願っています。
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ドン・グリーンさんは、オーディションの為のアメリカ有数のコーチ。陸軍の特殊部隊やグリーンベレーの隊員から、スポーツ心理学の博士号を取得。極度のプレッシャーの中で最善を尽くす為のメンタルコントロールの手法を生み出す。メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ニューヨークフィルハーモニック、シカゴリリックオペラなどでメンタルトレーニングに携わり、ジュリアード音楽院やニューワールドシンフォニーで指導を行っています。
本書では、メンタルトレーニングを行い演奏本番に強くなる方法を具体的に解説しています。
メンタルを鍛え本番に強くなるには、レッスンと練習が必要。逆に言えばレッスンさえすれば、誰でも必ず今よりメンタルが強くなり、自分の音楽をより自分らしく表現出来るようになると語っています。
演奏者の方々の、メンタルコーチの役割を果たしてくれる良著です。
第1章 演奏の前に
第2章 7つのスキル
第3章 実践編 上級トレーニング
第4章 本番へのカウントダウン

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄