青山透子さんの「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」河出書房新社 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.4.28 こんにちは💐
青山透子さんの「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」河出書房新社1650円+税を読み終えました📚2024年読書記録77冊目。以下本書から一部引用します。
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私達が騙された<あの日>
<あの日>…521人もの“いのち“が失われた。夕暮れの陽炎の中で稲妻が轟き、水面に映る月もない闇の中、流星に見えた閃光とうごめく影の存在は、目撃者達の脳裏に今も焼き付いている。
<あの日>……私達は、完全に騙されていた。
2019年11月。
私は、墜落から二日後に「日航機墜落事件」と書かれた公文書を発見した。
発信元は外務省である。
それはまだ事故調査委員会の調査すら始まっていない日であり、当然の事ながら、当事者の日本航空も米国ボーイング社も、全く何が起きたのかもわかっていないその時に「事件」と書かれていたことなる。
そしてこの「事件」は、あまりにも幼稚な方法によって故意的に「事故」とすり替えられていった。後から思えば「あれはおかしくない」と思うことは多々あったはずである。
それにもかかわらず、あっという間に事故と信じ込み、騙された私達はどの段階で真実を見失っていったのか……。
新たなウィルスの脅威によって非日常の環境に陥った今たがらこそ、ウィルス同様、知らずにいると、私達の生命そのものが、脅かされかねないのである。
日航123便事件発生から35年目の今年。
正月気分も抜けきらぬままに、テレビ画面に飛び込んで映像は、バラバラに細かく飛び散った飛行機と人間の無残な姿てあった。本物の地対空ミサイルに墜落されると、巨大な物体もこのような有様になると
映像が無言で語りかけていた。
2020年1月8日に、イランの首都テヘランを飛び立ったウクライナ航空752便が、離陸直後にイラン軍の地対空ミサイルで撃墜されるという痛ましい事件が発生して、イランの自国民82人、カナダ人63人を含む176名が犠牲となった。
彼らの命が軍隊の誤射で失われた事実は、永遠に覚えておかなければならない。
このミサイル誤射事件は、私達に実際にこういう事が起こりうる事を再認識させてくれたのである。
今ならば衛星やレーダー、一般人による動画録画によって、政府の偽りの発表を見破る事は可能だろう。
誰もが携帯電話を持ち、誰もが簡単に即席のスクープ記者になれる事は、ネット社会の大きな成果である。これらがあったからこそ、イラン政府が誤射を認めて犠牲者への追悼と謝罪に至ったのだ。
もし、35年前にこの技術があったなら<あの日>に起きた忌々しい事は瞬時に明るみに出て、あらゆる人々が正義の力を結集して政府の嘘も簡単に暴かれただろう。
オリンピックイヤーとなるはずだった今年、日航123便墜落から35年目の夏に、オリンピックの女神が延期を望んだのには、そこに深い意味があるのではないだろうか。
誰かが継続して死者の聴き、無念な(あの日)について考察し、長年にわたって調査をしなければ、何もかも為政者によって時空の闇に葬られてしまう。
その一心で調査を続けた結果、あれは事故ではなく「事件」であったと断言出来る確実な公文書をようやく手に入れた。
長い歳月を経て、この公文書は私達に、これが「未解決事件」だという事を教えてくれたのである。
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以上引用終わり。
青山透子さんは、ノンフィクション作家。元日本航空国際線客室乗務員。国内線時代に事故機のクルーと同じグループで乗務。その後、官公庁、各種企業等の接遇教育インストラクター、専門学校、大学講師として活動。東京大学大学院博士課程修了、博士号取得。
著書に「天空の星たちへ 日航123便 あの日の記憶」(マガジンランド、2010年刊)
「日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」「日航123便墜落 遺物は真相を語る」「日航123便 墜落の波紋 そして法的へ」(河出書房新社)があります。
本書では、青山透子さんが、緻密な調査や取材を通して、日航123便墜落が、事故ではなく事件であった真相を、具体的な資料やデータ、証言などを踏まえて解説しています。
第一章 事件の真相 時空の闇
第二章 異常外力着力点
第三章 沈黙と非開示 罪を重ねる人々
終章  521人の声を聴く
謝辞
注釈
参考文献
参考資料1,2,3
中曽根と日航123便 クリストファーPフッド
興味ある方は、是非お読みください📚🐰