村上春樹さんの「1973年のピンボール」講談社文庫 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

おはよう御座います💐
2年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2022.4.28 こんにちは😃今日は午前休暇を頂き病院へ検査結果を聞きに来ています。待ち時間に、村上春樹さんの「1973年のピンボール」講談社文庫を読みました📚2022年読書記録35冊目。以下本書から一部引用します。〜〜
これはピンボールについての小説である。ピンボール研究書「ボーナスライト」の序文はこのように語っている。「あなたがピンボールマシンから得るものは殆ど何も無い。数値に置き換えられたプライドだけだ。失うものはいっぱいある。歴代大統領の銅像が全部建てられるくらいの銅貨と、取り返す事の出来ぬ貴重な時間だ。
ピンボールマシンはあなたを何処にも連れて行きはしない。リプレイのランプを灯すだけだ。まるでピンボールゲームそのものがある永劫性を目指しているようにさえ思える。ピンボールの目的は自己表現にあるのではなく、自己変革にある。エゴの拡大にではなく、縮小にある。分析にではなく、包括にある。もしあなたが自己表現やエゴの拡大や分析を目指せば、あなたは反則ランプによって容赦なき報復を受けるだろう。良きゲームを祈る。〜〜〜以上引用終わり。
本作品は、「群像」1980年3月号に掲載され、1980年6月に単行本刊行されたものです。
村上春樹さんの初期作品で、ほろ苦い青春を描いたものです。
3フリッパーのスペースシップというピンボールを探すプロセス、ジェイズバーでのひととき、双子の姉妹との生活、女性の温もりに沈む「鼠」の渇き、季節の終わり…などを独特の表現で描いています。興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄