佐藤優さん、橋爪大三郎さんの「世界史の分岐点」SB新書 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.2.20おはよう御座います😃
2年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2022.2.20 こんにちは。佐藤優さん、橋爪大三郎さんの「世界史の分岐点」SB新書990円税込を読み終えました📚2022年読書記録14冊目。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜〜
近いうちに、「世界史の分岐点」が訪れる。日本も世界も、その激動に呑み込まれるだろう。避ける事は出来ない。本書は、それがどんなものか、何故起こるのか、詳しく論じている。ビジネスに携わる人々も、市井の人々も、その備えをした方がよい。ここ30年の日本は酷いものだ。いいところがなかった。経済だけを見ても、中国に軽く追い抜かれ、インドにも追い上げられ、足踏みを続けている。かつての英国病ならぬ、日本病である。中流層は没落し、若者は希望を失い、地方は荒廃している。何がまずかったのか。第一に時代の変化を、読みそこなった。胃がんなのに、胃もたれと思い込み、胃散を飲み続けているようなものだ。第二に、将来への投資を怠った。将来に備える為には、将来を信じなければならない。将来を手に入れるには、現在を犠牲にする勇気が必要だ。それなのに過去の成功に拘り現在に引きずられてきた。気づけば財布は空っぽだ。第三に優れたリーダーを選ばなかった。今も選ぶつもりがない。選ぶ為の仕組みもない。この三つの、どれか一つでも出来てあれば、こうはならなかったろう。
それでも言いたい。今からでも遅くない。日本は、もともとの人口にふさわしい、中サイズの国になった。この国の人々が、平和に充実した人生を送れること。生き甲斐を持って働き、それぞれの場所で精進して、社会に、そして世界に貢献出来ること。日本の文化が、科学技術が、産業が、世界の人々にかけがえのない価値を提供すること。世界の人々と、理解しあい、豊かな交流ができること。それが出来れば合格ではないか。
親なら皆知っている。家族が毎日、同じように食卓を囲む為に、どれだけの苦労があるかを。子供の将来を思い、自分達の老後に備え、今を過ごさなければならない事を。社会も同じだ。平和な今を過ごす為だけにも、将来を見通す知恵が必要なのである。本書はその、将来を見通す知恵を持とうという提案である。取り上げるトピックは4つ。経済、科学技術、軍事、文明だ。どの分野も近い将来、激動と言うべき大きな変化が起きる。「世界史の分岐点」である。将来を見通す知恵とは、創作である。創造的努力である。この対話を、尊敬する佐藤優先生をお相手に務める事が出来た。このような機会が与えられた事を、感謝している。〜〜〜以上引用終わり。
橋爪大三郎さんは、1948年生まれ。社会学者。佐藤優さんは、1960年生まれ。作家、元外務省主任分析官。
本書では、二人が世界史の分岐点について、語っています。
コロナ禍で世界の構造が大きく変わりつつあると、話されています。第一はグローバリゼーションに歯止めがかかり、国境の壁が高くなった、すなわち国家機能が強化されている事。
第二は格差の拡大。この格差は、国家間、一国内の地域間、階級間、ジェンダー間という4重の性格を帯び、拡大している。
このような状況で、これから起こる世界史の分岐点について予想し、どのような影響があり、その備えとして何が大切かなどを解説しています。
第1章 経済の分岐点 「アメリカ一極構造」が終わり世界が多極化する
第2章 科学技術の分岐点 人類の叡智が新しい世界を創造する
第3章 軍事の分岐点 米中衝突で世界の勢力図が塗り替わる
第4章 文明の分岐点 旧大陸の帝国が覇権国の座を奪う

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄