今回の羽生さんのダニーボーイ

 

めちゃめちゃ進化していましたね

 

前回気になったカシャカシャという滑走音

 

若干のぎこちなさ(振り付け通りだとどうしてもそうなる的な)が

 

完全に解消していたと言うか

 

こなれて滑らかになっていました。

 

 

それだけでなく音楽を細かいところまで聴き込む羽生さんらしく

 

キースジャレットの演奏の音の緩急や強弱も

 

そこにのせた感情の流れも完全に表現され尽くしていて

 

本当に美しかったですね

 

羽生さん

 

前から思っていたんですけど

 

ゲーム音楽とかJポップとかもいいんですけどね

 

やっぱりそれらは音のクオリティ、音楽のクオリティ的にはイマイチだと思うの

 

ストーリーを表現するという意味では

 

そういう音楽は効果音としてアリだと思うけれども

 

音楽で何かを伝えるというのとはちょっと違うかなと思っています。

 

 

羽生さんがそういう音楽を好きだと思う時

 

羽生さんはきっと歌詞であるとかゲームで展開される物語であるとか

 

そういう音楽とは別の言葉による世界観にイマジネーションを刺激されているんだろうと思うんですよね

 

それはそれでいいのですが

 

でも

 

単純に音だの旋律だの演奏の質だの

 

音楽的な部分だけを見ると

 

そういう音楽ってやっぱり今ひとつレベルが物足りない事は多いんですよ

 

なぜならそう言う音楽って

 

音のクオリティを追求するというよりは

 

何か別のものを目指しているものだから。

 

わかりやすい新鮮さであるとか

 

感情をゆり動かすこととか。

 

クラシックだけが最高だと思うわけではないけれども

 

クラシックの名手は常に音のクオリティを追求していて

 

何をするにもまずは音作りから始まると言うかね

 

そのことを私は前回のショパンコンクールに出場した演奏家たちの音作りにかける情熱というか

 

そして同じピアノで同じ曲を演奏しているはずなのに

 

演奏された時の音の多様さ・多彩さをみて

 

改めて感じたんですが

 

まあいい音楽というのはわかる人にはわかるレベルで

 

本当に音1つにしても深いんですよね。

 

 

私は今回、羽生さんにキースの名演を紹介してくれた星野源さんに

 

本当に心からお礼を言いたいです。

 

 

良い音楽が与えられれば

 

羽生さんの演技はその極上の音楽そのものになれる。

 

本当にキースジャレットの素晴らしいピアノ演奏そのものを

 

身体で余すところなく表現しきれていた羽生さんを見て

 

私はそう思いました。

 

 

羽生さんという人は何にでもなれるんだなあと

 

その能力は半端ないなあと

 

逆に言えば波動の悪い音楽にいつも触れていれば

 

精神も病んでしまったりする(ガチで)

 

 

だからこそ

 

いつも良い音楽、良い演奏、良い波動に囲まれていてほしいなとか

 

思っています。

 

そしていつか

 

最高の名演と言われる曲の数々を

 

シリーズで滑ってほしいとか思っています。

 

まずは「月の光」かな。

 

ドビュッシーは彼にぴったりだと思う。

 

「夢」とか「亜麻色の髪の乙女」とか

 

表題を聞いただけで羽生さんを思い出すような曲がたくさんあるし

 

「羽生結弦ドビュッシーを滑る」シリーズ

 

なんていうのも

 

面白いのかなとか、ちょっと期待しちゃいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界最高と言われる名手が奏でる音楽で演技してほしいなあ