そろそろゆづが登場するロステレも始まりますが、紀平さんのNHK杯の鮮烈シニアデビューの衝撃からまだ回復してません。

 

あれはガツンと一発頭を殴られた感じがしました。いろんな意味で。

 

なんというか、ゆづの2015年のNHK杯優勝を思いましました。

 

あの時の演技も鳥肌立つぐらいすごかったし、あれをきっかけに真四回転時代が開かれたわけだけれど、それと同じぐらいのエポックメイキングな優勝だったと思います。

 

日本女子に現れた浅田真央選手以来の超新星。

 

真央さんが苦労しながら目指したすべてのことをバージョンアップしたような演技を16歳にして軽々とやってのける天才っぷり。

 

伊藤みどりさんもなし得なかった3A−3Tをも含む2つの3A、エッジエラーなし回転不足なしの8トリプル構成。しかもスケーティングもよく、表現力も素晴らしい。さらには四回転も視野に入れている。

 

すごすぎます。

 

浅田真央、羽生結弦に継いで日本フィギュアの屋台骨を担うのは自分だと、名乗りを上げたような大会でした。

 

来年3月は日本開催のワールドですから、うまく行けばトップも狙えます。

 

正直、総合力で私はザギトワ選手より上だと感じます。ザギトワ選手には圧倒的な華があるし、ジャンプもエッジエラーもないしセカンドループを回転不足なしに跳べるなど力強いですが3Aは跳べませんし、構成は紀平さんのが上、さらにスケーティングとか上半身の使い方とか動きのエレガンスなども紀平さんの方が上だと思います。だからPCSはこれから勝利を重ねてゆけば上がってくるでしょう。

 

正直、一番慌てているのはロシアなのではと思います。オズモンドが休養し、ロシアの凄いジュニアっ子達もまだシニアに上がってこない空白のシーズン、ザギトワVSメドべデワの構図で煽って行くつもりでいたら、全く違う構図になってしまった。

 

となると、正直、一番怖いのは各方面からの妨害ですね。

 

メディアを通じてのバッシングだけでなく、具体的に陰に陽にいろんな嫌がらせをされる可能性もあります。

 

羽生選手がやられたようなあのようなひどいことが起きなければいいのですが。

 

スケート連盟はしっかりと彼女を守って欲しいと思います。

 

2015年のNHK杯は、羽生選手の大躍進がありましたが、真央ファンにとってはとても辛い大会でもありました。

 

真央さんは復帰戦となったジャパンオープンでは素晴らしい3Aを決め、調子が良かったように見えたのですが、その後シーズンが進むにつれてだんだん調子を崩しはじめ、NHK杯は明らかに元気がないというか、不安がそのまま演技に出てしまった感じがしました。

 

一方で宮原さんはキビキビとした手堅いノーミス演技で優勝し、真央さんも踏ん張ってなんとか3位には入りましたが、浅田真央が圧倒的に強い時代はもう来ないかもしれない、そしてシーズンの終わりまでにはもしかしたら宮原さんとの主役交替があるかも、ということを印象付けた大会でもありました。

 

あれから3年経って、今度は紀平さんが鮮烈なシニアデビュー。

 

宮原さんも素晴らしい演技をした上での紀平さんの完全な勝利でした。

 

あれ?

 

どこかで聞いたことがあるフレーズだな?と思ったら、そういえばゆづがいつも言ってましたよね?

 

全員がノーミスした上で自分もノーミスしての完全勝利を目指す、と。

 

紀平さんが元世界女王と現全日本女王相手にそれやってのけちゃいました。


すごいですね。

 

フィギュアスケートの歴史の新たなチャプターが開かれたNHK杯女子シングルでした。