さて先ほどやっと仙台に帰ってきて、今さっき、ご飯を食べ終えたところです。
いや〜
今回のFaOIで初めて思いましたが
これ、年一度の羽生祭り的な位置付けでよくね？
ってことですよ。
うまくやればそういう位置付けで客を呼べるのでは。
もちろん、羽生ファン中心に考えてますよ、そりゃ。
だって今や全フィギュアファンの大多数を占めるのが羽生ファンだと言うことは
もう隠しようがないほど明らかになってきてますからね。
で、羽生ファン的に考えさせてもらいますと
私らは単独公演、座長公演と
もう羽生さんからの供給が盛りだくさんなわけですよ。
その中でFaOIはどう考えても分が悪い。
これまでは羽生さんが出演する唯一のアイスショー
と言う位置付けで殿様商売をしてきました。
でもプロ２年目で
単独公演も座長公演も大成功させている羽生さんが
１曲だけ出ま〜す
なんて言うのはもうなんの売りにもなりませんし
優先順位的に後回しにされるのは当然ですよね。
しかも去年のように羽生さんをあそこまでいたぶり
情緒不安定にさせ
泣かせた以上
もうファンに三行半突きつけられてもおかしくない状況でしたよね？
と言うことで
今年のFaOIはその意味でも運営側はどう出るのかが注目されたわけですけど
まあここまでのところは
FaOIとしては珍しく
ファンの声を聞いてるっぽいですね。
まあもしかしたらここに羽生ファンを全部集めて満足させといて
後半は宇野シフト・・・
と言うことかもしれませんけどね。
間違いなく宇野くんは早晩、どこかにぶっこんでくると思っています。
たとえどんなにガラガラになろうとも
彼らは損はないし（損をするのはCIC）
羽生さんのテリトリーの半分をゲットすることができたら
それだけで大勝利ですから。
しかもファンがFaOIを見捨てるならばなお良い。
ライバルがひとつ消えますから。
そして彼らは一旦手に入れたら
絶対に手放しませんよ。
一旦入れたら
次は全部を狙ってきます。
ランビもあと数年で引退となれば
後々のことを考えると自分の弟子に引き継がせて引退したいでしょう。
だから強力な後押しをするに違いない・・・
羽生さんはもちろん人寄せパンダで必要だけどね
なんども言うけど
羽生ファンの中で、「あいつらにだけはびた一文課金したくない勢」は多数派ですから
ほんと
余計なことは考えないでいただきたいです。
まあともあれ
今回の羽生祭りは楽しかったです。
それに関してはありがとうございますと言いたいですね。
今回の他のスケーターさんで私的に良かったのは
青木祐奈ちゃんと田中刑事くんでした。
青木さんのひたむきさ、真面目さは魅力です。技術がしっかりしていて、さすが都築先生のお弟子さんと思いました。
何より、アラジンで夢の世界に連れて行ってくれたのは嬉しかった。
城田優さんとのやりとりや
またあの空間全体を使って星を散りばめたような青い照明もあったりと
演出がとても良かったと思います。
でも彼女がきっちりと全てのジャンプを決め
破綻なく演じきったからこそ
あそこまで素敵な世界観になったんだなと思っています。
引退して初めての大舞台だったのに堂々たる演技で、ブラボーでした。
同じ照明を使ったのは羽生さんのミーティアだけだったので
何か特別感がありましたよね〜
照明も少しの工夫であそこまでの別世界を作れるのですから
もうFaOIももう少し照明で遊んでいいのではと思いました。
そして刑事くんの後半のプロは動きが素晴らしかった。
彼も引退してすごく動きが良くなりましたよね。ダンスを勉強したのかなと思いました。
動きに工夫があり、またそれをちゃんとこなしているし
リズムもノリが良く、楽しめました。
ヨーロッパ勢は前衛芸術的なのばっかりで
いいんだけどでも彼らを見て浮かんできた言葉は
「西欧の終焉」でした。
正直、ああいう鬱々とした内省的なゲージツから
何か新しい未来とか
生き生きした新たなムーブメントが生まれてくるとは
到底思えないんですよね。
日本人の多くが長年憧れ、模範としてきた西欧文明ですが
残念だけれども今の政治情勢を見てもわかるように
確実に滅びに向かっている。
大変失礼ですが、そんなことを漠然と感じました。
刑事くんや祐奈ちゃん
そしてもちろん羽生さんからは
何かまだ未来を思い描くことができる何かを感じる
ディズニーの世界であれ
アニメの世界であれ
未熟でキッチュな夢物語かもしれないし
二次元の架空の世界でしかないけれども
そこに遊ぶことができるうちは人間、まだ健全でいられます。
子供じみていようとも
夢は確実に未来への原動力になるのだから。
もはやなんの幻想も妄想も夢も抱けなくなった人間の精神は
ただ病んで壊れてゆくだけ。
とても失礼かもしれないけど
彼らの演技を見ていて
そんなことを思ってしまいました。
ファンタジーオンアイスはその名の通り
もっと夢を売ってもいいよね。
羽生さんがなぜこんなに人気なのか
その理由はそのあたりにあるんだろうと思うんですよね
彼は完全に夢の世界の住人になれるんですよ
そして私たちをうっとりとさせてくれたり
夢見心地にさせてくれたり
見たこともない別世界を見せてくれ
楽しませてくれるんですよね。
時にぶっ飛んでるけど
ぶっちゃけ
あまりにも内省的で哲学的な世界観ばかりを見せられても困るというか
もっと楽しませてください
夢を見せてください
っていう話ですよね
まあとりとめもなくなってしまいましたが
とりあえずはそんな感想でした
それにしても久々に羽生さんが屈託無く弾けている姿を見ることができて
何よりでした。
ゆづが幸せそうなら私らも嬉しい。
そういえば去年は最後の挨拶で
「ありがとうございました。幸せでした。」
と永久にお別れする人のように涙をこらえながら言ってたなあ。
幸せでしたという過去形が
私の心をひどく不安にさせたのを思い出しました。
今日、こんな楽しげな姿を見られるとは
その時には思いもよらなかったです。
でもまあ今回に関して言うならば
年に一度の羽生祭り
と言う感じで、それはそれで楽しいな、と思いました。
やっぱり多くのスケーターが集う中で看板スターとして扱われ
羽生さんを中心に盛り上げてゆくと言う形は理想なんだよね。
また羽生さんは絶対のスターだから
それでまとまるんですよ
他の人ではこうはならない
まあだからこそ潰したいんでしょうけどね
真壁氏は宇野昌磨の自爆テロにはお気をつけあそばせ
彼らの目的はFaOIのおこぼれに預かること
だったらまだ可愛いもんですけど
FaOIをめちゃめちゃにして潰すこと
だったりしますからね
宇野が出るなら行かない
と言う羽生ファンの心理をうまく利用して
集客できなくする
それが目的かもしれませんよ