クワドラプルの記事

 

内容濃すぎてまだ全部読めていないのですが

 

やっぱり清塚さんとMIKIKOさんのインタは色々人間観察深くて

 

羽生さんの思いを彼らの鋭い視点からちゃんと伝えてくれてて

 

感涙ものでした。

 

特に清塚さんは2018年の「春よ来い」の頃からの知り合いだし

 

あの頃からもう羽生さんの味方だったし

 

北京ではロンカプのピアノ版を編曲・演奏してくれたりと色々接点も多く

 

よくテレビ電話で長話するそうだし

 

今では「親友」と呼べる間柄のようで

 

まあ元々素晴らしい知性と感性と洞察力をお持ちの芸術家ですから

 

羽生さんのことをよく見てるなあと感じました。

 

ほんと

 

二人はすごく通じ合ってるんだなと。

 

羽生さんが決して言葉にしない部分の覚悟のようなものも彼は感じていて

 

プロに転向してから、ずっと走りっぱなしだから、そんなに焦らなくてもいいのではないかと思ってしまう、というインタビュアーに対して

 

それはもう、常々、テレビ電話でも言っているんですけど、

なんか「エヘヘへ」って感じでいつもいつもかわされる。

でもなんかね

その「エヘヘへ」の笑い方が、なんだか、映画やゲームに出てくる

「もう帰ってこられないことを知っている主人公」みたいな

そんな表情をするんですよ・・

 

このくだり、目が吸い付いてしまい

 

しばらく考え込んでしまいました。

 

もう帰ってこられないことを知っている主人公・・・

 

FF10の主人公ティーダもまたそんな感じで最後の戦いに挑んでいたなと

 

その時流れていた曲が「いつか終わる夢」だったなと

 

思い出しました。

 

清塚さんの心配と

 

でもそういう心配事を「エヘヘヘ」でかわしてしまう羽生さんが

 

密かに心に秘めている覚悟は

 

なんか清塚さんもうっすらと感じているんだろうな。

 

そして実はめっちゃ心配しているんだろうな。

 

 

宮川くんも「君のいない未来」

 

という絵を描いていましたけど

 

何か羽生さんを見ていて感じることって

 

いつ終わってもいいといって本当にその一瞬に命を燃やしている人のみが持つ

 

強さであり儚さなのかもしれません。

 

優しくて儚くて壊れそうで綺麗な

 

夢の世界の住人のような。

 

 

羽生さんを見ていると

 

なんかかぐや姫みたいにいつかお迎えが来て

 

月に帰ってしまうんじゃないかとさえ感じる時があります

 

そしたら次の質問で「コラボしたい曲はありますか」と聞かれた清塚さんは

 

「月の光」

 

とか仰ってたんで

 

ああそうか

 

彼もそう感じているのかと思った次第。

 

 

清塚さんは頼れる兄貴として、ずっと羽生さんに伴走していただけたら素敵だなと思っています。

 

MIKIKOさんも今回のインタビューの最後に

 

本当に彼は大変なことを実践してくれています。

体力的にも、精神的にも、その可能性が潰れないように

私たちも努力を続けたいですし

応援できることはできたらいいなと思っています。

それがちょっと大きい話ですけど

日本や世界のためになったらいいなと思います。

 

と仰っていました。

 

周りの人たちは彼がやっていることの意味も

 

羽生さんの覚悟も

 

彼がどんな妨害を受けているのかも

 

わかってくれていますよね。

 

日本のトップクラスの心あるアーティストたちが

 

羽生さんの周りを固めてくれて

 

サポートしてくれているのが

 

本当に嬉しいですね。

 

 

ちなみに構想を固めるにあたってはMIKIKO先生とはかなりブレインストーミングをしていたようですね。

 

ゲームの世界観で作ってはどうかと提案したのはMIKIKO先生だったというのはびっくりしましたが

 

RE_PRAYという言葉については羽生さんが最初から考えていたというのを聞いて

 

ああやっぱりと思いました。

 

この言葉は「祈り続ける」という意味だとしていますが

 

「祈り直し」とも読めるわけで

 

羽生さんの中では、実は「もう一度やり直したかった何か」があったのかもしれないと思っていました。

 

何度も書いていますが

 

去年、ノッテの後、同じ場所であのUSA礼賛の内容でFaOIを見させられたのは

 

実は私もトラウマだったのですよ。

 

よく見直すと、オープニングではアンサンブルスケーターたちが日の丸を踏みつけてますしね

 

周りを囲んでいるのかと思ってましたが

 

踏みつけてました。

 

蛆は日の丸踏みつけさせるの好きですからね。

 

 

だから彼がその「RE_PRAY」という概念を中心にアイスショーをと考えたとしたなら

 

それはFaOIの前後からだろうなという気はしてました。

 

MIKIKO先生にはif…もグラマラススカイも手直ししてもらっていたそうなので

 

そのあたりからコンタクトは取っていたはずだし

 

自然とそんな流れになったとしてもおかしくないですよね。

 

ちなみに清塚さんのところに編曲を依頼した時には

 

すでに構想ははっきりと固まっていたそうなので

 

清塚さんたちはあまり時間的に余裕のない中で一発どりで録音をしたようですね。

 

さすがプロ

 

7月18日に収録した「職業羽生結弦の矜持」の中の練習映像で

 

すでに背景に「破滅への使者」が流れていましたので

 

その頃にはもう出来上がっていたということなんでしょう。

 

三毒様の選曲は、「いつ夢」の次に置くのにどんな曲がいいかと聞かれてMIKIKO先生が提案した数曲の中から

 

羽生さんが選んだそうです。

 

 

そして去年のノッテの最後の日、3月12日のスピーチで彼は

 

「僕はあくまでもフィギュアスケーターでしかないので、これで世界を変えられるとは思っていない」

 

というようなことを言っていましたが

 

今回のクワドラプルの中で羽生さんは

 

「世界を変える」

 

と色紙に書いています。

 

この1年を経て

 

特にRE_PRAYツアーを経て

 

彼は何かの手応えを掴んだのでしょうね。