羽生さんと清塚さんが

 

「ゆづちゃん」「きよちゃん」と呼び合う間柄で

 

スカイプなどで何時間も話し込んでしまうほど互いに共鳴し合う仲であることは知っていましたが

 

やっぱり「親友」(の一人)はこのかただったんですね。

 

 

 

魂というものを感じた事がありますか?
#RE_PRAY の横浜公演に行って来ました。
本当にゲームの主人公みたいに、苦しみ哀しみ、愛、憎、正義、悪、全てを一心に背負って、自分を犠牲にして世界を救おうとしているように見えました。

今回の構想の段階から話し合ってきたから、
「こんなの実現可能なの?」というほど、私は最初から困惑していました。
「生きて帰って来てね」と声をかけたのを憶えています。
でも、ゆづちゃんは やってのけた。

「破滅への使者」を完成させた直後は、
なんらかの恐ささえ感じさせました。
「いつか終わる夢」にかける気持ち、
「春よ、来い」の更に繊細になっていた感性(実際にまた細かく音を拾ってくれていた)、そしてロングバージョンのロンカプ。

魂の祈りが天に届いたら、ロンド(輸舞)ですね。

というゆづちゃんと交わした言葉が心に響きます。
本当にいつもありがとう。
心の支えです。
いつまでも親友です。
 

ちゃんとこうやって「親友」のネタバレしてくれる清塚さん、好きハート

 

もちろん、もう一人の「親友」(お席も並んでたんでそこは「親友席」だったんでしょうね笑)のみやかわくんも

 

FCで散々、惚気てたみたいなんで

 

彼ともよく話すんだろうなあ。

 

清塚さんの投稿によると構想段階からかなり話し込んでいたんですね。

 

やはり表現者としても並外れたものを持ち

 

さらに頭もめっちゃいいお二人ですから響きあうものがあったんでしょうし

 

完全に信頼し切っているんだろうなあ。

 

だって2018年に「春よ来い」をアレンジしてもらって

 

それが五輪のエキシでも滑ることになるほどの大傑作かつ代表作にもなり

 

そのご縁で北京で滑るSPロンカプのアレンジ、今回の「いつか終わる夢」のアレンジなど

 

大事な場面で使う音楽の編曲を毎回、依頼するほどの関係になり

 

そりゃあ、清塚さんだって、これほどの天才にここまで信頼され慕われたら

 

嬉しいでしょうね

 

信頼した人に裏切られてばかりの結弦くんなので

 

いつまでも親友でいてくださいね。

 

 

ていうかみやかわくんにしても清塚さんにしても

 

絶対に裏切らないだろうなというのはすぐわかります。

 

これだけ魂が共鳴しあえる人

 

ソウルメイトのような人なら

 

相手を裏切るとかミジンコも思わないでしょうから。

 

 

そういう信頼できる人と構想段階から相談して

 

話しこんで作り上げてきたアイスショーだからこそ

 

あのような素晴らしいものになったんですね。

 

 

清塚さんも羽生さんのプランのあまりの無謀さに

 

「生きて帰ってきてね」と声をかけたという過酷な内容

 

私たちはチアノーゼ状態になった彼の唇や

 

口を大きく開けて肩で息をする姿や

 

胸をドンドンと叩く仕草に

 

その凄まじさを感じたわけだけれども

 

でも結弦くんは成し遂げましたよね

 

完全ノーミスを! 

 

「魂の祈り」の完成形を天に届けた羽生さん

 

清塚さんが感じた

 

ある種の「恐ろしさ」の意味

 

凄くよくわかります。

 

これは「架空のストーリー」であって決して「羽生結弦の物語」ではないと

 

埼玉公演の時には言ってました。

 

でも一箇所だけ羽生結弦の名前が入っているところがあって

 

それが「羽生結弦『破滅への使者』」のところ。

 

ここは、ここだけは、羽生結弦の物語であったはず。

 

そして物語の流れ的に

 

ここをノーミスで滑り切らなければ

 

本来Clear(ノーミス)にはならず

 

物語が成立しないわけで

 

だから毎回、ここでジャンプをするたびに

 

ファンは緊張して

 

祈りながら息を殺して見つめていたんですよね。

 

今回、初めてオールClearになり

 

それによってこのアイスストーリーという魂の祈りの物語が完成形として

 

神に捧げられたのだと

 

私は思っています。

 

 

フィギュアスケートをやる者として

 

彼はノーミス演技の力を知っていると思います。

 

観客全員を立たせることができるのも

 

その録画が何度も何度も人々に再生され見てもらえるのも

 

ノーミス演技のみ。

 

SEIMEIだってノーミスしたNHK杯やGPFがよく再生されますよね。

 

ワールドのホプレガが伝説になったのも

 

得点だけでなくノーミスだったから。

 

もちろん、ニースのロミオは転倒も含めて表現として完璧だったわけだけれども

 

あれは若きロミオのつまづきということで表現として完成されてたんですよね。

 

 

でも今回のこの「破滅への使者」

 

これはラスボスとの最後の死闘、という設定。

 

乗り越えなければならない壁

 

壊さなければならない壁がある

 

その壁を打ち破るための

 

最後の戦い

 

最後の挑戦

 

コワセ コワセ

 

と自ら煽る。

 

俺のケツイがやっと出せる

 

ここまで言ったなら

 

当然、ノーミスでなければならなかったけれども

 

そんなに簡単なことではないことも事実で

 

でもそれを6回かけて完成させました

 

息も絶え絶えになりながら。

 

 

ステージクリア!

 

ミッションコンプリート!

 

といったところでしょうか。

 

 

その完成までの挑戦の過程を記録した全6回のDVD

 

これは必見ですよね

 

ぜひ作って欲しいですぅ、テレ朝さん(チラッ)

 

 

で、意味深だなと思うのが

 

「データがセーブされませんでした」のところです。

 

セーブ(save)って救うという意味もありますので

 

「破滅への使者」がラスボスとの戦いに勝利したとしても

 

それによって世界が救われるわけではない、という意味にも解釈できますよね。

 

むしろ世界が破滅するという話ですから。

 

要するに正義のためであれ何のためであれ

 

戦って戦って

 

敵を倒し続けて行っても

 

その行き着く先は、世界滅亡しかないってことでもあり

 

誰も勝利しないということでもあるわけで

 

その空虚さが

 

後半の選択と、祈りへと続いてゆく。

 

生きとし生けるものを大切にし

 

何も殺さない

 

自分のために他の命を犠牲にすることをしない

 

ただ神に祈り

 

神が指し示す方へ歩いてゆく

 

水が照らす方へ

 

導かれるままに歩いてゆく

 

そういう生き方につながってゆきます。

 

 

ここで水というのは命の巡り

 

水は天と地、海と空の間を循環し、命を育んでくれるもの

 

命の源

 

そしてその水を司るのが龍神であり

 

ハク様であり

 

この地に命を巡らせてくれて

 

凍てつく大地にも

 

花をいっぱいに咲かせてくれるのも

 

巡り巡って命を星に帰らせてくれるのも

 

 

なんですよね、きっと。

 

 

このラストから次のノッテステラータにつながってゆくのかなと

 

感じました。

 

その意味でも

 

今回のノッテは凄く特別な意味を持ったショーなのかなと感じてます。

 

もちろん、去年のノッテもそうでしたが

 

でも本来、今のような強い羽生くんでやらなければならないことだったのかなと

 

感じています。

 

心の傷も癒えぬまま

 

隙だらけの状態でのノッテだったように思います。

 

あのような憑依体質の人にとっては

 

非常に危険な状態だったのかもと今になって思います。

 

その後の受難を考えると。

 

 

でもこの1年かけて物凄く強い姿に生まれ変わって

 

またセキスイハイムスーパーアリーナに戻ってくる羽生さん。

 

今の彼には全く隙がありません。

 

何かがこの1ヶ月で大きく変わったなと感じています。

 

3月8日

 

私のゆづ友さん達の多くがチケットを手にしました。

 

どんな景色を見ることができるのか

 

とても楽しみにしています。