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アフターパンフ届きました。

 

ショーの写真がメインで、あとは羽生さんのインタが載ってます。とても興味深いです。

 

まあネタバレになるのであまり書けないけど

 

羽生さん、実はもともとプロローグタイプのアットホームな感じのツアーにするつもりだったみたいですね。

 

でもやっぱりそれでは言いたいことが伝わらないかもと思い直し

 

ギフトタイプのストーリー仕立てにしたということらしいですね。

 

7月18日の練習ではほぼギフトのセトリで「本番通りの流れで」練習していたので

 

要するにツアーはプログラムはほぼギフトの時のもの

 

でもギフトのようなストーリー仕立てではなく

 

アットホームな(ファンとのやりとりが入るタイプのファンミ的な)もの、という風に考えていた可能性があります。

 

そりゃギフトにあそこまで力を注ぎ込んだのですから、同じネタで1年ぐらいは続けてもいいよね。

 

真央さんも競技時代のプロでサンクスツアー3年(全202回公演)やりましたし

 

ていうか普通そうしますよね。

 

特にギフトで全部出し尽くしたので今は空っぽだと言ってたし

 

新しいネタを思いつくまで、競技時代のプログラムを滑って全国回って・・・と考えるのは普通です。

 

そもそもギフトの時に、これからギフトを届けに行く旅に出る、と言ってたし。

 

 

でも羽生さんは最終的にもっと表現したいことを表現するために、ストーリー形式にすることにした。

 

きっと堂本光一さんや星野源さんらとの対談も影響しているのかなと思いました。

 

タイトルも二転三転して

 

最後にこのタイトルに落ち着いたとか。

 

このアナウンスが出たのが9月1日

 

その前にロゴのコンペがあったそうだから、遅くとも8月半ばぐらいまでにはタイトルは今の形に決まっていたんだろうけど

 

そういえばその頃

 

羽生くんメンシプでも完全にファンの前から消えてたよね。

 

8月は相当アイスショーの構成を考えたり、会議を開いたりして詰めてたんだろうな。

 

蜷川さんの写真集「孤高の原動力」の清塚さんの記事によれば、清塚さんとは結構、テレビ電話(スカイプのこと?)とかで長話しちゃうらしくて、今は清ちゃんとか呼んでるらしいし(清塚さんがゆづちゃんと呼ぶから?)、相当親交を深めている感じですよね。今回も、いろんな音楽の編集とか携わってくれたみたいで、まあ2018年の「春よ、来い」以来だから既に長い付き合いだけど、いや〜強力な助っ人&心の友をゲットしたもんだなあと改めて心強く感じています。

 

天才は天才を知る、なんでしょうね。

 

MIKIKOさんとも相当細部まで一緒に考え、感じ、共有しながら、創造的な話し合いをしてきたんだなというのも羽生さんのツイでわかります。

 

 

いろんなことを細かく話し合いながら決めて、最後に「やっと」羽生さんがスケートに落とし込んだのですね。そこまでに相当な時間がかかったのだろうというのが、「やっと」という言葉でわかります。それによってショーに生命が宿ったと。

 

だから最終形になるまでには、ギリギリまで試行錯誤していたんだろうなあ。

 

その最後の詰めのところ、きっとすごく楽しかっただろうなと思います。

 

体はきつくても、形になる瞬間というのが一番テンション上がりますよね。

 

スタッフさんが三徹したあたり。

 

仙台にものすごい雷が鳴って、龍神様が現れたあたりからの三徹ですね。

 

そしてそのスタッフさんの一人の話で

 

会場に観客が入って初めてショーは完成するもんなんだなと言っていたというつぶやきを見て

 

ああ、私たちファンがあの素晴らしいショーの最後のひと振りを完成させたんだなと

 

またまた嬉しくなりました。

 

 

あちらサイドはこのショーを絶対に成功させたくなくて、色々仕掛けてきましたが

 

全く寄せ付けなかった!

 

羽生さんはこの夏に、アンチやゲスメディアや闇落ちファンからメンタル攻撃を受けていたし、ご本人談で体調を崩したりしたそうですが(多分、それは私たちがお参り活動を始めた時期と重なるかも)、立派に攻撃を跳ね返しました。

 

今もまだゲスメディアは色々仕掛けてきてますけど

 

残念ながら新しいファンも増えてますからね。老若男女問わず。

 

これからもファンの愛が羽生さんを守ってゆくと思いますし

 

去っていったファンの何倍ものファンが新しく増えて行くと思います。

 

私は正直、半減しても仕方ないかなと思っていたのですが、それでもすごいファンの数ですし、ここからまた増えてゆきますから心配には及ばないでしょう。

 

アンチは無駄だからもう諦めればいいのにね、、

 

 

このショーを完成させるにあたっては、当然、無から有を生み出すわけですから、暗闇の中で手探り状態だっただろうし、相当な産みの苦しみはあっただろうけど、こういう強力な助っ人たちに囲まれながらの仕事であったとしたら、きっとめちゃめちゃ楽しかっただろうなと思います。

 

ちなみに今回の公演の成功の鍵となったのは実は三毒様だと私は思っていて

 

あれを入れた人天才!と思ってます。

 

あれだけは羽生くんの選曲ではないと思うんですよね。

 

他の音楽はみんな羽生くんの過去プロだったり、新しいものでも羽生くんが聞いてそうな曲ばかりでしたが

 

あれだけは別の匂いがするというか

 

他の人の選曲っぽい。

 

で、選曲したとしたら椎名林檎さんと友達だというMIKIKOさん以外ないだろうなと思ってます、演出担当だし。

 

あれを入れたセンスが脱帽で、あのインパクトは強烈でした。

 

ショーの中で最もシン・羽生結弦を感じさせるプログラムでした。

 

多分、あれがなかったらもっと軽くて薄味なものになってたと思うんですよね。

 

他の命を食らって自分が生き延びる選択をする

 

そのことの意味を、あの前の映像と

 

あの曲の世界観で、全て説明してしまう。

 

凄いです。

 

あれがあったからこそのRe_Prayには作品としての深みが加わったし

 

前半と後半の対比も鋭いものとなって

 

命の重みと生きることの本質について考えさせられ

 

神と人間という大元へと立ち返るきっかけとなる

 

祈りのショーとして成立したと言ってもいい

 

鍵となる選曲だったと思ってます。

 

羽生さんの背徳的な美しさと迫真の演技がまた壮絶で。

 

蜷川実花さんの写真集での経験もすごく役に立っていたのでは。

 

羽生さんの中にあるものを引き出してくれた写真家さんたちに感謝です。

 

人を惑わし虜にした挙句食い殺すようなセイレーンのような妖しさ

 

人の欲にとり憑いて破滅へと導く悪魔的な存在

 

そんなダークな闇落ち羽生さん全開でした。

 

それは優等生のイメージ、天使や妖精のイメージの羽生さんだけを見たかったファンにとっては

 

目をそらしたい世界観かもしれませんが

 

そういうものが実は羽生さんの中にあるからこそ(それは多かれ少なかれ人間誰しも持っているもの)

 

鬼才たちの手で引き出されるわけで

 

引き出されたものはまた彼自身の表現の幅になってゆく。

 

もうね

 

目くるめく表現の世界でした。

 

競技者羽生結弦が表現者羽生結弦として

 

さらにまた異次元の存在となった

 

記念すべきアイスショーでした!