3.11なので、浅田真央選手のジュピターもリンクを貼っておきます。

先日のエントリーでもジュピター動画を貼りましたが、色々な動画を巡ってみて、一番思いのこもった真央選手のジュピターはスターズオンアイスで演じたこれかな、と思います。お母様の死、息つく間もなく全日本での優勝を経て、少しゆっくり正月休みをとったのかもしれないタイミング。母のいないお正月を過ごした真央選手は、きっと改めて喪失感を感じたのかもしれないなあと、その表情を見て思いました。表情も切ないし、演技自体も壮絶な美しさだと思います。

二コ動、このブログではなぜかリンクしか貼れないので、リンク先でご覧下さい。

【ニコニコ動画】【フィギュアスケート】 浅田真央 Stars On Ice 2012

このなかで、司会の小島アナウンサーが、こう言っています。

「人は辿って来た道というのを振り返るときが必ずあるといいます。それによってこれから進むべき道が見えると、そういう風に言われます。」

二コ動のコメント欄では、「何を突然」とか、「浄化されたんだろうな」とかの書き込みが入ってましたが、たぶんフィギュアをずっと見て来た彼には、真央選手がなぜこの曲を選んだのか、この曲にこめた思いや祈り、自分に与えられたミッションに気づいてそれを背負ってゆくという静かな決意などが、わかったのだろうなと思います。

同じ時期、羽生選手は、エキシにホワイトレジェンドを何度か演じています。被災した彼がもがき苦しみながらも羽ばたいてゆくという思いをこめたエキシだそうで、2011年の全日本でも2012年のワールドでも、そしてソチ五輪でも、大事な場面でこの曲を演じています。


これは2012年のワールドでの演技も素晴らしいのですが、その前夜の全日本の未完成の演技がまた独特の透明感があって素敵です。

【ニコニコ動画】【フィギュアスケート】 羽生結弦 2011年 全日本選手権EX

ジュピターにしろ、ホワイトレジェンドにしろ、震災の年にこのような特別なプログラムを演じることになるって、やはりつくづく神様に選ばれたスケーター達なんでしょうね。



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