神殿のとある一室 そこに フードを被った男が入って行った


「ファウロ・・・モーメントの魔法師達が来たようだな」


「あぁ わざわざやられに来るとはなぁ・・・」


ファウロが ニヤニヤと怪しげな笑みを浮かべる


「俺たちが負けるわけない なんせ あいつらがいるんだからな」


「そうだな」


「フッ・・・さあて そろそろ宴を始めるとするか・・・!!」


ファウロがそう言ったとたん 部屋の奥にあった扉が開いた


入って来たのは 4つの人影だった


「お前達 行って来い!!」


「分かっている・・・」


ファウロの言葉に 1人の少女がそう返事をした


そして 4人の姿はどこにもなくなった


「・・・ハハハッ! これでようやく 俺たちの本当の目的が果たせる!!」


「マコ・・・か あの子はシリナから脱退した後の4年間 いったい何をしていたんだ・・・?」


「そんなこと知るか! どうでもいい!」


「それもそうか・・・連れ帰してしまえば すべてはこちらのものだからな」


「そういう事だ・・・!」


ファウロは 不適な笑みで男を見た


それから 部屋中に響くほどの大声で笑い初めた


だが男は 顔色1つと変えることはなかった




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「っにしても広い神殿だな! これじゃあ敵を探すのにも一苦労じゃねーか!!」


グランが 少しばかりイライラしたように言った


「・・・うむ そうだな・・・」


マスターが 考えるような仕草を数秒間して 顔を上げた


「・・・ここからは 分かれて捜索とするか・・・」


「そうだね もしピンチになったら コーリンに呼びかければいいし」


全員が同意し 10人はいったん分かれて行動することになった


迷路のようなこの神殿では この策が適切だった


「それじゃ それぞれの幸運を祈るとしよう!」


エナの言葉を最後に 10人はバラバラになった


「コーリン! お前は俺と来い!!」


ただ1人 コーリンはグランに引っ張られていったが