■原題
Odd Thomas


■製作
アメリカ(2013)
監督&脚本:スティーヴン・ソマーズ
原作:ディーン・クーンツ「オッド・トーマスの霊感」


■主な出演
アントン・イェルチン、アディソン・ティムリン、ウィレム・デフォー、ググ・バサ=ロー


■あらすじ
平穏な暮らしを望む青年オッド・トーマスは死者が見えるという能力のため普通ではない人生を送っている。そんなある日、オッドは職場のダイナーで凄惨な死に群がる悪霊ボダッハを大量に目撃する。町に危機が迫っていることを察知したオッドは平和のため、愛する彼女ストーミーを守るために立ち上がる。


■感想
「ハムナプトラ」のスティーヴン・ソマーズ監督がアメリカのベストセラー作家ディーン・クーンツの小説を映画化。


私はホラー映画はキライなんですが。


「シックス・センス」みたいにストーリーがしっかりしていて、つい引き込まれちゃう『オバケが見えるキャラがいるけど怖くない系』ならOK。


「リング」の貞子みたいなのが出てきて『恐怖のどん底に突き落とす系』は絶対とは言わないが無理。それでも「チャイルド・プレイ」みたいに思わず吹いてしまうやつなら大丈夫。


「13日の金曜日」のように大した内容でもないのに『観客をひたすら驚かせてビビらせる系』も苦手。何しろ小心者なので。


ついでに「残穢」みたいに具体的な描写こそないが、想像を掻き立てるような『音がリアルに感じる系』も夜眠れなくなるからダメ。


と、こんな状態なので観れるホラー映画は限られてくるのですが、本作は「シックス・センス系」かなぁと踏んでトライしてみた次第。ネットでの評価も高めで、面白いのかもという期待もあったし。


で・・・・


ハイ、たしかに面白かったです。スピード感があるのが良かったです。前半、チョコチョコ笑えたんで余裕があったというか多少舐めてかかってたんですけど、ハラハラし始めた頃にはすでに引き込まれていました。


アントン・イェルチン扮するオッドが殺人鬼のアジトに忍び込む場面や、その殺人鬼に追いかけられる場面などとにかくスリリング!


また、目を背けたくなる場面もあり(冷蔵庫を開けたらゴキが…とか)なにかと忙しく全体的に濃ゆい作品だったと思います。


ラストにもただただビックリ。


ホラー映画だけどもサスペンス要素も強いかな。後半は二転三転する展開なので、サスペンス映画としても楽しめました。


ドクロドクロドクロ


南カリフォルニア。ダイナーで働く20歳の青年オッド・トーマス(アントン・イェルチン)は霊が見えたり、死者の気持ちを読み取る特異能力を持っている。


最愛の彼女ストーミー(アディソン・ティムリン)と平穏に暮らしたいと願うのに、ついつい「彼ら」の訴えを聞き、関わってしまうのだった。




ある朝、大殺戮の悪夢にうなされて目をさましたオッドは不吉な予兆に胸騒ぎを覚える。そして職場で「凄惨な死に群がる悪霊ボダッハ」が大量にさまよっているのを見てしまう。


ボダッハが現れるということは、すなわち、流血の惨劇が間近に迫っているということ…。


そんな中、友人のヴァイオラ(ググ・バサ=ロー)から「自分と男の死体が横たわる」夢を見たと打ち明けられる。死体の男の服装までしっかり覚えていた彼女の話を聞きながら、オッドはダイナーにボダッハが現れたタイミングについて考えていた。ある不気味な男(シュラー・ヘンズリー)が来店したその直後にボダッハが現れたのだ。




オッドは特殊能力の1つである「会いたいと思った人物に十中八九、偶然出会える」、ストーミーいわく「霊的磁力」を使ってを探し始める。


ほどなくして、ストーミーが働くアイスクリーム店に入っていくを発見。案の定、彼の周りにはボダッハがウヨウヨと漂っていて…。


ドクロドクロドクロ


不審な男はやがて殺されて死体になるんですけど、この人、死人の役うますぎ。ある意味、見どころ?




あと、ストーミーが可愛かったです。




■お気に入りのキャラ
なし


■個人的評価
★★★★

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