■原題
How to Steal a Million 


■製作
アメリカ(1966)
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ハリー・カーニッツ


■主な出演
オードリー・ヘプバーン、ピーター・オトゥール、ヒュー・グリフィス、イーライ・ウォラック


■あらすじ
贋作画家シャルル・ボネの家に忍び込んだ美術鑑定のエキスパートである私立探偵デルモット。ところが、たちまちシャルルの娘ニコルに見つかってしまう。デルモットはとっさに泥棒だと嘘をつくが、信じたニコルから美術館のビーナス像を盗み出してほしいと依頼され…。


■感想
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若かりし頃のオードリー・ヘプバーンって本当に可愛くて魅力的な女優ですけども、作品に恵まれていたというよりは、最高に運が良かった人なんじゃないかなぁ〜。


というのも、本作を始めどの作品も、セリフ1つとっても、オードリーをよりチャーミングに魅せるために作られていると感じるから。もちろん彼女の存在感や才能が際立っていたというのもあるでしょうが。


そんなわけで、本作でもキュートでチャーミングなオードリーをめいっぱい堪能できます。ストーリー自体も面白いけど、心は完全オードリーに持っていかれますね!


デルモット役のピーター・オトゥールは加藤剛にしか見えませんでした…。


グリーンハーツラブラブグリーンハーツラブラブ


60年代のパリ。富豪の娘ニコル・ボネ(オードリー・ヘプバーン)は父シャルル(ヒュー・グリフィス)の美術品コレクションが高値で落札されたとラジオで聞き、大急ぎで帰宅する。




実はシャルルは天才贋作画家だった。


お願い、もうこんなことはやめて!


偽物を描いては競売にかけるシャルルの身を案じ贋作画家を引退するよう説得するニコルだが、当の本人はきわめて楽観視。


そのうえ、祖父が祖母をモデルに作ったヴィーナス像を「チェリーニのヴィーナス」として美術館に貸し出すというからニコルはびっくり!


丁重に扱われるヴィーナス像


大ごとになる前に壊してしまおうと妨害を試みるニコルだが、ヴィーナス像はとうとう美術館に展示されてしまう。


美術館の超目玉として展示されるヴィーナス像
あー、アタマが痛い…


そんなある夜、ボネ邸に1人の男が侵入。本を読んでいたニコルは物音に気づき、階下に降りていく。


なんの音かしら?


するとシャルルの「作品」を念入りに調べる男の姿が…!


何してるの?絵から離れなさいっ!


しかし、絵はニセモノ。贋作だけに警察を呼ぶわけにもいかず、ニコルデルモットと名乗るその男を見逃すことにする。


おまけに威嚇のために向けていた銃が暴発し銃弾がデルモット(ピーター・オトゥール)の腕を擦ってしまい、腕が痛くて運転できないという彼を、宿泊先のホテルまで送っていく羽目に。


腕が痛くて運転できないから帰れないかも。
泥棒のくせに、こんなにいい車に乗ってるなんて!


後日、ボネ邸に美術館長の代理が訪れる。彼はシャルルに今展示されているヴィーナス像を保険にかけたので署名してほしいという。


「あれはお金には替られないものだから保険にかけていないのだ。」と答えるシャルルだが、代理人に「ヴィーナス像に万一のことがあれば100万ドルが支払われる。」と言われ、ついサインしてしまう。




しかし、その署名には、ヴィーナス像の精密検査に対する承諾の意味も込められていた。しかも、検査に立ち会うのは、その道の第一人者であるバウアー教授だという。


か、科学鑑定だって?
どうしよう、もうおしまいだぁ!


鑑定を受ければ、ヴィーナス像どころか今まで売った絵も疑われ、贋作だと知られてしまうかもしれない。愕然とするシャルルのために、ニコルデルモットが宿泊しているホテルに電話をかけ、彼にヴィーナス像を盗み出してほしいと依頼するが…。


グリーンハーツラブラブグリーンハーツラブラブ


デルモットを呼び出した時の、サングラス風のアイマスク(?)がめちゃくちゃ可愛い! 


こうやってファッションを楽しめるのもオードリー・ヘプバーン作品の特長ですよね。


■お気に入りのキャラ
なし


■個人的評価
★★★(3.8)

ご訪問ありがとうございますニコニコ