■原題
Proof of Life
■製作
アメリカ(2000)
監督:テイラー・ハックフォード
脚本:トニー・ギルロイ
■主な出演
ラッセル・クロウ、メグ・ライアン、デイビッド・モース、パメラ・リード、デイビッド・カルーソー
■あらすじ
国際的な人質事件を専門に扱うプロの交渉人テリー・ソーンは、会社の要請で反政府ゲリラに誘拐されたアメリカ人のダム建設技師ピーター・ボーマンの事件を扱うことになり、南米の国テカラへと向かう。だが、300万ドルの身代金交渉を進める前にピーターの会社が保険をキャンセルしていたことが発覚。悔しさを噛み締めながらテリーは一旦テカラを去るものの、再びテカラに舞い戻り、覚悟を決めてピーターを救出することをピーターの妻アリスに誓う。
■感想
これまた昔購入したパンフレットから出てきましたよ〜。だけど、まーーーったく記憶になし。ひょっとしたら私が観たんじゃないのかも、どんな話?ってことで鑑賞。
ハイハイ、いつもながら、私が観てましたよ〜。なんでここまで記憶から抜け落ちてたんだろ?けっこう面白かったけど…。
ロンドンのK&R(誘拐身代金)企業に籍を置くプロの人質交渉人テリー・ソーン(ラッセル・クロウ)。
次の任務地は南米の国テカラ。反政府ゲリラに誘拐されたアメリカ人のダム建設技師ピーター・ボーマン(デイビッド・モース)の事件を扱うことになる。
しかし、会社の命令で動いているテリーは、アリスの悲痛な叫びを無視するしかなかった。
その頃、ゲリラから金づると判断されたピーターは他の人質と区別され、北のキャンプに移動させられていた。
彼にとっては、たった一枚だけ携帯を許されたアリスの写真だけが唯一の心の支えだった。
一方、アリスは会社がテリーの代わりに雇った警備員を窓口に、ピーターの生存証明の交渉を進めることに。
そこにテリーが舞い戻ってきて…。
面白かったんだけど〜、メグ・ライアンがめっちゃ浮いてる!!
とてもじゃないけど、夫が誘拐された妻には見えんのよね。悲愴感も焦燥感も全く感じられん。
確かに2人は事件が起きる前に別居の話が出るほどの喧嘩をしてたワケだけど、だからこそ「あの時○○しておけばよかった!(○○の部分、今思いつかないけど)」みたいな後悔があったりして、もっとオロオロしていてもいい気がするんだけど
その差は日本人とアメリカ人の国民性の問題ってこと?日本人だったら、間違いなくオロオロするよね〜。
まーテリーがあまりにもできる男だから、安心感のあまりキュンとしてしまうのはわかるけど、それにしてもまるで他人事みたいな顔をしていたから、とにかく違和感しかなかったわ。
んで、こういう誘拐身代金企業って日本にはあるのかね?やっぱり兵役すら無いから無いのかな…なんて思っていたけど、欧米にはふつうにあるらしいね。
本作に登場するルーサン社にはちゃんとモデル会社があるようだし。(その会社コントロール・リスク社は本作の製作に協力しているそうだ。)
また、誘拐事件についても実際に事件にあった某夫妻をモデルとしているようで…。テカラという国は架空だけれど、だからなのかな〜、メグ・ライアン登場以外の場面では割とリアルだったように思いました。
最後のドンパチも迫力あって見応えはあると思います。ただ問題は、繰り返しになるけどメグ・ライアンだけ、なんだよね〜。
■お気に入りのキャラ
なし
■個人的評価
★★★(3.8くらい)