■原題
Ghost
■製作
アメリカ(1990)
監督:ジェリー・ザッカー
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
■主な出演
パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ、トニー・ゴールドウィン、ヴィンセント・スキャヴェリ
■あらすじ
強盗に襲われ命を落としたサムは、幽霊となって恋人モリーの前に現れるが、彼女には彼の存在を感じ取ることができない。やがて自分を殺した強盗が彼女にも迫っている事を知った男は、彼の声を聞く事の出来る霊媒師オダ・メイの力を借りて危険を知らせようとするが…。
■感想
これは私が初めてアメリカの映画館で観た作品ですよ。
私の姉は高校一年生の秋から交換留学生としてアメリカへ渡りました。最初はミシガン州だったのだけどホストファミリーとうまく行かず、三ヶ月後にホストファミリーを変えてカリフォルニア州サンディエゴへ。
そこでの生活が非常に有意義であったことから、交換留学を終えて帰国した際、学校に「もう一度行かせてください。」と言ったほどです。
しかし「何、バカなことを言ってるの?交換留学と言ったら一年に決まってるでしょ?」と校長に言われ、もともと滑り止めで受けただけのその学校が嫌いでたまらなかった姉は「じゃあ辞めます!」と勝手に高校中退し、それを知った両親は怒るどころか「よく言った!でももう援助はできないから、行くなら自分でお金を貯めて行きなさいよ!」と言い、姉は一年間みっちりアルバイトを掛け持ちしてお金を貯め、翌年ふたたびアメリカへと渡ったのでした。
その際、サンディエゴのホストファミリーが「またウチに来たら?」と言ってくださったので、姉はしばらくサンディエゴに留まっていました。
そして私たち家族もその頃からちょくちょく、しかしバラバラに(総出はさすがに迷惑だということで)アメリカへ行くようになり、本作はそんな中で「私のアメリカの映画館初体験」となった作品です。
劇場は日本ほど綺麗ではなかったけどチケットが5ドル程度でしたね〜。安ぅ〜っ!となって、じゃあ日本のあのバカ高い料金は何なんだ?と思ったことをよ〜〜〜く憶えています。
で、映画はというと。
当時、私の英語力は今以上にビミョーだったのでもちろん一度は断りましたが、姉に「カンタンな英語だし、たとえ言葉がわからなくても人間の動きだけで中身は把握できるから〜。」と言われ、「それなら…。」とその気になって行ったら全く分からず、結局日本で観直したというオチ
今回は、記事にするため3度目の鑑賞となりました。
アメリカ、ニューヨーク。銀行員のサム・ウィート(パトリック・スウェイジ)は恋人で陶芸家のモリー・ジェンセン(デミ・ムーア)と同棲することに。
その夜、テレビニュースで飛行機の墜落事故を観たサムは人生の儚さを感じる。そんなサムにモリーは「同棲に踏み切ったことを後悔してるの?」と尋ねる。
ある日、サムは銀行で不正らしき金の動きを発見する。金額の大きさからコンピューターでコード番号を変更し調べるつもりだと親友であり同僚のカール(トニー・ゴールドウィン)に話す。
少々気まずくなった2人。と、突然、銃を手にした男(リック・アビレス)がサムに襲いかかってきた。大声で助けを求めるモリーだが、場所が場所だけに誰も現れない。
揉み合いになったのを振り切って逃げていく男を追いかけたサムだが、逃げられてしまい仕方なくモリーのところへ戻ってくると、彼女は血まみれのサムを抱えて泣き叫んでいる…。
どうやらサムは死んでゴーストになってしまったらしい。モリーに触れようとするも触れられず、どんなに呼びかけてもその声はモリーの耳には届かない。
サムの死後しばらくしてのある日、最愛の恋人を失い悲嘆にくれるモリーを気分転換にとカールが散歩に誘う。
驚いているとモリーが帰ってきて、男に気づかないまま2階に上がっていく。2人が鉢合わせしてはいけないと思い、唯一サムの存在を感じることができた飼い猫に男を襲わせ、追い払う。
その帰り、サムは「霊媒占い」の看板を掲げた店を発見。モリーに危険を知らせたい彼は藁にもすがる思いで店の中に入っていく。
だが残念ながら、霊媒師を名乗るオダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)は明らかにインチキだった。サムは思わず「インチキじゃないか。」と呟く。
すると、どういうわけかその声に反応し怯えるオダ・メイ。その様子を見たサムは彼女には自分の声が聞こえるのだと確信する。
オダ・メイと会話できたサムはモリーに危険を知らせたいと告げる。関わりたくないオダ・メイは断るが、なんとしてでもモリーを守りたいサムは根気よく嫌がらせをして、ついに承諾を得る。
そしてオダ・メイはサムの言うまま、モリーに呼びかけるのだが…。
「セント・エルモス・ファイアー」でも思ったけど、若かりし頃のデミ・ムーアは本当に可愛いっすね〜。
古い映画なんだけど、今観ても面白いです。黒幕にしっかり復讐も果たせて痛快だし、ロマンス映画としてもコメディ映画としても見応えがある。ロマコメというと、それはちょっと違うんだけどね…。
そして忘れちゃならんのがUnchained Melody(アンチェインド・メロディ)ですな。
いま、この記事を書いている私の頭の中でもエンドレスで流れていますよ!!
■お気に入りのキャラ
なし
■個人的評価
★★★★★
ご訪問&いいね! いつもありがとうございます
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