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そして命は繋がっていく…


■製作
監督&脚本:河瀬直美


■主な出演
吉永淳、村上虹郎、渡辺真起子、杉本哲太、松田美由紀、常田富士男、村上淳


■あらすじ
奄美大島で母と2人で暮らす界人は八月踊りの満月の夜、海に男性の遺体が浮かんでいるのを発見し動揺してしまう。そんな彼の姿を同級生の杏子が見ていた。杏子の母イサは島民からユタ神様として慕われているが医師からは余命宣告を受けていた。神様と言われながらも死から逃れられない母の存在に矛盾を感じた杏子は行き場のない感情を界人にぶつける。一方、界人は恋人のいる母の女としての一面に複雑な想いを抱えており…。


■感想

……な・ん・か・い♡



ハイ、難解でした。



と言っても、小難しい本を読んで訳わからん!と放り投げてしまいたい気持ちになる…というものではなく、ピカソやダリの絵を観てうわっ難解!と思うような、つい観ちゃうけど理解不能〜って感じです。



言いたいこと、分かるような、やっぱり分からんような。



冒頭の海のシーンで、波を見ているだけで癒されるぅ〜引き込まれるぅ〜なんて思っていたら、次の場面で逆さ吊りにしたヤギの首を掻っ切るお爺さんの姿。



ガーンガーンガーン



と思ったら、今度は無駄に長い祭りの場面。奄美大島では祭事の際にヤギや黒豚、鶏などを屠殺して食べるという伝統があるらしい。



そうやって奄美の文化を色々と描写しているのは分かるんだけど、だからってヤギを食べてるシーンないし、食べていたとしても誰も「ヤギ美味しいね。」とか言ってないから判別できないし、



撮影のために殺したわけじゃないだろうけど、2回もヤギの死を見せる必要ってあったのだろうか?



まー、不可解はヤギだけではないですけども。



序盤で界人が見てしまった、海に浮いてた背中一面タトゥーの男。なぜ裸であんなところで死んでいたのか、結局分からずじまいだったし。



島育ちの杏子がほぼ標準語ってのも、どうなんだと思ったし。多少は訛っていたけども独特な訛りではなかった。あれだけ奄美全開という世界観で、なぜそこを怠った?と思ってしまう。どうにも違和感。



訛りといえば、奄美の方言の時は字幕が欲しかったな〜。たとえユタの言葉であれ、何を言ってるのかチンプンカンプン。



そんなこんなで、私には本作の良さがサッパリでした。とても最高傑作とは思えなかったです。



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制服のまま海を泳ぐ杏子
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乾くの、早っ!いくら南国だからって…
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穏やかな海
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ガジュマルの木と木漏れ日
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急に東京、そして親子で親子役
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本作まるまる奄美大島でよかったのでは…。







■お気に入りのキャラ
なし


■個人的評価
★★


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