■感想
……な・ん・か・い♡
ハイ、難解でした。
と言っても、小難しい本を読んで訳わからん!と放り投げてしまいたい気持ちになる…というものではなく、ピカソやダリの絵を観てうわっ難解!と思うような、つい観ちゃうけど理解不能〜って感じです。
言いたいこと、分かるような、やっぱり分からんような。
冒頭の海のシーンで、波を見ているだけで癒されるぅ〜引き込まれるぅ〜なんて思っていたら、次の場面で逆さ吊りにしたヤギの首を掻っ切るお爺さんの姿。
と思ったら、今度は無駄に長い祭りの場面。奄美大島では祭事の際にヤギや黒豚、鶏などを屠殺して食べるという伝統があるらしい。
そうやって奄美の文化を色々と描写しているのは分かるんだけど、だからってヤギを食べてるシーンないし、食べていたとしても誰も「ヤギ美味しいね。」とか言ってないから判別できないし、
撮影のために殺したわけじゃないだろうけど、2回もヤギの死を見せる必要ってあったのだろうか?
まー、不可解はヤギだけではないですけども。
序盤で界人が見てしまった、海に浮いてた背中一面タトゥーの男。なぜ裸であんなところで死んでいたのか、結局分からずじまいだったし。
島育ちの杏子がほぼ標準語ってのも、どうなんだと思ったし。多少は訛っていたけども独特な訛りではなかった。あれだけ奄美全開という世界観で、なぜそこを怠った?と思ってしまう。どうにも違和感。
訛りといえば、奄美の方言の時は字幕が欲しかったな〜。たとえユタの言葉であれ、何を言ってるのかチンプンカンプン。
そんなこんなで、私には本作の良さがサッパリでした。とても最高傑作とは思えなかったです。
![やぎ座](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/193.png)