氷河期世代って

結構長いんだよね

 

だいたい1970~1984年生まれ

にあたる人らしいんだけど

今この年代の人達の老後に関してとか

就職活動時代の景気の話とか

当時はあまり考えた事なかったけど

色々考えさせられる動画を見てて

感じた事がある

 

実際就職活動はかなりきつかった

 

圧迫面接も多かったし

全く受かる気がしなかったしね

 

公務員試験も受けたけど

倍率えぐかったし

 

とにかく選べない

というのが現状

 

しかも受かったとしても

当時はまだ

男女平等とかパワハラとか

サビ残とかブラックとか

普通にあった時代だったし

続かなかった人も多いんじゃないのかな

 

それもそのはず

これは就職に限った話ではなく

景気と政治の問題でもあったから

 

それと時代もあるか

 

団塊ジュニア世代だよね

 

ちょうど団塊の世代は

戦後の好景気にすっぽりはまって

バブルでウハウハだったんだよね

 

仕事も数をこなせば

とにかくがっぽり儲かる時代

 

みんなが物質主義に洗脳されて

設けたお金は

マイホームやマイカーにつぎ込んで

なんのちゅうちょもなく

住宅ローンも組めた時代

 

こども一人養うのもやっと

な現代とは大違い

 

だからニュータウンも増えたし

団地も増えたし

その当時はやればなんでもできる

という時代だったから

自己肯定感も高かっただろうね

 

みんなが我先にと

豊かな生活を夢見て

叶えていった時代

 

子供ができれば

競争社会を生き抜く為に

塾や習い事に行かせて

自分の価値を高めて

誰よりも幸せであることの基準が

物や目に見える評価だった時代

 

ところがこの子供たちが就職する頃には

不景気も不景気

 

バブルが崩壊し

これまで好景気だった企業も

今いる社員を養う事

会社の存続ですら厳しくなるくらいで

新卒を雇う余裕もない

 

競争社会で

負けたら終わりという教育を受けてきた

氷河期世代の人達は

就職最前線でも

人格否定されるような面接を受けて

入社しても

組織の駒扱いされて

疲弊して

引きこもりになったり

非正規雇用になったり

自己評価も低くなって

浮上できないままだったり

 

今言われて気付いたけど

この頃の風潮として

正規雇用が極端に少なくなったので

派遣や非正規雇用という働き方を

美化する動きがあったんだね

 

確かにそうだったかもしれない

 

派遣社員が主人公のドラマがあって

その派遣社員が超優秀で

自由な暮らしをしてたわ

 

そんなの現実的じゃないけどね

 

その当時の派遣って

今もそうかもだけど

最低賃金ギリギリのところだって

結構あったし

 

騙されてたと思う

 

まぁ陰謀論ではないけど

戦後の日本は

政治的な制裁もあって

かなり洗脳はされてただろうね

 

今みたいに

ネットが発展していなかったわけだから

情報源はテレビや新聞だったけど

テレビって相当操作されてるよね

 

やらせとかいうレベルでなく

 

うちの親はいまだに

テレビの言う事は絶対正しい

と思ってるし

 

それくらい

影響力が大きかったのは事実で

 

物質的な豊かさイコール

幸せだという価値観もそうだし

 

そんな親世代が

氷河期世代の子供に言う事って

かなり的外れだっただろうな

と今冷静に考えて思う

 

親が前衛的な考えの人で

敏感であれば

自分たちの世代と子供の世代では

世の中の流れも変わってるし

何が今の子にとって大切かとか

判断できたんだろうけど

 

でもあの世の中で

自分だけ取り残されないようにする為には

乗らなきゃいけない波

だったのかな

 

だとしてもこの

氷河期世代の人達って

ほんと少ないよね

 

まだ70年代前半の人達は

景気の煽りを受けてる人も

多い時代だから

中小企業であっても

毎年50人同期がいた

って人もいる世代だけど

私の世代はほとんどいないのよ

 

今50代、60代の人達がほとんど

 

そこから先は尻つぼみ状態だけど

それは多分どの組織も一緒で

先の見通しの分からない今の状況では

どこもそんな感じだろう

 

ただこの世代がすっぽりいないと

組織としては不安定なんだよね

 

でもだからって

中途採用で

40代の人を雇う会社って

そうなかったりするのよ

 

経験者とか優秀な人だったら

雇っても安心だけど

そうじゃない場合は

もうこの年で今更感あるしね

 

でもね

 

氷河期世代の問題についての動画を見て

コメント読んでると

どんな人達が書いてるのか

分からないけど

私は結構しっかりしてて

的を射た事言ってるな

って思った

 

いつもはコメント見ると

的外れな事を言ったり

ちょっと病的な批判をする人を

多く見かけるんだけど

やっぱりこの不遇な時代を

乗り越えただけあって

正論なんだよね

 

ただほんとこれは

私にも言える事だけど

とにかく世の中に対して

冷めてるんだけど

厳しい見方をする人が多い

 

恵まれた環境だった

と思ってる人は

ほとんどいないんじゃないか

っていうくらい

 

もちろん家庭環境や成育歴で

恵まれてる人もいるだろうけど

ほとんどの人達が

厳しい波にもまれてきたんだろうな

って人なんじゃないかな

 

だからと言って

全部人のせいにするんじゃなくてね

 

って言うのも

この不況時の就職活動時に

不採用だった人間を

自己責任

と言った人たちもいるみたいで

ほんと踏んだり蹴ったりだよね

 

そりゃ追い詰められるよ

って話で

 

私も相当

自己評価は低かったけど

多分こういう時代の流れと

教育環境や親のしつけもあって

この世代はみんな

自己評価が低かったんじゃないかな

 

だからどちらかと言うと

他責ではなく自責の人が

多いんだと思う

 

なんか色々な事が

繋がってきてね

 

でも自己評価が低いから

色んな点で損はしてるよ

 

雇ってもらえるならどこでもいい

という感覚でいるから

どこに行ってもいいように使われて

自分をすり減らしてしまうし

我慢も多いだろうね

 

非正規で雇われてる人が多かったから

というのもあるけど

自分の能力に見合った給与をもらえなくても

雇われてるだけましだ

って思いがちだし

 

この時代は第二新卒

というものもなかったから

ほんと厳しかったのよ

 

その上30歳を超えたらもう

若年雇用の上限に引っかかって

箸にも棒にもな状態だったし

 

だから必死で苦しくても

しがみつこうとしてたよね

 

私も20代は

サビ残が当たり前で

月100時間とかいってたと思う

 

でも稼ぎは少なくて

 

それでも文句言わず

働いてたよ

 

だから30超えて就職活動した時は

結局派遣しか

残されてなかったんだよね

 

パートや契約社員では

生活するのが厳しかったから

 

これでも甘いって

言われないといけないのかな

って思うよね

 

でも自分がこういう思いをして

生きてきたからこそ

まともな感覚の人は

多い気がする

 

バブルを経験した人は

過去の栄光にすがりたくて

プライドや見栄を捨てきれない人が

多くいたり

他人との比較に忙しい人も多いけど

この世代の人達は

他人なんて興味ないのよ

 

自分の事で必死だから

 

だって親にまで見放された人も

結構いたと思うよ

 

面接でボロボロに言われた上に

家に帰っても

またダメだったのかと

 

大学まで行かせたのに

とか愚痴られたりとかね

 

自分が一番辛いのに

他人からも身内からも

自分を評価してもらえないって

なかなかの試練だよね

 

でも

大学さえ行けば

いい一流企業に就職できる

という夢見る親は

多かったと思う

 

そんな時代じゃなかったのよ

って言いたいけど

 

だって当時は

手堅いと信じられてきた

金融業者ですら

統廃合やら横行してたんだから

時代背景を見たらわかるだろ

と思うんだけどね

 

当時はまだ親も働いてたり

早期退職金で裕福だったから

そんな事には

一ミリも気づいてなかったのかもだけど

 

多分うちの親世代が

一番給料も沢山もらってて

年金も多くもらってると思う

 

就職に限った話ではないよね

 

少子化問題も

かなり大きく影響受けてるよね

 

私もそうだけど

やっぱり自分が苦労した分

こどもにこんな思いをさせたくない

とは思うものの

産み育てる自信ないもん

 

非正規雇用の人だったら

もっとだよね

 

金銭的にもそうだし

気持ちの余裕もないよ

 

自己肯定感も低いし

自分なんかが

結婚できる訳ない

好きになってもらえる訳ない

って人も多いだろうし

 

親は団地から

エレベーター付きの高層マンションに

引っ越してるのに

子供はリノベーションした団地住まい

って人も多いよね

 

親子でこの落差って

 

不安感も高いのも

特徴的だと思う

 

いつなんどき

何が起こるか分からない

 

これまで当たり前だった事が

突然無くなる可能性だってある

という事を

身を持って経験してるし

 

特に私は高校時代に

震災も経験してるしね

 

受験すらどうなるか

分からない

という状況だったし

 

とかとか

挙げだしたらきりがないが

かなり不遇だったなぁ

と思わざるを得ない

 

こういう思考が染みついてるから

なかなか脱出しづらい

というのもあるよね

 

実際

私は食うに困るほどの

金銭的困窮というのはなかったけど

昇格も昇給も

諦めてると言うよりも

執着はないし

終身雇用も求めてないし

何かあれば頼れるのは自分だけ

と思ってるし

 

誰の事も何のもの

信じてないところがある

 

努力が報われる訳ではない

という事も

身に染みて感じてるしね

 

あれだけ勉強して

あれだけ頑張って受験して

大学に入学したのに

とか思うし

 

ちゃんとその分

自分の糧とはなってるけど

親の思う

インスタントにいい就職ができる

という洗脳は

まやかしだったんだ

って思うしね

 

これまで

友達との遊びや

勉強以外の学びを我慢して

人と争う事ばかりに注力して

やってきた意味

って感じだし

 

だからだと思うんだけど

頑張ったから給料上げろとか

受け身で何もしないのに

貰うものは貰う

的な考えや態度の人とは

そりが合わない

 

この世代間ギャップは

埋められないのかもしれないね

 

もうこれまで育ってきた時代が

全然違うんだから

 

とか思ったり

 

きっとね

 

私みたいに冷めてる人が

多いと思う

 

だからスピリチュアルとかに対しても

ドはまりしないし

そういう考え方も面白いな

とは思うけど

どこか冷静なんだよね

 

自信がないから諸刃の剣

な面もあるにはあるけど

大きなポテンシャルも秘めてる気がするんだけど

それでもやっぱり

私のように

根無し草的な人生を過ごしたい

という人も多いかもね

 

世の中に貢献したい

という大きな夢も持ちにくいし

 

老後はますます

厳しい世の中になっていきそうだけど

もしかしたら

今の延長線上ではなく

全く新しい価値観の時代が

やってくるかもしれないし

それまではとにかく

今を一所懸命生きるしかないね

 

なんか今書いてて

ものすごいめまいを感じた

 

大丈夫だろうか