久しぶりに有休をとりまして、まずは朝から歯医者へ。

年に一度の歯のクリーニング。

お茶類が好きなのもあってどんなに磨いても歯の裏の着色が残ってしまうので綺麗にしてもらいます。

いやー細かい所も綺麗にしてくれるから歯医者のあとはとても気持ちがいいです!

虫歯もなくきれいに磨けてるとの事で一安心。

 

家に帰って、夏日になりそうだから洗える着物に着替えて・・・と思ったら、まさかの着ようと思っていた着物の、袖と身頃の縫い目がかなりほつれておりました。脇パカーンですよ。着る前に気づいてよかったけど。お直し出さねば。

ショック・・・。それに合わせてオレンジのネイルにしたのにショボーン

 

仕方がないので阿波しじらに急遽変更。

帯も楽な方がいいので藤の博多織の半幅で長めの割角出しにしまして(なんか長さが中途半端だった)

なんとなく後ろ姿の兎の帯留で

そして行った先は上野です。

ひとまずランチと言う事で上野駅公園口を出てすぐ2階にあるこちらに

 

行ったのですが、ちょうど私の前に4人の制服を着た中学生女子グループが居まして、遠足とか修学旅行系の。

もうね、キャッキャキャッキャして楽しそうでね~(*´▽`*)

そうそう。これくらいの時こんな感じで楽しかったなーって心の中でおばちゃんニヤニヤしてました。

女子集まると喋り倒すよね( *´艸`)

石焼ビビンバとサムギョプサルのセット美味しかった~。

 

さて、上野駅前は、晴!天!

日差しもかなり強いのですが、真夏より全然楽よね~。

そして人も結構多かったです。写真はあまり人が映りこまないように撮りましたが(;^ω^)

外国人も多かったりしましたが、制服姿の中学生や私服の修学旅行な高校生の集団などが文化会館の前で集合していたり。

冬は水もなかった噴水ですが、噴水してました。

 

上野恩賜公園は桜で有名なので、もう葉桜だから空いてるだろうなと思ったけど全然そんなことはなく人一杯だった。

地方の方には桜がすごい公園だと思われてるかなって所ですが、こちらの中のマップをご覧いただくと

ホール・神社仏閣・美術館・博物館・動物園・池など、ここで全部回るの1日じゃ足りない位色々入っているのです。

 

私のお目当ては泣く子も黙る日本の美術・芸術の最高峰!東京藝術大学にある美術館で開催されている

『大吉原展』

私が最初に興味を持ったのは20代の頃に読んだ安野モヨコさんの「さくらん」

これが大好きで、土屋アンナで映画化されたときはすぐ映画館に見に行きました。

 

あとは歌舞伎を見るようになって遊女が出てくる演目も結構多く、比較的最近だと場所だけ使った感がある鬼滅の刃の遊郭編とか?

もありましたね。

 

以前浅草でレンタル自転車を借りて浅草七福神めぐりをした時も吉原神社も行っていて大門を通ったこともあったり。

 

そして丁度一月にこれを見て

吉原炎上が素晴らしく、記憶に残ってるのもあって、これはいかねばなるまいと。

 

大吉原展最初に発表されたキャッチコピーが大分炎上していましたが、

私もあれは残念だなぁと感じた一人。コピー出すなら光と闇、両方出してほしい所でしたね。

だって『人身売買や性的搾取 』で成り立ってる場所なのだから。

 

イヤホンガイドも借りまして、平日なのに結構混んでる中、人の隙間を縫いながら。

 

基本浮世絵が多い。色々見て回ってていくつかイギリスの「大英博物館」が所蔵してるのもあったりしました( ಠωಠ)

またこの沢山の絵の着物が見事でねぇ。着物の柄細かい所までガン見しまくりでした。

 

以外だったのは江戸時代にすでに孔雀の柄の着物があって、そんな前から?って思って調べたら

日本では、推古天皇6年(598年)に新羅よりクジャクが贈呈されたという記述が『日本書紀』にある。

もっと昔からいましたよ・・・。私の勉強不足であった。

 

ガイドを聞いてて面白かったのが、浮世絵って基本顔がのっぺりしてるじゃないですか。

高橋由一が、かなりリアルに花魁を書いたこちらの絵を見た本人が

私こんな顔じゃない!

って泣いて怒ったそうです。

 

地下と3階に分かれての展示ですが、3階は吉原に見立てた作りになっていて大門をくぐっていきます。

基本撮影禁止なのですが、一番奥の模型は撮影OK。

 

妓楼の入り口の花魁道中や、

支度部屋や客室など。

すごく精巧に出来ていて

360°見ることができます。

別の通路ではCGで大門から入って当時の遊郭内をドローンで見ていくような映像もあって、どういう街になっているのかがわかりやすかったです。

 

ガイドも聞きながらなので当時こうだったっていう話もあって色々思うところありましたねぇ(-_-;)

あと、遊女は遊郭から抜け出せないわけですが、どういう作りになっているのか以前から疑問で。

そしたら吉原の外側は高い黒塀で囲われ、さらにお歯黒どぶという「堀」になっているので入り口は大門を通るしかない。

これはまるでアルカトラズだわ・・・。

 

最後の展示を見終わると壁に大きな柳の木の写真が。これガイドなしで気づく人どれだけいるだろうか。

客が遊女との別れを惜しんで大門からちょっと離れた柳のある辺りで遊郭を振り返ったとの事で。

「見返り柳」と言うそうで。なるほどなぁ。切ないねぇ。

見返り柳はまだ現地にあります。

 

最後にショップに寄ってしおりを買いました。

歌川広重の『名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣 』

猫が浅草の鳳神社の酉の市の客を妓楼の2階から眺めている絵です。

 

美術館を後にして、一人で上野公園行くとき恒例の上野東照宮の狛犬に会いに行きました。

以前も紹介してると思いますが、ここの狛犬は超マッチョ。太い腕にがっちりとした胸。

 

かっこいいのよねぇ。獰猛!って感じでもんのすごい強そう。

お参りして御朱印をもらいました。

右下は5のつく日限定紫色で押してくれる「他を抜く力を授けん」たぬきです( *´艸`)

 

だいぶ気温も上がって来たので上野駅構内のSuicaのペンギンのカフェで一休み

店内も可愛い。上野だからパンダもいる。

そしてカップも可愛かった(*´ω`*)

 

夕飯のパンを買って帰宅~。

 

そして帯を広げたら福助がこう

 

木曜日に有給だと1日出ればまた休みって思えてちょっとうれしい( *´艸`)