井上陽水「覚めない夢」は推し活の曲?
今回は井上陽水の「覚めない夢」の歌詞を考察したいと思います。私の好きな井上陽水の曲ランキングの上位に入る曲です。考察を見る前にみなさんにぜひ聴いてほしい曲です以前「少年時代」の歌詞を考察した記事はコチラ↓『井上陽水「少年時代」の歌詞の意味がわからない?私なりに意味を考察します』「少年時代」は井上陽水の代表曲の一つであり、非常に人気の高い曲です。私も大好きで、初めてライブで聴いた時は美しすぎて涙が出ました。聞き手の心に少年時代を蘇らせ…ameblo.jp「覚めない夢」は2010年ごろに発売された「魔力」というアルバムに収録されています。アルバムの冒頭この曲から始まりますが、あまりの美しさにうっとりします。ライブでマイクを持って立って歌っていた陽水さんにすごく色気を感じた記憶があります。アルバムのタイトルである「魔力」が歌詞に入っていて、綺麗な旋律が、毒々しい「魔力」という言葉を引き立たせてくれます。私の中でもやっぱり「魔力」という言葉のチョイスがすごく好きです。では早速歌詞を考察していきます。音楽知識のない者が好き勝手言ってるだけなのでご了承ください歌詞を見て最初に想像したのは「終わった恋」でした。でも自分は大した恋愛をしてこなかったのであまり想像を膨らますことはできませんでした。しかし「推し活」視点で見るとこの歌詞を自分なりに理解できたと思います。詳しく見ていきます。♩あなたを好きになれば 幸せになれるかしら おそらくなれない 私がまだ知らない夢に 連れ出してくれるけどこのパートは歌詞どおりですかね。推し活は推す楽しさや、喜びを感じさせてくれます。そして日常では味わえない夢の世界に誘ってくれます。しかし推し活で幸せになれるのかと言われればおそらく「なれない」のです陽水さん厳しい‥じゃあ何で幸せになれないのでしょうか…♩あなたを夢にみれば 喜びは続くのかな おそらく続かない 私はまだ未来の夢を 描き切れていないからここは考察が難しかったです。例えば推しとになると想像して喜んでいたとします。しかし現実を見て将来自分がどうなりたい(結婚して家庭を築いたりするとか)と将来設計をしてないと、いつか推しが結婚したり自分が婚期を逃した時に絶望します。そう喜びは「続かない」のですそんなんじゃ幸せになれないのです陽水さん現実と向き合わせてくれてありがとう♩just a little love 星空ばかり 大人になれない 夜空の魔力のよう所詮推しは星のようなものなんです手に届かないような遠い存在でキラキラしているのを眺めるだけの存在なんですだけど手に届くような、自分の身近な存在のような錯覚をしてしまうようなそんな魔力が推し活にはあります人々が夜空の星に魅せられるようにそうやって現実を見ずに推しに夢中になるのは大人になれていないと陽水さんは言います←勝手な想像♩あなたとお別れして 幸せになれるかしら おそらくなれない 私はもういろんな夢を あなたと共に見たからここまで言われて推し活を辞めようと決意しますそしたら今度こそ幸せになれるでしょ!と思ったけど…陽水さんは幸せに「おそらくなれない」と断言します推しにいろんなキラキラした世界や推す喜びを教えてもらったのでこれを辞めるなんてできないのです陽水さん、どうしたらいいの♩just a little love 思い出ばかり 子供になれない 瞳の魔力のよう 夢のままで部屋で一人きり推しグッズに囲まれていても所詮ただの思い出だけなのです現実世界では隣を見ても推しはそこにはいないのです現実の人間と向き合って見つめ合って瞳に引き込まれて恋をするようなそういう恋を推しとはできないのですそれに気づいたら虚しくて、スッと現実に戻って来れますようやく大人になれますよかった陽水さん曰く「推しは現実とは違う(夢)と割り切りましょう」←絶対違う以上が私なりの考察です。ちょっとふざけ過ぎましたwこの歌詞では、幸せに「おそらくなれない(続かない)」と終始言っています。多分推し活ではなく恋の歌だとは思いますがw別れても思い続けても辛い状況を歌っているのかなと思います。あ、でも推し活だって恋と同じようなものかな前半と後半で歌詞が対比してるのも面白いです。好きになる⇄別れ大人⇄子供夜空(遠く)⇄瞳(近く)対比させることで揺れ動く心情を表現してるのかなと思いますちょっとふざけた考察をしましたが、陽水さんはその揺れ動く心情を仕方ないよねって優しく包み込んでくれていると個人的には思いますそう思えるほど優しくて綺麗な曲だからです以上、井上陽水「覚めない夢」の考察でした