災害時の二次避難に関して! | momonga385のブログ

momonga385のブログ

愛猫の事や、子猫の事や、世間の嫌なことを、私情を押し殺し、冷静に、分析し、新たな切り口で、記事にしていきたい!と、思っています!

今、多くのワイドショーで、被災地の避難民の方々の、二次避難に関して、様々な意見が述べられていますが、3・11を経験したものとして、二次避難の難しさに関してお話したいと思います。当時、私は、山の神と、母親との、三人暮らしでした。実家に戻って来て、発災は、7ヶ月目の事です。幸いにも、自宅は被災しませんでしたが、地形的に、一時的孤立状態となりました。親戚は被災し、幸いな事に、近くの高台に避難する事は出来ましたが、家は流され、元の場所から100mくらい離れたところに、有りました。問題なのは、其のあとです、津波が引き、揺れも少なくなった時、家財道具を確認に行ったところ、様々なものが、盗まれていたそうです。

 

私が、能登半島地震の後、火事場泥棒に注意してくださいと発信したのは、そのためです。多分、今、寒さに震えている、被災者の方々も、温かい、二次避難所に、避難したいのは山々と思いますが、先に述べたような、火事場泥棒が横行する事を考えると、二次避難出来なくなってしまう。もし、自治体が、被災地の方々の二次避難を、行おうとするのであれば、被災地そのものを、立ち入り禁止区域に指定し、何人も立ち入らせない。不審者は、逮捕するなどの、体制を敷いた、のちでなければ、無理があると思われます。

 

食料や水、電気が途絶えた我が家で過ごしていたのには、別の理由もあります。私の楽器の保管のためでもあります。泥棒は、家にひとがいなければ、ガラス窓を割ったりしても、侵入し、盗んでいきます。奴らは、盗むためなら何でもします。だから、家が無事な人は、家から離れたくない。なぜなら、何の補償も、明確になっていないからです。

 

さて、これから、被災地には、先ほど言った、「火事場泥棒、空き巣、野盗、野党、票盗人」が、被災地に入り込んできます。だからこそ、単純に、二次避難を…と、言えない面もあります。

 

仮に、二次避難を全ての被災者がするにしても、その前に、被災家屋の放棄、を明確にしなければなりません。復旧作業でぶつかるのが、二次避難したため、倒壊家屋の持ち主の許可が得られずに、撤去が出来ないなどの問題が出てきます。当然の事でもありますが、持ち主が被災し、お亡くなりになったり、した場合に関しても、復旧作業の障害になってしまいます。それらの障害を、事前に処理したうえで、二次避難を、行った方がいいと思われます。

 

日本中の都道府県、各市町村からも、職員の派遣が迅速に行われています。当市からも、継続的な職員の派遣が行われることになっています。

3・11の経験が、生かされる事と思います。

 

早い復旧と復興を祈念申し上げます。