戦後間もなかったころですから、美智子さまの美貌は飛びぬけていたそうです。人々は、沿道に列をなし、美智子さまの乗った、車両を見つめ、手を御振りになってくれたと、歓喜したと言われています。特に、女性方には、評判がよく、今、ネット界隈で、囁かれるような、醜悪なイメージは無かったと言われています。それもそのはず、当時は、今の様に、ネットなどなく、お仕着せの情報を国民は受け入れるしかなかった。
そんな美智子さまも、そろそろ終活の時期に入られています。人間だれしも、いつかは、この世から去る運命です。どんなに、あがいてもその時は来ます。美智子さまも例外ではありません。
先日の誕生日に際し、女性週刊誌などは、あの時の美智子さま特集を組み、若くお美しかった美智子さまの、秘蔵写真を掲載していました。美智子さまも、若かったころの写真を見ながら、思い出にふけっているのではないでしょうか。しかしながら現実は、目の前の鏡の中にあります。
何故、女性週刊誌等が、美智子さまの写真で特集を組んだか、私は知っています。これは、報道各社や雑誌社では、よくある事で、何かあった場合に、使う写真を決めておく。そして、何かあった場合の取材体制も決めておく。予想される入院先、上皇様の御様子、入院先の雰囲気をどのように取材するか、等、事細かに決めてあります。なので、今回の様に、お誕生日を利用し、何かあった場合に使う写真の整理も含め、特集を組むわけです。
要するに、テレビ局や雑誌社は、何かあった場合の予行演習を行ったと、考える事も出来ます。これから毎年、誕生日を、お迎えになる度、今年のような事が繰り返される事でしょう。