訪問先 鳳凰古城(Fènghuáng Gǔchéng)その⑤ 〜夜の鳳凰古城編・1〜
訪問日 2022年7月30日(土)
鳳凰古城だが、湖南省の西部に位置し、苗族ら少数民族らが作り出した独特な文化に、美しい自然とが織り交ざり、明・清代の古い町並みが残る村だ。
夜の鳳凰古城は、昼間の雰囲気とは全く異なる顔を持っている。個人的ながらとってもきれいで、また行きたいと思わせる街だ。
夕暮れどきの鳳凰古城歩きからのスタートです。
では行ってみましょう!
赤丸のところからスタート。夜までに時間がありますので鳳凰古城の外を散歩したく思います。
蛇足ながら、この鳳凰古城の近くには中国最南にある万里の長城(南方長城)がある。そこへ行こうと思ったが時間が足りず…。仕方なく行くのを取りやめました。
*南方長城についての説明はこちら。ご参考まで。
18時45分、「蘭径大世界」(Lánjīng Dà shìjiè)の入り口。地図の赤丸の場所だ。
蘭径大世界は鳳凰古城の近所にある市場だ。時期は7月。スイカを売っている人たちがいる。
ナスやらトマトやらを売っている。私はこのようなローカルの雰囲気を味わえるところが好き。
こちらでも道ばたで野菜を売っている。緑色の服を着たおばちゃんは夜食中の様子。
ここは野菜のほか奥ではお肉も売っている。このときはコロナ禍だったのでお肉売り場を見に行くのはなんとなく怖くて足が進まず。
蘭径大世界の外、蘭径大世界に面する「虹橋西路」(Hóngqiáo xīlù)へでてきました。
ここでは籠にブドウを入れて売っている人がいますね。
太陽が傾き私の影が細長く伸びています。さてと鳳凰古城へ向かいます。
道を歩いていて見つけたお花。日本では見たことないです。調べるとどうもブーゲンビリアと呼ばれるお花らしい。
●鳳凰広場
夜の鳳凰古城めぐりは鳳凰広場からスタート!場所は赤丸のところだ。
鳳凰広場へつながる階段。どんどん進んでいきます。
18時59分、「鳳凰広場」(Fènghuáng guǎngchǎng)へとやってきた。広場の中央には“鳳凰の像”がある。像のある下段のほうへ進みます。
鳳凰広場には揃いのピンクの服を着た人たち。これはもしや・・・???
これが広場踊り!中国語で「広場舞」(guǎngchǎng wǔ)という。一糸乱れる踊りです。前方の3人のリーダーに合わせて後ろの人たちが踊っている。
広場踊りをしている軍団を背に、鳳凰古城へとへ進んでいきます。
●東正街
赤線が「東正街」(Dōngzhèng jiē)。鳳凰広場から東正街(左から右へと)に沿って歩いていきます。
この奥に進む道が東正街だ。尚、時間は夜の7時08分。夏ということもあり、まだまだ明るい。
東正街の入り口に立っている「田君健故居」(Tián Jūnjiàn gùjū)。
田君健(1907-1947)は、鳳凰生まれの国民党の軍人。1947年、国共内戦で戦死。その田君健の住居跡だ。
*田君健についての説明はこちら。日本語での説明はなかったので、悪しからず。
東正街は石造りの建物が並んでいる。ほとんどの建物の1階は商店になっている。
東正街では苗族の衣装を着て撮影をする女の子たち。
●鳳凰城牌坊
19時13分。「鳳凰城牌坊」(Fènghuángchéng páifāng)に到着。牌坊で子どもちゃんが追いかけっこをしていた。
写真のお店はお茶屋さんだ。引き続き、東正街を進みます。
通りにはいろいろお土産屋さんが並んでいる。こちらのお土産屋は干し肉屋さんだ。
こちらのお店は雑貨店。左のフクロウの袋が印象的。
こちらは貸衣装屋さん。苗族の衣装を貸しており、おまけに化粧台も備わっている。奥では女の子がどの服にしようか考え中だ。
●天后宮
こちらは昼間入った「天后宮」(Tiānhòugōng)。時間は19時22分、すでにクローズしている。
こちらは石細工のお店。石でつくったネックレスなど売っている。軒では白犬さんがお店番している。
こちらは木工のお店だ。楠木という字が見える。
懐かしい!2022年の北京五輪のマスコットの「氷墩墩」(Bīngdūndūn/ビンドゥンドゥン)の木彫り。恐らくはまがい物かな?
東正街を進んでいきます。人が多くなってきました。鳳凰古城の中心に近くなってきているようです。
●東門城楼
19時26分、目の前に城門の「東門城楼」(Dōngménchénglóu)が見えてきた。東正街と南辺街が交差するところだ。
東門城楼の門をくぐらず左側へ進むと城壁が続いている。苗族の民族衣装を着た女の子たちが撮影会をしている。空がオレンジ色に染まってきた。
では東正街へと戻り、東門城楼を抜けます。
竹かごを背負ったおばちゃんが。手には手作りの花冠。
こちらは竹の天秤棒を担いでいるスキンヘッドのおじちゃん。担いでいる緑のものはなんだろー??このおじちゃん、いい顔しているんだが、一応ニコちゃんマークで顔を隠しておきます。
この子はテレビゲームをしているよ。テレビの隣には古風なラジカセも。
このお店も苗族の貸衣装屋さんだ。色んな色の服だけれども、現代風にアレンジもされている?
●虹橋風雨楼の橋のたもと
19時30分、「虹橋風雨楼」(Hóngqiáo fēngyǔlóu)の橋のたもとまでやってきた。トンネルを進みます。
虹橋風雨楼の橋のたもとのトンネル。たくさんのひとが歩いてくる。
●回龍閣
虹橋風雨楼より先は通りの名前が東正街から「回龍閣」(Húilónggé)という名前に変わる。赤線に沿って左から右へと歩いていきます。
トンネルを抜けて左側にある「酒吧」(Jiǔbā/バー)。お客さんはこれから来店なのだろうか?歌手のお兄ちゃんが一人だけ。
このお店では飲み物のほか「氷粉」(bīngfen)という中国版の“あんみつ風”の食べもなどを軒先で売っている。
こちらのお店はお酒を販売している。店の奥の甕にもいろんなお酒が入っている。
こちらは、道の真ん中で自撮りをしている女の子の姿。
軒先で料理を作っているお母さんの後ろにいるのは娘ちゃんかな??
カットしたスイカを売っているお兄ちゃん。電球のしたのお店はなんとなく味があるなぁ。
右には小さな祠。人通りがすくなくなってきた。
●鳳凰準提寺
19時33分。右側の赤い壁はお寺。「鳳凰準提寺」(Fènghuáng zhǔntí sì)だ。昼間訪れた。
茶葉を売るお店だ。軒に「湖南黒茶」(Húnán hēichá)とある。黒茶は後発発酵という技法で作られ、ウーロン茶やプーアル茶も黒茶に含まれる。
染物屋さんのようだ。青く染められた布が壁一面にみることができる。
道に立っている白服を着たおじちゃんは“白いもの”を引っ張っている。この白いものは飴だ。
民宿だろうか?軒には番犬のワンちゃんが。
ひっそりとした通りだ。
このあたりはお店も少なく、民家なのかな??個人的ながら、自分味のある写真撮っている(笑)
●風橋
19時47分、沱江沿いに出てきた。沱江に架かるこの橋は「風橋」(Fēngqiáo)。風橋のそばの2人については、後のブログでアップします。
写真は進行方向でもある江沿の下流。私は沱江に沿って下流へと向かいます。
また静かな通りを進みます。
「薈華人文」(huìhuá wénrén)と書かれた額が掲げられている。なんだ、この古風な感じの建物は??
またお酒屋さんがみえた。
沱江沿いにでてきた。(見にくいが)沱江には小舟が浮かんでいる。
お姉さんがワンちゃんを連れて散歩中だ。
時間は19時55分。あたりはだいぶ暗くなってきた。道でフルーツを売っている。売り方は“重さ売り”だ。手に竿秤(さおばかり)を持っている。
ここも舟着き場なのだろうか。奥には「霧橋」(Wùqiáo)が見える。
●霧橋
沱江にかかる橋の一つの霧橋だ。
ちょっとした屋台が出ていたりと賑やかな感じ。
沱江沿い。手前には丸い橋の奥にはライトアップされた雲橋が架かる。
川沿いから一本裏に入るとひっそりとしている。
こちらは民家かなぁ??門の上に「紫気東来」(zǐqìdōnglái)と書かれている。意味は「縁起の良いことの前兆が現れる」という意味だ。
*こちらの方のサイトに詳しい「紫気東来」の由来の説明があります。ご参考まで。
●鄭公亭
水車の隣にある「鄭公亭」(Zhènggōng tíng)。詳しい説明はないのだが、明代の役人であり、当時の鳳凰古城の人々に愛されていたそうだ。それを称えてのものらしい。
●雲橋
20時10分、雲橋のそばにやってきた。雲橋は鳳凰古城の東端にかかる橋だ。
雲橋は車が通行できるようになっており、左右には歩道がある。
雲橋の歩道から鳳凰古城の夜景を撮影している人がいますね。私も風景を撮影してみます。
雲橋から鳳凰古城(風橋や虹橋の方向)を撮影します。ライトアップもされており綺麗な街並みです。
一方、雲橋からみる反対側(鳳凰古城のほうでない方向)の風景はこんな感じ。写真に写る塔は「鳳凰花園酒店」のいわば看板。尚、酒店とは中国語でホテルのこと。
鳳凰古城の東のはずれまでやってきた。では鳳凰古城のほうへと引き返します。
鳳凰古城 その⑤ ~夜の鳳凰古城編・1~ はここまで。
引き続き、夜の鳳凰古城を歩きたくおもいます。
つづく。