訪問先 芙蓉鎮(Fúróng zhèn)その①〜移動編〜
訪問日 2022年7月16日(土)~18日(月)
芙蓉鎮だが、1987年中国で公開された映画『芙蓉鎮』のロケ地。もとは王村鎮(Wángcūn zhèn)という地名だったが、2007年8月、映画の影響を受けて現在の芙蓉鎮へと改名された。街には石畳がのこり少数民族の土家族(Tǔjiāzú)が住む街だ。
では行ってみましょう!
●訪問先の場所をみます。
芙蓉鎮は湖南省は湘西土家族苗族自治州永順県に位置する。
日本の旅行ツアーでは「芙蓉鎮」は「張家界」と「鳳凰古城」と「長沙」とがセットで組まれるのが普通。さらにマネーとタイムが許すのなら、更に貴州省の銅仁市近郊の「梵浄山」が追加される。
●では出発です。
家を午後1時前に出発。
住まいのマンション群のなかをトコトコと歩く。この日はとても暑くて、外を歩く人の姿がほぼない。
天気がとっても良い!快晴だ!
最寄りの地下鉄の駅から武漢高鉄駅へ行きます。
改札入り、駅の構内へ来た。表示に即将到站(Jí jiāng ǎo zhàn)とある。まもなく電車が到着という意味だ。
スマホで天気予報をみたら、現在地は37度。メッチャ暑い…。
さてさて、、、
約1時間ほどで武漢駅に到着。
ちょっと時間があるので、せっかくなので切符をGETしに行きます。
こちらが電車の切符だ。現在、高鉄の切符は”領収書”としての扱いで、この切符だけで改札を通過できない。
切符を握りしめ、エスカレーターに乗って武漢高鉄駅の安全検査口へ行きます。
武漢高鉄駅の安全検査口に到着だ。
安全検査を抜けて、電光掲示板をみる。今回、G689の終点・張家界西駅行の列車に乗る。改札口はA5番だ。
下をのぞくとコロナ禍とは言えども、たくさんの電車が行き交っている。
待合室にはたくさんの人人人。それもそのはず、中国国内のコロナが落ち着きつつある上、学生の夏休みの時期でもあり、人がたくさんなのだ。
スマホにショートメッセージが。今となっては懐かしいのだが、この当時「外の省から来たら健康コード登録、PCR検査しろ」という通知が来たりしていた。
私が乗る電車の情報だが、15時18分武漢高鉄駅発-芙蓉鎮には20時09分に到着する。約5時間弱の乗車だ。
G689の改札が開いたぞ。
改札を抜けて13番プラットホームへと降りる。
こちらが今回乗車の列車だ。この山吹色のラインが入った車両は「復興号(Fùxīng hào)」と呼ばれる車両だ。
*こちらは復興号に関するwikipediaさんの説明だ。ご参考まで。
車両に乗った!武漢高鉄駅を定刻通り出発だ。
武漢を過ぎると湖が見える。
途中すれ違った和諧号(Héxié hào)だ。和諧号には青色のラインが入っている。
逆光となってしまっているが、武漢を出て最初の停車駅の咸寧(Xiānhxíng)駅だ。15時40分到着だ。
咸寧駅を過ぎたら、大きな水たまりが見えてきた!
15時58分、次の停車駅は赤壁北(Chìbì běi)駅だ。あの映画『レッドクリフ』で有名な赤壁がある地域だ。
*以前私が“赤壁”へ行ったときのブログ。クリックしてみてね!
赤壁北駅を過ぎた。田んぼが広がっている。あれっ、煙が出ているけど何しているんだろう??
16時26分、岳陽東(Yuèyáng dōng)駅に到着だ。岳陽にいるということは、湖北省を抜けて湖南省へと入ったという意味だ。
*岳陽には“中国・江南三大楼閣”の一つ岳陽楼がある。以前、私が岳陽楼へ行ったときのブログ!
岳陽東駅の周辺は、市内地ではないが、マンションが並んでいる。
また田んぼが広がてきた。
都市と田舎が混ざり合っているような風景だ。
山間部に入ってきたのかな??奥には林や山が見える。
また家が見えてきた。
家が見えてきたとおもったら、また田んぼだ。
17時05分、湖南省の省都・長沙南(Chángshā nán)駅に到着だ。省都の駅だけあり、先ほどの咸陽や赤壁の駅以上の規模だ。
*以前、私が長沙に来たときのブログ。クリックしてくださいな!
長沙南駅を過ぎしばらくすると、湘江(しょうこう/Xiāngjiāng)という大きな川を通過する。
*湘江だが、湖南省の別名”湘”の由来となる川だ。wikipediaさんの説明はこちらから。
17時27分、韶山南(Sháoshān nán)駅に到着。この辺鄙な場所の駅だが、この駅の近所に毛沢東の故郷がある。
*毛沢東は湖南省は韶山の出身だ。毛沢東に関するwikipediaさんの説明はこちらから。
韶山南駅をすぎると、森林や田んぼが広がっている。
また田んぼの風景が広がってきた。
17時48分、途中の停車駅の婁底南(Lóudǐ nán)駅に到着。これと言って何もない場所にある…。
ふと気が付いたが、一面の平野から山が多くなってきたような感じがする。
高鉄の線路の真下に在来線の線路が見える。「線路は続くよ~どこまでも~」という歌詞が浮かんでくる。
たしかこの川は沅江(げんこう/Yuánjiāng)と言われる洞庭湖へと流れ込む川の一つだ。
*一応、備忘録的な意味で沅江に関する説明をと。wikipediaさんの説明はこちらから。
こっつい岩肌が見えるぞ。
住宅がぽつりぽつりと点在している。
また田んぼが見えてきた。
山間部を進んでいるようだ。
山間部を抜け懐化市(Huàihuá shì)へ入ったようだ。
*懐化市に関する説明はこちらから。wikipediaさんの説明。
18時47分、懐化南(Huàihuá nán)駅に停車。下車する人がたくさん。この写真の女の子は地元へ帰省する子かな??
時刻はすでに夜の7時過ぎ。遠くに西日が見える。
車窓から川が見えた。
19時23分、鳳凰古城(Fēnghuáng gǔchéng)駅に到着だ。この駅は2021年に新設された駅となる。
外は暗くなりつつある。
19時38分、吉首東(Jíshǒu dōng)駅に到着だ。構内にはライトがついている。
19時56分、途中の停車駅の古丈西(Gǔzhàng xī)駅到着だ。降りる人はわずかしかいない。
20時07分、定刻より気持ち早く芙蓉鎮(Fúróng zhèn)駅に到着した。辺りはもう真っ暗だ。
プラットホームからエスカレーターを降りて改札口へ向かいます。
コロナ禍の中国で厄介なやつです。このQRコードスマホでスキャンしないとなりません。
スキャンした結果がこの上のコード。コロナ禍の中国では各地に「健康コード」や「場所コード」や「行動履歴」が乱立していた。特に外国人は中国身分証番号が無く、健康コードアプリに登録できないなどと苦労があった。
事前に宿泊先に聞いてた情報では、コロナ禍でも芙蓉鎮のチェックは厳しくないとのかとだった。無事に改札口を通過!
芙蓉鎮駅の駅舎だ。宿泊先の方が迎えに来てくれるので暫く待ちです。
つづく。