#35 カロー・ラ氷河/卡惹拉氷川(チベット旅行記) | 【中国旅行家】momonga-travelのブログ

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旅するモモンガさんの「旅行日記」と「気まぐれ日記」

中国に8年間住んでいたのサラリーマンのモモンガさん。
当時、休日はバックパッカーとなり中国各地への気晴らし旅行。

自称「モモンガ・トラベル China Branch」を経営ということで…

#35 カロー・ラ氷河/卡惹拉氷川(チベット自治区・山南市と日喀則市との境)

中国語 卡若拉冰川(Kǎruòlā bīngchuān)

訪問日 2022年2月3日(木)

 

 

『地球の歩き方』にはナンカルツェ(浪卡子/Làngkǎzǐ)地区のページ記載がある。だが実際の場所は、山南市浪卡子(ナンカルツェ)県日喀則(シガツェ)市江孜(ギャンツェ)県境に位置する。

 

 

カロー・ラ氷河は、チベットの四大高峰・四大神山のひとつ「乃欽康桑峰(Nǎiqīnkāngsāng fēng)/地球の歩き方では"ノジンカンツァン"と表記」の南斜面にある。なお、乃欽康桑峰の山頂の標高は7191mである。

 

チベット四大高峰だが、この乃欽康桑峰のほかは以下の通り。

色季拉山/Sèjìlāshān/山頂4728m -チベット自治区・林芝市

庫拉崗日/Kānglāgāngrì/山頂7538m -チベット自治区・山南市

岡仁波斉/Gāngrénbōqí/山頂6714m -チベット自治区・アリ地区

 

 

では行ってみましょう!

 

 

湖畔にヤクがいた場所(緑丸)からカロー・ラ氷河(青丸)まで約70キロ弱の道のりだ。

 

ヤムドゥク湖 ヤムドク湖 羊卓雍錯

14時10分、車に乗りました。進行方向の左手にはヤムドゥク湖がみえます。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

ヤムドゥク湖がみえなくなりました。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

だだっ広い大地が見えてきました。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

地平線がみえるのではないか?と思えるぐらい大きな土地です。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

どんどんと山を登っていきます。空の青の色が違ってきます。

 

*アップルのiphoneやipadを使い高地で写真を撮ると、空の青は強調され過ぎて深みのある青色の写真になります。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

進行方向の左手、山に白いものが見えます。氷河のようです。また青空から一面厚い雲に覆われている。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

さらに近くなりました。氷河が見えます!

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

氷河です!でもガイドさんが「あれはカロー・ラ氷河でなく別の氷河」と教えてくれました。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

暫く進むと岩山しか見えません。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

15時17分、カローラ氷河に到着です。私は車より降ります。ですがガイドさんとドライバーさんは車から降りないようです。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

これがカロー・ラ氷河です。左手の石には「乃欽康桑峰 チベット四大神山の一つ」を書かれています。

 

ちなみにこちらは動画。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

「乃欽康桑峰 チベット四大神山の一つ」とあった石の場所の更に右手側。この写真の石には赤字で「ここの海抜は5020m」と書かれている。

 

 

富士山にすら登ったことない私。

そんな私が富士山を通り越して5020mのところまで来てしまった。

 

恐らく人生で(足を付いて行けるところで)ここより標高が高いところへ行くことはないだろうなぁー。もし、エベレスト(8848m)で言えば、約3/5の高さまできたということかぁー。

 

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット 動物

あっ、わかります?とっても寒く、そしてとっても標高が高いところにも関わらず小鳥ちゃんがいます。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

ちょっと場所を変えました。目の前に視界を遮るモノがないです。写真では小さく見えるが、実際にはとっても大きい。

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

道を挟んで隣のサービスステーションへと来ました。

 

少し歩くだけでも息が切れます。

そして酸欠で頭がぼぉーーーっとしてくるのが分かります。

 

iPadで写真を撮ろうと腕を上げるだけで息が苦しいのがわかります。

 

 

カローラ氷河 ナンカルツェ シガツェ チベット

目の前の斜面に「世界の青稞の郷 ようこそ日喀則へ」とある。なお、青稞(qīngkē)とはハダカムギのことで、チベット族の主食のツァンパやお酒の原料となる。

 

 

そう、この峠の向こう側はシガツェ(日喀則)だ。

 

峠を下り、パンコル・チューデ(白居寺)へ向かいます。

 

つづく。