#35 カロー・ラ氷河/卡惹拉氷川(チベット自治区・山南市と日喀則市との境)
中国語 卡若拉冰川(Kǎruòlā bīngchuān)
訪問日 2022年2月3日(木)
『地球の歩き方』にはナンカルツェ(浪卡子/Làngkǎzǐ)地区のページ記載がある。だが実際の場所は、山南市浪卡子(ナンカルツェ)県と日喀則(シガツェ)市江孜(ギャンツェ)県の境に位置する。
カロー・ラ氷河は、チベットの四大高峰・四大神山のひとつ「乃欽康桑峰(Nǎiqīnkāngsāng fēng)/地球の歩き方では"ノジンカンツァン"と表記」の南斜面にある。なお、乃欽康桑峰の山頂の標高は7191mである。
チベット四大高峰だが、この乃欽康桑峰のほかは以下の通り。
・色季拉山/Sèjìlāshān/山頂4728m -チベット自治区・林芝市
・庫拉崗日/Kānglāgāngrì/山頂7538m -チベット自治区・山南市
・岡仁波斉/Gāngrénbōqí/山頂6714m -チベット自治区・アリ地区
では行ってみましょう!
湖畔にヤクがいた場所(緑丸)からカロー・ラ氷河(青丸)まで約70キロ弱の道のりだ。
14時10分、車に乗りました。進行方向の左手にはヤムドゥク湖がみえます。
ヤムドゥク湖がみえなくなりました。
だだっ広い大地が見えてきました。
地平線がみえるのではないか?と思えるぐらい大きな土地です。
どんどんと山を登っていきます。空の青の色が違ってきます。
*アップルのiphoneやipadを使い高地で写真を撮ると、空の青は強調され過ぎて深みのある青色の写真になります。
進行方向の左手、山に白いものが見えます。氷河のようです。また青空から一面厚い雲に覆われている。
さらに近くなりました。氷河が見えます!
氷河です!でもガイドさんが「あれはカロー・ラ氷河でなく別の氷河」と教えてくれました。
暫く進むと岩山しか見えません。
15時17分、カローラ氷河に到着です。私は車より降ります。ですがガイドさんとドライバーさんは車から降りないようです。
これがカロー・ラ氷河です。左手の石には「乃欽康桑峰 チベット四大神山の一つ」を書かれています。
ちなみにこちらは動画。
「乃欽康桑峰 チベット四大神山の一つ」とあった石の場所の更に右手側。この写真の石には赤字で「ここの海抜は5020m」と書かれている。
富士山にすら登ったことない私。
そんな私が富士山を通り越して5020mのところまで来てしまった。
恐らく人生で(足を付いて行けるところで)ここより標高が高いところへ行くことはないだろうなぁー。もし、エベレスト(8848m)で言えば、約3/5の高さまできたということかぁー。
あっ、わかります?とっても寒く、そしてとっても標高が高いところにも関わらず小鳥ちゃんがいます。
ちょっと場所を変えました。目の前に視界を遮るモノがないです。写真では小さく見えるが、実際にはとっても大きい。
道を挟んで隣のサービスステーションへと来ました。
少し歩くだけでも息が切れます。
そして酸欠で頭がぼぉーーーっとしてくるのが分かります。
iPadで写真を撮ろうと腕を上げるだけで息が苦しいのがわかります。