#32 サムイェ・ゴンパ/桑耶寺(チベット旅行記) | 【中国旅行家】momonga-travelのブログ

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旅するモモンガさんの「旅行日記」と「気まぐれ日記」

中国に8年間住んでいたのサラリーマンのモモンガさん。
当時、休日はバックパッカーとなり中国各地への気晴らし旅行。

自称「モモンガ・トラベル China Branch」を経営ということで…

#32 サムイェ・ゴンパ(チベット自治区・山南市・扎囊県)

中国語 桑耶寺(Sāngyèsì)

拝観日 2022年2月3日(木)

 

 

サムイェ・ゴンパは言い伝えによると、吐蕃王朝の王であったティソン・デツェン(在位:755~797または798年)によって、762年にお寺の建設が始まり775年に完成したという。

 

お寺が完成すると、ティソン・デツェン王は唐王朝やインドやホータン王国から僧を招きお寺に住まわせ、お経の翻訳、仏法で国を治めようとした(いわば鎮護国家の思想か?)。このことから、“仏教”と“仏法”と“それを講じる僧”が揃った地位の高いお寺として崇められた

 

またティソン・デツェン王は、チベットに密教ををもたらしたパトマサンバヴァ(中国語名:蓮花生/Liánhuāshēng)をインドからこのお寺へと招き入れたことでも有名だ。

 

尚、パトマサンバヴァがいつチベットへはいったのか?インド側の記録とチベット側の記録が不一致であり、正確な時間はわからない。中国版Wikipediaの百度百科によれば「学会の説から、チベット入りはどんなに早くとも766年であろう」という。

 

 

では行ってみましょう!

 

 

沢当飯店(緑丸)を出発して沢貢公路(赤線)を通ってサムイェ・ゴンパ(青丸)へと行く、という経路だ。青線は拉薩からツェタンまでの経路だ。

 

ザンパ ツァンパ

2月3日、沢当飯店での朝食。写真はチベット人の主食の「ツァンパ」だ。

 

ガイドさんが「ツァンパ」の作り方と食べ方を教えてくれた。はじめて食べたツァンパは「味がイマイチで、飲み込みにくい、不味い」と感じた。でも、癖になる味で、その後のホテルの朝食はツァンパを食べるようになった。今となっては恋しい。

 

沢当飯店

朝9時。ホテルを出発だ。2月の朝9時とは言えどもまだ薄暗い。

 

猴子洞

ガイドさんが教えてくれた。一見普通の山に見えるが、これがチベット人創世神話の舞台となる山だ。ここに猴子洞(こうしどう/Hóuzidòng)というチベット人発祥の洞窟がある

 

ツェタン 風景

車はサムイェ・ゴンパへと向かいます。まだ朝が開けていません。

 

ツェタン 風景

空が明るくなってきました。

 

ツェタン 風景 タルチョ

ガイドさんが車を止めさせ、峠で一旦休憩。東の空から太陽が上がってくる。

 

うまくGPSが拾えないもののこの峠の標高は3775mだ。富士山の山頂とほぼ同じ。

 

ツェタン 風景

峠を下っていきます。遠くに見えるのは朝霧でしょうか?

 

ツェタン 風景

仏塔がみえました。そして街へと入っていきます。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

サムイェ・ゴンパに到着だ。これはサムイェ・ゴンパの「山門」。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

サムイェ・ゴンパの拝観チケット。表面の絵柄は角度によって絵が変わる仕掛けとなっている。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

チケットの裏面だ。拝観料は40元。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

境内へと入った。正面に見えるのは、朝日に照らされた本堂。

 

本堂は、チベット・漢族・インドなどの様式を取り入れた建物の造りとなっているという。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

参拝者がお香を焚いています。

 

サムイェ・ゴンパの本堂はやはり写真は撮ることできません。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

サムイェ・ゴンパの本殿のなかだが、廊下部分は写真を撮っても良い。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

格子状の窓から赤色の仏塔が見えます。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

 こちらの格子状の窓よりは黒色の仏塔が見えます。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

軒下みたいなところだが、一部に壁画が描かれている。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

太陽がオレンジの布に当たり、廊下を赤く照らしている。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

本堂から出てきました。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

緑色の仏塔に登れるそうです。行ってみます。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

緑色の仏教に収められているパトマサンバヴァの像。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

緑色の仏塔から本殿を眺める。このサムイェ・ゴンパは立体曼荼羅の世界を創り出しているという。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

緑色の仏塔の北側にあるのは、宿坊だろうか?

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

香炉台の奥に聳え立つ建物はタンカ台だ。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

拝観を終えて境内の外へでます。境内を囲む塀。この塀も曼荼羅の世界を創り出している。

 

サムイェゴンパ 桑耶寺

山門の外へとでききました。参道となっています。

 

 

つづいてはゴンカル・チューデ(貢嘎曲徳寺)へと向かいます。

 

つづく。