ノマド、別カット
ヒッグス粒子の存在が云々されていて、人間が五感で感じている時空間を根底から覆すヴィジョンであることが科学に通じている人ほど直感するのか、否定的な見解を示す人が少なくない。
ノストラダムスのせいで小学生の内から「死」「滅亡」、何より「死んだらどうなるか」的な実存への恐怖、「宇宙の果てはどうなっているか」との二大絶望・不安と向かい合い、すっかり免疫が出来上がっている私にとっては、美術を中心にセルフ宗教を捏造してきた人生ともいえるので平気。
「時間が過去から未来へと流れていく」という絶対の真実と思われていることが、実はかなりあやふやで、少なくとも一次元上だと並列でアクセスできる。
空間も同様で、言ってみれば数学と量子力学以外の学問ではいまだにニュートン力学の範疇なのかもしれない。
これもまた幼少期からSFに慣れ親しんできた私には、上のヴィジョンそのものもお馴染みのもので、自分の生きているうちにシンギュラリティックなイベントに立ち会えるとすれば、ときめくものを禁じ得ない。
このネタはあと2-3回かかるかも。いったん擱筆。