🍉星人の好物は、スイカ。
でもな。
買うのは私。
重たいスイカを運ぶのも私。
包丁を入れて割るのも私。
食べやすい大きさに切るのも私。
冷蔵庫の場所を空けて、冷やしておくのも私。
食べ終わったあとの皮を
シンクから拾い集めるのも私。
袋にまとめるのも私。
ゴミの日を覚えておいて、外まで出すのも私。
星人は、冷えたスイカを食べる係🍉
……いや、係ですらないな。
ただ、食べる人や。
スイカは勝手に冷蔵庫まで歩いていかへん。
包丁を握って、自分で食べやすい大きさにもならへん。
皮も、自分でゴミ袋へは入らへん。
家事って、ひとつひとつは小さく見える。
けれど、その小さな作業を
誰かがずっと拾い続けているから、
暮らしは何事もなかったように回っている。
その「何事もなかったように」が、
いちばん厄介なのかもしれない。
してもらった側には、何も起きていない。
けれど、した側の時間と体力は、確実に減っている。
子どもの頃に言われた。
「どうせするんやったら、黙ってしなはれ」
あの言葉は、今でも時々刺さる。
しんどいと言うな。
腹が立っても黙っていろ。
結局するなら、文句を言う資格はない。
そんなふうに、
自分の疲れも気持ちも飲み込む癖を
知らないうちに植えつけられた気がする。
でもな。
することと、しんどいと言うことは別や。
結局やったとしても、
腹が立ったと言っていい。
誰にも見えない仕事をしたなら、
疲れたと言っていい。
感謝されたいと思ってもいい。
たまには誰かに代わってほしいと思ってもいい。
私は家電ちゃう。
全自動でもない。
頼まれなくても動いて、
空気を読んで先回りして、
何も言わずに全部片づけるために
ここにおるんちゃう。
見えへん家事ほど、ちゃんと労力やねん。
今日も暮らしを回した人へ。
黙ってせんでええ。
しんどかったら、しんどいと言ってええ。
ほんまに今日も、ようやっとる。🍉🖤
