皆さんこんばんは!
昨晩、これまでの祭りの名残で、自主上映会じゃないですけども、刀ステ同時上映と名打った会が開催されました。
円盤持っている人は20時に再生。
そうでなくてもただいま期間限定で半額(8日まで!)のDMM動画でポチって20時に再生ということで、皆で刀ステの最新作である維伝を観ようぜ!というイベントでしたラブ

いやー、実はですね。
私は、違うものを観ようと思ってたんですよ…19時までに家に戻れたらね…。
で、職場を出たら19時すぎてたんです笑い泣き

そりゃそうですよ。19時に余裕を持って家につけた記憶なんて、この3ヶ月以外ないですよ!
今日から通常の勤務体系に戻った私、当然お家に着くのは20時ちょい前ショボーン

なので、帰宅途中のコンビニで酒を買い込み(月曜なのに)、塩分過多のポテトチップスを買い込み(月曜なのに)、円盤持ってるにも関わらず折角だからと配信版を買い込み(8日まで半額だから)、20時ちょうどに再生しました!!


というわけで、今日は徒然スマホに向いてその時感じたよしなしごとをそこはかとなく書き作ろうと思います。


この作品ねぇ…あのですねぇ…
正直、もう語り尽くした感はあるんですけどね?
特に、染谷鶴丸(通称染鶴)と健人鶴丸の違いについて考察した記事は本当にたくさんの方々に読んでいただいてえーん
その節はありがとうございました。


でも、本当に何度見ても泣けて仕方がない。
刀ステ第二章の幕開けにふさわしい名作です。



舞台「刀剣乱舞」維伝 朧の志士たち


本番も含めてもう何度目になるだろうか…。
ある意味自分も円環をグルグルしているのかもしれませんが…
以前の記事はダウン
シンプルに感想を書き殴った方がこちら
刀ステに最大級の衝撃をもたらした鶴丸役のキャス変について考察した記事がこちらです。


今回はもう、私は人間たちをガン見。
この作品は、これまでの刀ステ作品(慈伝を除く)のどれよりも、人間たちのドラマが濃い。
もちろん、実際には人間「のようなもの」たちなわけですが…
特に今回はシンプルに岡田以蔵に泣かされました。一色さん本当にすごい。
今回配信版で観た訳ですけれど、いろいろ発見があって、円盤では引きのところで配信版では表情を抜いていたり、その逆があったりして、また新たな発見がありました。
で、結論。
一色さんはすごい。

岡田以蔵と肥前忠広の邂逅シーンや、バーサク状態の戦闘シーンに目を奪われがちですが、今回改めて感じたのは、その表情の細やかさ。
龍馬や武市先生以外の仲間の前では、以蔵はいつもなんとなくビクついていて、相手の顔色を窺うような表情をしています。
もう、終盤に肥前と心を通わせるまで、ずっとそう。
もともとこういう顔立ちの人なんじゃないかと思うくらい、哀れげな顔なんですよねぐすん
もうその表情だけで、以蔵が「仲間」内でも全然大切に扱われていなかったことが分かる。
虐められて、馬鹿にされて、でも仲間に入りたくて、自分も何かしたくて後を追っかけていくけど、お前なんかいらないって言われる。
行き着いた先が、みんなが嫌がる汚れ仕事。
岡田以蔵の人生って、一体なんだったんだろう。
本当は人斬りなんかしたくないと言った後の、凄まじいほど悲しい顔。
何度観ても本当に泣けます。
そしてその悲しみを、誰よりも分かってくれるのが人斬りの道具である「刀」だというのが、もうあまりにも切ないではありませんか…えーんえーんえーん


さて、ところで、です。
序盤で小烏丸が肥前忠広のことを「岡田以蔵の刀であったもの」っていうシーンがあったのを、覚えておいででしょうか?
いや、多分、覚えてるよ〜!!という方は相当な小烏丸(玉城裕規さん)フリークなんじゃないかと思うんですけど…そして正直、私は昨晩再見するまで全然気に留めていなかったんですが…
ここのプロミネンスが…なんかちょっと…引っかかって…。

プロミネンスとは、文中の特定の部分を強調することで、いわゆる「立てる」という技術です。
で、普通このセリフ言う時には、どこを立てるか?
多分ほとんどの人は「岡田以蔵の」というところを立てると思うんです。
文字で表現するのは難しいのですが、ちょっとやってみるならば…

岡田以蔵の刀であったもの

って感じですかね?
ところがこのセリフ、小烏丸はプロミネンスを「刀」においています、
つまり、

岡田以蔵のであったもの

という感じです。
今までなんの違和感もなく聞いていましたが、これ、明らかに意図的ですよね?
だってこのストーリー、考えてみたらポイントは多分そこにあって、刀ではない「何か」だけれど、刀剣男士たちのように元の持ち主の記憶や物語を強く受け継いだ、顕現された何かですものね。
まぁ、正確にいうと明らかに依代を持って、人の身として顕現しているのは龍馬だけなのかな。
以蔵をはじめ、他の「人々」は、龍馬の物語に付随して、依代がないのに人の身を得たから「朧」なのだろう…と、私は考えているのですが、真実やいかに。

まぁ、とにかく。

人の想いを宿して顕現するのは、刀に限ったことではない…それがこの物語では明らかになっています。
それを、小烏丸は勘づいているのか、そうではない彼独特の感性のなせる技なのか、あのセリフを「刀」を立てて言ったのではないか…。
そんなことを昨日からずっと考えているのであります。

でも、元の主人の願いを叶えられなくても、その命を守れなくても、歴史を守る。
それができるのは刀だけだ…。
南海太郎朝尊が言った「歴史を守るのは刀の本能」というのは、そういうことなのではないか。
という気がしてならないのです。
だからこそ最後の、陸奥守吉行のセリフなのかな…と。



いやー、思ったより数倍真面目なことを書いてしまった…次に見るときこそは、龍馬とむっさんのことだけにフォーカスして観よう…。
泣きどころが多すぎて語り切れないけれど、やっぱり最後の龍馬V.S.陸奥守吉行は、殺陣としての技術に目を奪われがちですけれど、物語としても本当に上質だと思うんですよね…。
本気で戦って、その上で龍馬を斬りたいと言っ陸奥守吉行に、龍馬が向けた言葉。

「おんしゃあ、気持ちのええ男じゃのう!」

それはあんたのことだ、龍馬。
あんたのその真っ直ぐで潔い人柄が、その心が、陸奥守吉行に宿ったんだよ。
その証拠に、「よっしゃぁあああ!!!」と立ち上がった陸奥守吉行の、その笑顔のなんと朗らかに輝いていることか。

太陽の笑顔。

その笑顔で、一番大切な人の面影を断ち切った陸奥守吉行。
刀として、歴史を守るために。



えーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーん






もー、本当に泣ける!!!
泣けて泣けてしょうがなくて、私本当に、一人で部屋でおいおい声出して泣いてるんですよ…。
壁の厚い部屋で本当に良かったです。笑





さ!
しかし泣いてばかりもいられない。
待ちに待っていた刀ステの新作…昨日重大発表がありましたね!?











従来通りの公演はできない…それは当たり前ですよね…あれだけの運動量&技術が必要な殺陣を、このご時世に出すのは無理だと思います。
危険すぎる。
とにかく、やる人が怪我をしたらダメなんだもの。
どんなに優れた舞台でも、一番大切なことは全員が無事に、事故なく大千秋楽のカーテンコールを迎えること。
そのために、少しでもリスクがあるならやらないというのが、正しい判断だと思います。
感情的には色々な意見や感想はあるだろうけれど、従来の形では中止とした判断を、私は心から尊敬します。
それは全て、このシリーズを未来に繋げていくための手段だと思うし、この新作を従来の形でいつか舞台に乗せるために、今我々が出来ることは、とにかく感染対策を徹底すること。
今日も東京では感染者数が相当数にのぼり、すでに東京アラートの発動も検討されているとの話も…チーン

今まで通りの生活に戻るには、道のりはまだ遥か遠く、より多くの、より忍耐強い対策が必要なのだと思います。


この公演できるのかな…?延期かな?中止かな?
そんなふうに怯える日々を乗り越えて、また「今回はチケット取れるのかな…!?」と震えながら発表日を待つ日常を取り戻したいと思います。
そのまでに、今はもう少し辛抱強く。


いや、チケット取れないと嫌だけど。笑




では、改めて。
連日の祭、お疲れ様でした!

今回の一挙配信で、初めて刀ステを観たよー!!という皆様…。






深い、深いぁ〜沼へ、
ようこそ〜!!!!!ニヒヒ